tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

山陰本線:萩駅 (はぎ)

(東萩) - 萩 - (玉江)                        (訪問日: 2022/05/21)

山陰本線は東萩を過ぎると、阿武川河口の三角州にある萩の街を南側に迂回して、山口へ延びる萩街道と交差するところに萩駅があります。萩市街から南下する県道脇には昔の街道風の建屋が続きますが、道路幅が今風なので最近の風景なのかも。

萩駅は大正末の木造駅舎がきれいに整備されたた駅ですが、正面に見える本屋は記念館になっていて。今の駅舎はその左についている小屋です。

下のは今は記念館になっている旧萩駅舎で、着いたのが朝早かったので入れず。今の萩駅はその次の写真に写っている端っこの一間です。

駅舎での乗車券販売は無い無人駅、自動券売機、改札機もなし。観光駅という位置づけにしては、東萩駅とは反対に飲料自販機があったりポスターも多く、自転車で通ってくる高校生とか居て、普通のローカル線のように生活感があり。

駐輪場は駅舎正面から見て左手に屋根付きで20台程度とその周辺の露天に20台程度のスペース。駐車場はこの駐輪場の更に左手に12台分。(下の写真はホームから写したので、駐車場はこの右奥です) トイレは確か駐輪場の横にあったように思います。駅に売店、食堂はありませんが、駅前にいくつか店舗があります。

ホームは単式2面2線、駅舎側が東萩・益田方面で、対向ホームが長門市・下関方面で跨線橋で連絡されています。ホーム長は両方とも156歩で48歩ぶんの千鳥配置。

下は駅舎側ホームから見た下関駅方面、その次が益田方面。

萩駅はかつての駅の様子が保存されていて、職員用の出入口とか集札口とかが木製のまま残っています。(あるいは無人化した際に復元したのか。昭和の頃の写真を見るとかなり使い込んだ駅舎だったように見えるので、復元と言う方が近いのかもしれない。)

対向ホームには瓦葺の待合室が一棟。その横には勝手道と言うか、駅南側から入る踏み跡があるのは、無人駅になったからですかね。こういうところはローカル線らしく緩い感じ。

下は跨線橋から見た下関方面で、次が益田方面と入線してきた上り列車。

 

 

おまけ:ホームの基台の石積みは東萩駅と同じく斜め積み(正式名は知らない)。今まであまり気にしなかったけど、路線によって特徴があるのかどうか。

旧駅舎前にあった「自働電話」。ネットで見た昭和末頃写真には写ってないので、旧駅舎を記念館にしたときに持って来たんでしょうね。(普通に考えれば、仮に戦前にこれがあったとしても、昭和平成でNTT公衆電話に交換されているでしょうし)