tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

このBLOGについて

バイクでローカル線をめぐるという、少し変なブログ。鉄分がほぼゼロなので、鉄道趣味的なものは期待しないでください。やってみると駅探訪になってしまいそうですが、あくまでローカル「道」を走るという事が主眼ですから。

訪問後に記事を順次アップするので、記事日付と訪問日はバラバラですし、データベースとして使用しているので後から情報を追記・修正することもあります。訪問した駅名リストは、カテゴリ「駅名リスト」から参照できます

駅名リストのリスト - tkmov(バイクとローカル線と)

 

小浜線:西敦賀駅 (にしつるが)

(敦賀) - 西敦賀 - (粟野)             (訪問日: 2023/10/23)

甲信ツーリングの帰り、敦賀の次に隣の西敦賀駅にも寄ってたので写真をアップ。

敦賀駅からR8で南下、市街地を抜けて山際に突き当たった所に西敦賀駅があります。駅へは下の写真の先の斜面を少し上がったところになります。

下の写真は駅への入口にある駐輪場(屋根付)で約25台分、駐車場は見当たりません。周囲は住宅、農地で店舗とかは無し。駅へは駐輪場脇の坂を上った所、踏切手前がホームです。

西敦賀駅は単式ホーム1面の無人駅で、踏切脇から直接ホームに入ります。ホームは敦賀駅から見て右側にあり169歩、待合所が1棟。券売機、自動改札機はありません。

北陸だからか、この待合所も屋根梯子付きです。建物財産票は確認できず。

下の写真はホーム端から見た敦賀方面。ホームは中央部がかさ上げされていて、実際使っているのはこの120歩分だけの様子。次の写真は舞鶴方面。



小浜線 駅名

小浜線の駅名リスト

(北陸本線:敦賀)
 - (西敦賀) - 粟野 - 東美浜 - 美浜 - 気山
 - 三方 - 藤井 - 十村 - 大鳥羽 - 若狭有田
 - 上中 - 新平野 - 東小浜 - 小浜 - 勢浜
 - 加斗 - 若狭本郷若狭和田若狭高浜 - 三松
 - 青郷 - 松尾寺 - 
(舞鶴線:東舞鶴)

 

小浜線のその他の記事

 

 

駅名標

 - - 粟野 - 東美浜 - 美浜 - 気山
 - 三方 - 藤井 - 十村 - 大鳥羽 - 若狭有田
 - 上中 - 新平野 - 東小浜 - 小浜 - 勢浜
 - 加斗 - 若狭本郷若狭和田若狭高浜 - 三松
 - 青郷 - 松尾寺

北陸本線:敦賀駅 (つるが)

(新疋田)(西敦賀) - 敦賀 - (南今庄)            (訪問日: 2023/10/23)

甲信ツーリングの帰りに北陸を通ったので、ちょうど夜明けを迎えた敦賀駅に寄ってきました。商店街アーケードの奥に、真新しい駅舎の敦賀駅があります。もうすぐ新幹線の開通です。

駅に向かって右手、ロータリーの傍らに無料の駐車場が12台分あり、訪れた時は早朝で余裕あったけど、送迎用なので昼間はあまり長居は出来ないと思います。駐輪場は見回った限りは見当たらず。

下の写真は改札口で、待合室はこの右手にあります。コンビニもあり。自動券売機2台とみどりの自販機を設置、訪問した時は6時台で窓口はまだ開いてませんでしたが、ちょっと開場が遅くないか?

ホームは島式が3面6線(ホーム数は4番線が切欠き部にあるので、7番線まで)、跨線橋と地下通路で連絡しています。ホーム長は別図にて。

まずは小浜線の入る1,2番線です。

下は2番線から見た米原方面ですが、この先はホームの約半分が柵で封鎖されてます。

下は2番線から福井方面を見返したところ。ホーム全体が大きく湾曲しています。

次は北陸線が入っている3~5番線。北陸線の案内ももう少しの間ですね(米原方面はまだ暫くは残るけど)。福井駅では駅前に恐竜がのさばってましてが、ここでは白衣を着てベンチで化石の解説をしゃべってます。自分のされこうべを手にかざしている格好は宗純禅師の様。

下は5番線から見た米原方面、次は福井方面。

このホームの米原側は切欠かれていて、4番線になっています。

下は4番線の先端にある信号標示。マニアの人はこういうのも意味が分かるんだろうな。

最後が6,7番線。次の写真は福井側の端からホーム全体を見返したところ。このホームの更に外側に新幹線ホームが建設中。

跨線橋で6,7番線の外側に新幹線ホームへの連絡橋が整備中です。

 






大糸線:一日市場駅 (ひといちば)

(梓橋) - 一日市場 - (中萱)              (訪問日: 2023/10/22)

国道158を新島々駅まで行った後、上越に移動するため国道147に向かって梓川左岸を北上し、途中にある一日市場駅に寄ってきました。

写真は途中にあった古風な長野銀行三郷支店の三差路と、駅入口の小路。

一日市場駅は築5年と新しい木造平屋の有人駅。駅左手には駐車場枠が7台分、右手にはタクシーが常駐。さらにその奥に駐輪場(露天)があり、結構な台数停まってますがまだ余裕があります。駅周辺に売店、食堂は見当たりません。

待合室には出札窓口があるためか、自動券売機は無し。自動改札機もありませんが、代わりに乗車駅証明書発行機を設置してます。今回は窓口で入場券を買えましたが、窓口業務は午後のみ。窓口が休みだけなら良いのですが、有明駅のように駅員不在になって空調も停まると冬場はつらいと思いますがどうなのでしょうか。

 

ホームは島式1面1線で駅舎改札口正面の構内踏切(遮断機付き)で渡ります。ホーム上にはベンチと上屋があり、駅舎側が1番線で駅舎との間にもう一本、引込線があります。

下の写真は1番線から見た松本方面、次が大町方面です。その次は大町方面をホーム端から見たところ。線路は1番線側が直線です。

ホームにある、山岳名の説明板。そういえばザックを担いだ女性二人連れが列車を待ってましたが、どこに登って来てたのだろう。

 

 





上高地線:沿線-駅のアンテナ

上高地線の各駅についているアンテナについて。

渚駅に行ったときに待合所の屋根になにやらアンテナが付いているのに気付いて、地デジの平面アンテナかなと思っていたのですが、室内にTVは無いし平面アンテナの形ではないし、何かなあと思ってました。今まで行った駅ではこういうアンテナは見た事が無いですし。

他の駅だと大庭駅とかも同じアンテナが付いている。

改めて写真を見ていると、信濃荒井駅波田駅以外には同じアンテナが映っていて、たぶん全駅にあるように思えます。レールに対する角度を見て地図に落としてみると、大半は南松本駅から松本駐屯地あたりを向いているようですが、渕東駅新島々駅は東北東のアルプス公園方向を向いてます。

アンテナはビル間通信に使うギガヘルツ帯アンテナの様に見えますが、何かのテレメータでデータ監視しているのですかね。南松本駅あたりに何か集計設備があって、距離が遠い渕東、新島々はアルプス公園付近(鳥居山には放送中継局があります)から中継しているのかなと想像してしまいます。

結局、何のアンテナかは分からないですけどね。

上高地線:沿線-カフェ・プレイエル

(淵東) - (新島々)                      (訪問日: 2023/20/22)

新島々駅を見た後ちょうどお昼になったので、駅の西隣にある喫茶レストラン(カフェ・プレイエル)で昼食、薬膳カレーをいただく。店内の奥には安曇村出身の版画家 加藤大道美術館になっていて、アンティークピアノとかも展示されています。店長の方から新島々駅の名前の由来(もとは赤松駅という名だったが、この先の終点:島々駅が廃止された後に駅名を引き継いだ)とか、旧島々駅舎が最近まで近くに移築されていたとか、松代本営の工事と戦後の進駐軍の話とか、加藤大道と長崎の永井隆との交流とか、いろいろお話を聞くことが出来ました。ちょっと個人的に面白かったのは、この近くに八景山(やけやま)という地名があって、この読み方が広島の方にある小字名と同じという事(広島の方は元の地名を読み替えた雅名という使い方だけど)。こちらの方も、縁起の良い漢字を当てた雅名だろうというのが店主の方の弁でした。

地名といえば長野には海にちなんだ地名が多い、例えば小海線海瀬海尻、近くで言えば下島、島内、渚とかと話を向けると、呼びなれていて思った事は無かったという事。地元で慣れ親しんだ地名はそういうものなのでしょう。



上高地線:新島々駅 (しんしましま)

(渕東) - 新島々               (訪問日: 2023/10/22)

渕東駅から国道158にもどって新島々駅に向います。下の写真は国道へ出てくる交差点、このあたりは軒の深い大きなお屋敷が多いようです。

下の写真は国道を西進して新島々駅に着いたところ。ここまで梓川扇状地を遡ってきましたが、左右に山が迫って来て、いよいよ扇状地の要に到着したというのが分かります。

新島々駅はバスターミナルが併設された有人駅。駅舎はこの近くのお屋敷を模したような大屋根です。駅舎前の広場はバス乗場・展開場になっているので駐車場ではないようですが、一方でアルピコ交通のWebサイトにはパーク&ライドが出来るように書いてあるので何処かに駐車場はあるようです(国道の反対側かなあ)。駐輪場は駅前広場のホームに沿った端っこ(上の写真で列車が止まっているところ)にあり、屋根付きで10台分です。 

駅舎の鉄道駅の部分は左側1/3ぐらいで残りはバスターミナルと待合所、トイレも待合所の奥にあります。改札口横に自動券売機あり、自動改札機は無し。

下は改札口から見たホームで、この日も到着列車から多くの乗客が降りてきて、このまま上高地行きのバスに乗り換えてました。

下は改札内にある(たぶん)乗越精算機。クレジットカードが使えるタイプは珍しいと思ったのですが、自分が知らないだけ?。

ホームは島式1面2線で改札からホームへは構内踏切を通って渡ります。ホーム長は76歩ですが、駅舎反対側は松本側で26歩分が塞がれていて、2両停まるときは下の写真のようにずらしているようです。

下はホームの松本側から駅舎側を見返したところ。その次は松本方面の様子。

下はホームの終点側の様子。この先にあった島々駅が廃止されてここが終点になったせいか、終点まで架線が引いてあって唐突に線路が終わっている印象です。

おまけ:ホームから降りたところにある小さな鉄道神社穂高神社上高地明神池に奥宮があるのでその縁だと思うのですが、こういうのは穂高神社の摂社か分社に数えられているんだろうか。

おまけ2:停車中の列車先頭についている鉄道の日ヘッドマーク波田駅のポスターでは2400円で販売と書いてましたが、これと同じものが買えるんだろうか。

おまけ3:改札内掲示板にあった文化祭ポスター。波田駅にも貼ってあって高校の文化祭かと思ってましたが、よく見ると公民館主催でした。下新駅でも読書会の案内があったり、長野はこういう文化行事が多いのですな。

おまけ4:ここで買ったモンブランドリンク。モンブランを溶かしたような、栗ペーストの舌触りもあるのですが「無果汁」というのはどういう事?。果物でなければ果汁と言わないのか、でも栗も堅果実だったと思うのですが。それとも果「汁」が取れなければ無果汁なのか。

 

 

上高地線:渕東駅 (えんどう)

(波田) - 渕東 - (新島々)              (訪問日: 2023/10/22)

波田駅から渕東駅に向うと梓川扇状地の要に近づいて来て、河岸段丘2段目の国道158は少しづつ標高を上げる一方で、上高地線は同じ標高で進むので、段丘3段目から降りてきた線路を国道が迎える格好になります。

このあたりで特徴的なのは、間口の広い二階建てで一枚切妻屋根の家が多い事。建築用語が分からないので下の写真を見てもらうとして、昔の宿場町ではこういう造りで平入になっているウナギの寝床の様な商家がありますが、ここは妻入りだし独立家屋なのでそういうのとは違います。

そういう大きな民家の並ぶ国道から左折して、生垣の間を通り抜けて渕東駅に向かいます。下は国道から駅に入る交差点(横断歩道標識の所)ですが、知っていないとちょっと分からないと思う。

下が国道側から見た渕東駅で踏切の脇から入ります。NC750Xを止めている所は駅の駐車場ではなく近くの保育園の送迎用なのでご注意を。次の写真は駅から国道側を見返したところで田圃の向こうが例の保育園。さらにその向うに山が迫って見えて、山間に入ってきたのが分かります。

渕東駅は踏切脇にある単式ホーム1面1線の無人駅で踏切脇の階段から入ります。ホーム上には待合所が1棟と屋根付き駐輪場が約10台分あります。ホームへは階段脇にスロープがあるのでバイクでも駐輪場に入れますが、ホームにのっている大型二輪というのは絵柄が悪いので、ちょっと憚られます(かつて久代駅とか馬流駅とか、気まずい場面が多々あったので)。自動券売機、自動改札は設置されず、駐車場、トイレもありません。

駅名標にはイメージキャラの渕東なぎささん。西松本駅と同じ絵柄です。実は白状すると、西松本駅でこのキャラを見てからここに来るまで「渕東」を「えんどう」と読めず、「ふちひがし」と勘違いしてまして。ロードマップには駅名が平仮名でのっているので、ずっと「ふちひがし駅はどこにあるんだろう。次は、えんどう駅なんだが」と間抜けな事を考えていて、この駅に来て初めて「えんどう」=「渕東」と理解した次第。イメージキャラに「ふちひがし」って変な名前を付けるなあ、と思いながらね。

古くは「渕東の渡し」というと北国街道の支道の要所として有名であったようで、この地名は古いのでしょうが、明治中頃の東筑摩郡四賀村の人の日記でも、この地名を聞き取るときに「遠藤島」と当て字で記しているので*1、よそ者の私が渕東を「えんどう」と読めなくてもしようが無いと思うのですよ。
と思ったら、小さくフリガナをふってありました。でもほんとに小さい。新島々駅近くの地元の人は、"えんどう"以外の読み方を考えたこともない、と言ってましたので、ここの人にとっては説明するまでもない、という事なんでしょうね。

閑話休題。下はホームから見た新島々方面、次が松本方面。ホームは松本から見て右側でホーム長は71歩ですが、かさ上げや白線があって実際に使っていそうな部分は55歩分です。

おまけ:長野県、山梨県は田舎の街路でも(失敬)、瀟洒な街路灯がついている所が多いように思います*2。それも特に商店街というところ以外にもあって、渕東駅近くの国道もその一例で、これはスズランの意匠でしょうか。

 

*1:信濃教育1070号(1976)ウェストン師をめぐる人々(横内斎): W・ウェストン(日本アルプスの紹介者)を案内した中沢弥惣右衛門氏の日記

*2:近くで言えば大庭駅聖高原駅。南に下って甲斐常葉駅とか

上高地線:波田駅 (はた)

(下島) - 波田 - (渕東)              (訪問日: 2023/10/22)

下島駅から西へ進むと上高地線河岸段丘を1段上って国道から離れてゆきます。国道158は段丘崖の下を通っていて、波田小学校前交差点を左折し松本市波田支所やJAの前の坂道を登って踏切を渡った所に波田駅があります。(それにしても羽田小学校は鎮守の森かと思う広大な松林が立派です。森口駅の前の三神社は鬱蒼とした社叢でしたが、こちらは日当たりの良さそうな学校にふさわしい林叢に見えます。)

波田駅梓川の2段目の河岸段丘上にある(3段目がすぐ近くにあるので駅前はちょっと狭い)、有人駅です。駅舎左手に駐輪場(屋根付き)が約80台分、駅前に駐車場枠7台+タクシー枠4台分。駅舎に連結して、はたはたランドという商業スペースがありその前にも駐車場、更にその奥にはスーパーデリシアがあります。昔の波田町の中心地ならではの立地です。

駅舎内には前室の様なスペースの奥に待合室があり、自動券売機と出札窓口が併設されています。入場券は窓口でも買えたのかもしれませんが、駅員の人は改札とかで忙しそうだったので今回は券売機で購入しました。

ホームは島式1面2線で改札からは構内踏切(遮断機付き)を通って入ります。改札を入った所にはトイレ(水洗洋式)があり。

ホーム長は52歩+松本側で柵で閉鎖された部分が13歩です。ホーム上は屋根付き待合所がありますが、2014年頃に取材した人のBLOG記事だと木造上屋でしたので、建替えられたのですね。ホームの駅舎側(松本から見て左側)が松本行きの1番線、反対側が新島々行の2番線で、他の駅と違って右側通行になっているという事ですね。

下はホーム端から見た松本方面、次は新島々方面。

 

新村駅のようにここでもグッズ類を販売していますが、半分はイメージキャラの渕東なぎさちゃんのものです。中にはヘッドマーク(2400円)というのもあるけど、電車についているサイズのヘッドマークが返るんだろうか。