(志比堺) - 永平寺口 - (下志比) (訪問日: 2018/10/16)
東北からの帰途、旧北陸線トンネル群へ行く途中で、えちぜん鉄道に寄ってきました。本当なら福井から順番に辿ってみるべきでしたが、山形からの夜間移動に時間をとられたので、高速からアクセスしやすい永平寺口駅からです。(駅の名前からして、永平寺の近くで何かお土産物でも売ってないかと、不埒な考えがあったのも理由ですが)
永平寺口駅は、市街地や国道416号側に新しい駅舎を備えた有人駅。駐車場は後述する変電所跡のそばに3~4台分、駐輪場も屋根付きで約10台分あります。発券窓口があるので券売機はありません(入場券も窓口で買えます)。待合室に自販機あり、食堂、売店はなし。トイレは駅舎左側です。
で、下の写真は線路の反対側にある旧駅舎で、今は地域交流館。中は資料展示室になっています。こちらが永平寺側なので駅名からするとこっちが相応しいけど、市街地や国道とかのアクセスは新駅舎側にあるので、こういう配置に変わったんでしょうね。
ホームは旧駅舎側(永平寺側)が1面1線で1番線、島式1面2線が2,3番線でホーム長は64歩。駅舎とは構内踏切で行き来します。
こちらは入線してきた福井行き列車。(その向こうで右手に分岐するレールが旧永平寺線の跡じゃないかな)
駅前には旧変電所建屋が修復されて保存されています(駐車場や駐輪場はこの裏手)。
旧京都電燈古市変電所
旧京都電燈古市変電所は、電車を走らせるための電気を供給する変電所として、大正3年(1914年)に建てられました。煉瓦造平屋建、屋根は切妻造桟瓦葺です。[桁行19m/梁間8m]
内部に広い空間を作り出すため、側柱以外の柱を設けずに、木造りのトラスで屋根を支えています。灯りをとる窓の他に電線を通すための丸い開口部が設けられ、特徴のある外観となっています。文化財的価値は非常に高く、平成23年には、国の登録有形文化財に指定されています。県内では数少ない大規模煉瓦造の建物です。
この地域の歴史・個性を表すシンボル的建築物として、貴重な文化財を少しでも長く保存するために平成26年に、外観保存補強工事を実施しました。レンガの補修・屋根瓦の補修等を実施しております。
電力会社が作った変電所だけあって立派な造りですが、ちょっとキッチリしすぎていて、一畑電鉄布崎変電所みたいに新旧混淆で怪しげな現役設備の方が好きかな。
北松江線:布崎駅 (ぬのざき) - tkmov(バイクとローカル線と)