tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

肥薩線:大畑駅 (おこば)

(人吉) - 大畑 - (矢岳)                  (訪問日: 2025/03/01)

運行見合わせ中の人吉駅から南下、肥薩線がえびのへ向けて峠越えをする途中、ループ&スイッチバックで有名らしい大畑駅へ行ってみました(もっとも列車に乗っていないので、スイッチバックとかは駅からその一端が覗けるだけですけど)。

人吉から大畑に向けての肥薩線は稜線をたどって並走路が無いので、バイクでは球磨川を渡った市街地を南下、そこから国道219で山の東側の大畑麓の集落に回り込んで大畑小学校のところから、駅に向かって山へ登ってゆきます。

ところどころの「大畑駅」の道標をたよりに山道を登ってゆきますが、道自体はしっかりしていて通行に支障はありません。

途中、人吉梅園という公園を通り抜け行き着いたところが大畑駅です。

山頂の行き止まりに佇む駅舎と、その上にある宮地嶽神社(この時は駅を見るだけで日没になってしまったので神社には行けず)。

大畑駅は開業当時からの木造駅舎が残る無人駅。待合室周りに深い庇が囲む様子は一勝地駅駅舎と同じ格好です。駐車場や駐輪場は特に設定は無さそうで、駅舎右手のトイレ前や更に奥に行き止まりの空地があります。なおこのトイレは非水洗。

駅の手前には給水塔と、昔の駅施設を再利用したような催事場があります。

駅舎の前には、訪問日の少し後にあった桜祭りの立看板があり。運休中にも関わらず人気がある様でなにより、この時も日没前だというのに福岡かららしい若いカップルも来てましたし。ですが「廃線になっても良く残っているね」と言っていたのは誤解だとただした方がよかったか。

無人駅なので待合室の窓口は閉鎖、自動券売機なども無く、駅事務所は倉庫兼作業場のようです。表の立看板で分かるように、ここに来る人は多い様で、待合室の壁いっぱいに名刺や書込みが張り付けてあります。

駅舎の改札を通るとホームへは構内踏切で渡ります。ホームは島式1面1線でホーム側が1番のりば(吉松・鹿児島方面)、向こう側が2番のりば(人吉・熊本方面)。踏切には警報遮断器が無いのが古風です。

下はホーム中央から見たホーム全景(行き止まり側というか折り返し側)。次がスイッチバックや人吉からの入線側の様子。2番のりばは線路の曲線に合わせて少し切り欠いています。

下は入線側のホーム端から見たところと、次はその先をズームした写真。左側の線路で人吉駅から登ってきて、駅で折り返すと右の線路でスイッチバックに入って折り返して、さらに右端の斜面上をループに向かって登ってゆく、という仕組みですね。

下は行き止まり側(駅舎から見て右手)のホーム端から見た風景。1,2番線の入れ替えは入線側で出来るようなんですけど、そうするとこちら側の線路を使う事はあるんですかね。運行中の様子を見てないのでなんとも。

ホーム上に残るSL時代の水洗い場。門司港駅はさり気なく蛇口が出ているだったり、大抵は小さな水受け枡があるだけですが、こんな立派なのもあったんですね。

ホームの向こう側には桜らしき並木が植わっていて、これが全部咲けば桜祭りも盛況だろうと思います。

おまけ:給水塔近くに展示されていた人吉駅にあった跨線橋のモニュメント。コンサートステージかな。

こういう駅名標を見なければ、大畑を「おこば」と読める自信は無いですね。こういう読みが明記されずに、知らない地名がたくさんあるんだろうな。 駅舎の建物財産票はペイントが剥がれてただの木札になっていました。