(諸寄) - 居組 - (東浜) (訪問日: 2018/04/30)
東浜から居組まで山陰本線に並走する道路はありませんので、居組へ行くには岬を巡る旧国道を越えます。というか、この道の通し方自体が最近の作り方なので、昔は居組集落自体が陸地から入れなかったんじゃなかろうか。(今はトンネルを使って国道178号バイパスで繋がってますけど)
下の写真は陸上岬を越えたところから見た居組港の入口
こちらは、居組集落に降りる九十九折と、港の風景。居組集落はこの右側の山かげに広がっています。つまり漁港と言っても海に面しているのは、この写真で見えている100mくらいだけで、あとは山里の雰囲気です。
居組駅はこの先の橋を渡って更に山の中へ約1km。
居組集落から民家もなくなった山道を登って突き当りにある居組駅。居組集落自体が周囲から隔絶された隠れ里なので、二重の意味で秘境駅という感じ。周囲に山しか見えないトンネルに挟まれたところに木造駅舎で残っているという点では三重かな。
木造平屋瓦葺の無人駅で自動券売機はなし。飲料自販機の類は無し。トイレもなし(どうもこのあたりの山陰本線にはトイレの無い無人駅が多い)。駅舎左手の空地に駐車可能、駐輪場は見当たらず。駅舎前の植栽は刈り込まれているし、訪れた時には見回りの人が通っていたし、手入れはされているようです。
(ところで屋根の赤瓦は岩美駅のと同じかと思ったのですが、軒瓦にJRマークはついてません)
ホームから見た京都方面。ホームは1面1線で対向ホームは放棄されて山に戻りつつあります。
こちらは鳥取方面の景色。昔はこのあたりに跨線橋があったらしい(by Wikipedia)
居組駅の入口に群生していた胡蝶花