(備前原) - 玉柏 - (牧山) (訪問日: 2020/06/20)
備前原駅は旭川の蛇行の外側ーーいわゆる淵ーーにあり、山・道・駅・川がせまっていますが、隣の玉柏は蛇行の内側(瀬がわ)の平地になり、線路と道路がバラけてゆきます。
線路との並走路もなく、線路をジグザグにわたりながら進むことになります。
玉柏駅は広い駅前広場(すっかり子供の遊び場)に木造駅舎の無人駅。駅舎は法界院駅と同様に軒が深く(というか裳階と言ってもいいと思う)、井原線付近で見た古民家を思い起こされます。Wikipediaによると駅事務室部分を取り壊して改築されたとのことですが、全周に軒があるという事は、その改築のときに軒を追加したという事でしょうか。
駐車場は駅舎左手の空地に20~30台くらいの区画、右手の軒下が駐輪場のようです。(軒下柱の配置からすると、この駐輪場側が駅事務室だったのかなあ) 待合室に自動券売機や自動改札機は無し。
ホームは2面2線でホーム長は151歩、対向ホーム上には待合所(開放式)が1棟、駅舎側ホームにはトイレがあります。
トイレは簡易水洗+汲み取り、ホーム側と外側の両側使用。
ホーム間は津山側にある構内踏切で連絡、下の写真は踏切から見た岡山側。
下は対向ホームから見た津山側。
入線していた津山行きワンマンカーと、ホームを駆け回る近所の女の子。
便所の財産票は明治31年で、便所の中では吉備津駅の明治37年築を抜いて、今まで見た中で最古です。(もっとも黒沢駅のは表札側財産票だったので、もっと古いかも)