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バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

日豊本線:佐志生駅 (さしう)

(幸崎) - 佐志生 - (下ノ江)                (訪問日: 2024/11/23)

関埼灯台から半島の付け根に戻って、山越えをしてきた日豊本線を迎えると、そこが佐志生駅です。駅にゆくには国道217から離れて集落の中を登ってゆき、脇道の突き当りまでゆくことになります。

佐志生駅は駅舎というか待合所が1棟だけある無人駅。駐輪場は駅の手前の道沿いに20台分(昔は屋根付きだったかもしれないけど今は屋根なし)。駐車場はありませんが、送迎用の一時利用なら待合所の前に停めても良さそうです。

待合所には駅施設はなく近在の紹介記事の掲示など。トイレ(水洗)は待合所横に別棟です。

で、自動券売機(現金用)は待合所ではなく跨線橋入口に屋根を付けて設置してあります。タッチ式改札機はなし。屋外に防水カバーを付けた券売機を置くぐらいなら、待合所(建物財産標がついているからたぶんJR施設)の中に設置すればよいのにと思いますが、やっぱり後から設置するのは面倒だったんですかね。

待合所の横には臨時の券売所みたいな小屋もあるし、このあたりの運用方法の方針はよくわからないです。

ホームは島式1面2線で待合所横から佐伯側端にある跨線橋ではいります。下は跨線橋から見た大分方向のホーム全景。ホーム全長は282歩と割と長いのですが、この先の半分以上は草叢にうもれていて使われていません。そのうちフェンスで区切られるんではなかろうか。その次は佐伯側の様子。

下はホーム大分側端から見た線路の様子。

こちらは1番ホームを通過する特急列車。(鉄道のことをよく知らないので、列車名はわからないのです)

 

 

駅近くの果樹園に残る柑橘類、取り残しなのか、これからが旬なのか。(果物にも疎いというのが露呈してしまうなあ)

おまけ:駅前広場に掲示されていた海水浴場の案内板。佐志生が、あのリーフデ号漂着地だというのは初めて知りました。駅前にはよく近在の事績とか由来とか書いてあるので、そういうのを見てゆくのも楽しみなのですが、こういう文化的接点の役割を鉄道駅が何時まで担うことができるのか。例えばこの駅から黒島海水浴場へゆく海水浴客がいなくなれば(今でもまれなのかも知れないが)、こういう看板を置くこともなくなるだろうし、そうするとこういう文化紹介は他の手段に引き継がれるのだろうか、それがネットだとするとかなり薄まった地に足がついていない知識になるなあ、といろいろ思うところです。


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