tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

境線:弓ヶ浜駅 (ゆみがはま)

(河崎口) - 弓ヶ浜 - (和田浜)                      (訪問日: 2020/08/22)

弓ヶ浜半島の真ん中、ちょうど弓ヶ浜海岸の位置にある弓ヶ浜駅。弓ヶ浜の古名である夜見町にあるのも、いわくがあるのですかね。

河崎口駅前で境線と交差している県道280が、この先は境線と並走するので、ここから北はそれに沿って北上することになります。

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下は県道から弓ヶ浜駅に入る脇道。
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住宅街の奥にある駅前広場と駐輪場と弓ヶ浜駅
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弓ヶ浜駅は木造平屋の駅舎がある無人駅で、駅前には露天の駐輪場多数、駐車は送迎用が1,2台なら可。ちょっと珍しいのは、近くにある米子高専専用駐輪場がある事。
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それと地面が、全く砂浜の砂。ここが砂洲の上に出来た土地だというのを思い出します。
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駅舎には券売機(チャージ機能付き)を設置、自動改札機は無し。飲料自販機とトイレは無し。*1
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ホームは2面2線。駅舎側が1番ホームで148歩、対向ホームが2番ホームで120歩。対向ホームにはブロック基礎の待合所が1棟で、構内踏切で渡ります。下は構内踏切から見た米子方面。
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下は対向ホームから見た境港方面。
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駅舎側ホームの東側には側線があり、こちらはバラストでは無く、直接砂の上に敷設してあるように見えます。
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駅舎の瓦にはJRマーク付きですが、山陰本線木次線のものとは、またちょっとデザインが違いますね。
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建物財産票は駅舎のもので、左上に昔の金属製のも残っています。

 

*1:駅舎内を撮るのを忘れたのですが、もしかしたら旧駅事務所のとこがトイレになっているかも

境線:河崎口駅 (かわさきぐち)

(三本松口) - 河崎口 - (弓ヶ浜)                      (訪問日: 2020/08/22)

18kmしかない境線ですが、両端の境港と米子からアプローチしただけで真ん中に行きそびれていたので、今回行ってみました。

さて、境線も道路も弓ヶ浜半島に沿って並行しているように見えながら、微妙に交差しています。皆既温泉のある国道431から来ると、細い生活道で半島を横断する格好で近づくことになります。下は河崎口駅に北東側から近づいているところで、正面が駅入り口になります。
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下は駅前の交差点。ナビは角のパン屋さんの右手に入口がある言うけど、ゴーストは左の踏切を渡れというので行ってみたら、駅の南側の駐輪・駐車場になっている空地に出ます(駐輪は40~60台くらい、駐車は10台くらい)。で、バイクを停められたのは良いが、ホームは線路の反対側でこちらからは駅に入れません。
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ホームがすぐそこに見えるので、柵の切れ目から渡ってしまおうかという誘惑にかられますが、それを見透かしたように横断禁止の立札で停められます。
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駅へ行く正解は、角のパン屋さんを右に行って次の路地を左折、路地奥の階段の先がホームです。しかしここでは駐輪できないので、やはり先に踏切の向こうに行く必要はあったという意味では、ゴーストのいう事も正解だったという事です。
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河崎口駅は駅舎は無くホーム1面1線の無人駅。ホーム上にはプレハブ造りの待合所が1棟で、中に自動券売機(チャージ機能有り)を1台設置、自動改札機は無し。駅には売店などありませんが、県道沿いにパン屋さんや飲料自販機があります。トイレは無し。
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ICOCA対応の券売機があるという事はICOCA区間のはずですが、それにしてはタッチ式改札機がないなあと思ったら、ワンマンカーの中に改札機があったんですね。(列車を利用しないバイク野郎なので、こういうところ分かんないんですよね)*1
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下はホームから見た境港方面。ホームは線路の北東側に1面1線でホーム長は106歩。
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こちらは米子方面の風景。
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観光案内によれば河崎口駅の愛称は「傘化け駅」だそうですが、愛称駅名標を撮り忘れたので、代わりに猫娘のベンチ。
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*1:と思ったら、JR西の車載型IC改札機は境線が初めで2019年開始、という事だそうなので、知らないのもしようがない

伯備線:沿線-橋梁群とR180

(訪問日: 2020/08/22)

ちょっと古い記事ですが、境港に行く途中に伯備線に沿って峠越えをしてきました。

連続橋梁

伯備線の新見から生山にかけての山越えは、高梁川支流の西側に沿って、橋梁・トンネルを重ねながら走ってゆきます。並走する県道8号も左右に川を越えて進むので、線路と道路と川が、あざなえる縄のごとし、と言いたくなるような景観で、何度も橋梁をくぐることになります。ま、全部を撮ることはできなかったですが、車載カメラに収めた橋梁を掲載します。(橋梁の番号は上流側から付けてゆくのか、それとも建設順か?)

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第?西川橋梁

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第11西川橋梁

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第10西川橋梁

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第?西川橋梁

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第2西川橋梁

第1西川橋梁

第1西川橋梁

第7和忠川橋梁

第7和忠川橋梁

 

電化の風景

下の写真は分水嶺の谷田峠近くの伯備線。上の写真の様な橋梁続きの山中を登って来たのに、架線がガッチリ建っているのは芸備線因美線とは違う風景です。そういえば、因美線では貨物列車を見たことないけど、伯備線では何度か貨物列車を見たのは、電化の威力という事ですかね。少なくとも電化されてないとサンライズは走ってないし。

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導水管?

今回は境線が目的だったので、生山から国道180号で直接米子方面へ。途中、日南湖を過ぎて県道286との分岐付近で見た、何かの橋梁。こんなとこに線路は無いし、想像ですが日南湖=菅沢ダムの導水管ではなかろうか。(発電所下流(南側)の上菅にありますが、工業用水を米子方面に供給しているので、それかな)

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謎の狛犬

国道180号で更に北上、南部町にはいったところで国道脇の、何やら養殖池の跡で見つけた謎の石像。狛犬の様に敷地入口の両側に建っているのですが、ドラえもんが四つ足に先祖返りしたような謎の石像です。

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電灯付き標識

これは上石見駅の少し北で見た電灯付き県道標識。もともと設置されていた県道標識に後から電灯を取り付けた様ですが、つけるにしても標識の真ん中につける事は無かろうに、と思いますね。(まあ電灯をつけた人は県道標識という事は無視して、支柱として使っているんでしょうけど)

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津山線:金川駅 (かながわ)

(野々口) - 金川 - (武部)                   (訪問日: 2020/09/25)

野々口駅から旭川沿いに遡上して、次の集落の金川にある金川駅です。R53で行くとちょっと簡単すぎるので、なるべく線路脇の道を寄り道して見るのですが、金川駅の南側は山が川に迫って隘路になっているので、結局R53に戻されてしまいます。下はR53に戻る道の踏切、岡山行き列車の通過待ちです。

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金川駅は国道53号の旧道そいにある有人駅。駅舎はコンクリート打ちっ放し、トイレは駅舎の右手に別棟。駅前には大きな駐車場(有料で約20台とタクシー用5台分)と屋根付きのバス停、右手奥には駐輪場(屋根付)が約150台分あります。道路沿いにラーメン屋が一軒だけ残されているのを見ると、区画整理して駅前を広げたような感じです。売店らしき構えの店が広場北側にありますが、平日でも開いていないということは閉店なのか。印象的なのはタクシーが常に5~6台待機していること。金曜午後で列車も2本/時程度なのでほとんど乗降客もいないのですが。
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券売窓口はありますが、基本的には列車が来る時だけの営業で、その他の時間は券売機利用。訪れたときはたまたま営業中だったので入場券(大判)を買って入場しました。改札には時刻打刻機を設置。
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ホームは相対式2面2線で駅舎側が2番線、対向ホームへは跨線橋で連絡されていて、ホーム上には開放型の待合所が1棟あります。ホーム長は駅舎側が219歩、対向ホームが136歩。
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下は跨線橋から見た岡山方面。
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下は津山方面。
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対向ホームの更に西側(山側)には作業用の側線と保管庫もありますが、岡山側からの引込みのみで、津山側からの分岐は使われていない様子。
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津山線:野々口駅 (ののくち)

(牧山) - 野々口 - (金川)                    (訪問日: 2020/09/25)

台風のせいで暴れる秋雨前線の隙間をついて、津山線に寄って見ました。以前に行った牧山駅から旭川に沿って北上、津山線は川の蛇行部をショートカットして山中に入る部分がありますが、そこの斜面にちょっと不思議な風景が。最初見たときは牧場に集まった黒牛?、と思いましたが、近づいたら全然サイズが変。ここは滞在型農園の牧山クラインガルテンで、牛と見間違えたのは農園付属の作業小屋でした。休日ともなれば、岡山市民の憩いの場になるのでしょうか。

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クラインガルテンで別れた線路が再び旭川河岸に出てきたところにある、奥の集落のために線路築堤に作られた架道橋というかトンネル通路。柏原付近の東海道本線で見た架道橋といい、北陸本線旧線のトンネルといい、煉瓦・石造りの結構立派なもので、このような地方線であっても明治頃の物は造りがしっかりしているな、と感心します。(津山線開通が明治31年北陸本線明治29年東海道本線新線が明治32年)
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この先、国道53号から旧道に入って野々村駅の入口角には、今度は道路元標(宇垣村)がお出迎えです。この駅前の道が昔は国道だったんでしょうね。(53号ではなかったと思いますけど)
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野々口駅は駅舎は無く待合所だけの無人駅(google mapの航空写真(2020年)には茶色屋根の駅舎が、下の写真のバイク駐輪している箇所にあるので、駅舎取り壊しはつい最近の事らしい)。待合所は、ほぼ総ガラス張りでベンチ1脚だけの簡素な造りで、券売機、自動改札機はなし。建物財産票は確認できず、1番ホームに直結しています。
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駅前は再開発をしたような広いスペースとロータリー、駅に向かって左手には駐輪場(屋根付き)が約45台分、乗降者用の駐車スペースが5台(スペースはもっと広いので停め放題です)+月極が4台。郵便局はありますが店舗売店は見当たりません。

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ホームは相対式2面2線で、反対側へは構内踏切で渡ります。ホーム長は150歩。下の写真は待合所側から見た津山方面と、岡山方面。レールの錆具合から見ると、2番線は普段使っていない様子。
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待合所の中にはカバヤ工場への案内が掲示されてましたが、駅のすぐ向こうがカバヤ食品の本社です。子供番組のCMでよく見た会社ですが、こんなとこにあったんだ。
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山陽本線:西条駅 (さいじょう)

(西高屋) - 西条 - (寺家)                      (訪問日: 2020/08/10)

 

 「酒都」西条の玄関口らしく立派になった西条駅です。駅付近の白壁の酒蔵通りも何だか昔よりも一層古風を増したような気がします。(これは、人が生活するままに古びてゆくよりも、「古風」を演出する方がよそ者には受けが良い、と言う事なのかもしれない)

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一方で跨線橋を越えて線路の北側に行くと、あまり観光地していない、昔通りの家並と小路、混在する新しい住宅地と、普通の田舎の風景です。(この跨線橋がまた、1台分の幅しかないので対向車が来ると緊張するのですが)
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で、こういう立派な駅になって困るのは駐輪で、駅周辺がきっちりかっちり整理されていて「ちょっと停めておく」というのができません。(いや本当はどこでも、そうなんですけどね)。まあ正攻法で駅前の駐在所で駐輪場を聞くと、駅の左手に市営駐輪場があるとの事。1Fは30分無料*1だというのでイソイソと入って行くと何かが変。実は手前は4輪用で二輪用は奥。四輪用は入るときはゲートが開くけど、出庫ゲートは二輪には反応しないのでご注意を。(そんな奴はいないか)

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で、一時利用の二輪は入庫する前に駐車券を購入(200円)する仕組みで、ちょっと面倒。もし通勤時間帯だと常連のバイクに迷惑をかけそうです。でも今考えれば、北口前の広場なら停め放題だったかも。
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橋上駅の窓口横には普通の券売機とみどりの券売機を設置、改札はタッチ式。2階フロアにセブンイレブンと、階下には土産店が入っています。
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ホームは単式1面+島式1面で、ホーム長は326歩、50歩の千鳥配置です。下は3番ホームから見た三原方面、その次は広島方面。
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下は跨線橋から見た広島方面、その次が三原方面と北口広場の駐車場。
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f:id:tkmov:20200905180241j:plain 建物財産票は確認できず。

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*1:たぶんこれは四輪用と混同していたと思う

山陰本線:下北条駅 (しもほうじょう)

(倉吉) - 下北条 - (由良)                 (訪問日: 2020/07/18)

倉吉駅から山陰本線沿いに西進、天神川を渡って北栄町下北条駅へ。下北条があるという事は上北条もあって、この二つの駅の間がそうなのですが、山陰道の都寄りということで「上」なんでしょうね。

さて下北条駅は、かつて国道9号だった県道からすこし入った所にある無人駅。
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駅前広場には3~4台程度の駐車スペースのほかに月極Pが20~30台分。駐輪場は駅舎左手に屋根付きで約95台分。付近に食堂・売店は無し。(2~3km先の国道9号まで行けばロードサイド店がありそうですが) 待合室には自動券売機(チャージ機能なし)だけ1台設置。自動改札機は無し。トイレは駅舎のホーム側にあります。
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ホームは島式1面2線で構内踏切(ホームの米子側)を通って入ります。ホーム長は196歩(幅は9.5歩で少し広め)。ホーム上に木造の待合室が1棟。

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下はホームから見た倉吉方面。 その次は米子方面。
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ホーム上にあったもの2点。

コナン駅といえば隣の由良駅が有名で、この看板はそこへの先触れという感じ。でも由良駅の反対側にある浦安駅にはこんな看板は無かったのは、そこは町が違うという事なんでしょうか。
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ホームの砂利が石灰石。近くに石灰鉱山があるようには見えませんがね。
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建物財産票の右側のは、駅舎のホーム側トイレの上に貼ってあったもの。この財産名称が待合所2号になっているので、駅舎と思っていたのは単なる待合所なのかも。



 

山陰本線:倉吉駅 (くらよし)

(松崎) - 倉吉 - (上北条)                        (訪問日: 2020/07/18)

松崎駅から倉吉駅まで、ほぼ線路沿いの県道を走って倉吉駅に行けます。

倉吉駅周囲は典型的な地方都市の商店街という感じ。ただ、倉吉の旧市街は川向うの奥まった盆地にあるので、山陰本線がここまでしか山側に入り込まなかったために、ここが窓口になったという感じかな。もっとも松崎駅からここまで、結構狭い谷あいに線路を通しているので、倉敷市街から県道23に沿って由良駅まで通しても同じようなルートになるので、それでもよかったのでは、とは思いますけど。*1
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松崎駅から来たので東側にあった駐車場にバイクを停めたのですが、これはバスターミナルのための駐車場のようです。駅付属の駐車場、駐輪場は駅の西側です。
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1,2番ホームから見た駅の西側。線路の南側が駐車場、駐輪場になってます。
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倉吉駅は橋上駅で、階上にみどりの窓口と通常の券売機を設置、改札は有人です。階下には土産物販売店や食堂、階上にはコンビニがあります。
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ホームは駅舎側(3番)が単式1面1線+島式(1,2番)1面2線。ホーム長は338歩で約50歩の千鳥配置です。それぞれのホームには橋上の改札から階段、エレベータで接続。
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3番線ホームにある、開業時の跨線橋橋脚と鉄路開通の碑。
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漢文素養がないので碑文をうまく読み下せませんが、風濤強く地勢隔絶のこの地に鐡道が来た事をたたえた内容です。歓呼の声が固陋の風を変えたと書いてあるので、もしかしたら旧市街への鉄道敷設をはばむ声があったのでしょうかね。まあそのおかげか、今やアニメとコラボするような状況ですけど。
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*1:倉吉線があったんだから、鉄道反対があったんではないと思いますし、あるいは盆地で水害を恐れたのか。

山陰本線:松崎駅 (まつざき)

(泊) - 松崎 - (倉吉)                          (訪問日: 2020/07/18)

山陰本線は倉吉に向けて内陸部に入り込み東郷湖(池?)の南岸をかすめて走りますが、その東郷湖沿いが下の写真。ちょっとしたはしけとか有って、穏やかな湖畔の雰囲気です。(陸と水面の差がないのは、干満や波が来ない前提なんでしょうけど、干満差の大きい瀬戸内人からみるとちょっと不安)

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東郷湖は湖底から温泉が湧くそうで、南の湖岸が東郷温泉街で松崎駅はその奥にあります。(これだけ近いと東郷温泉駅とか名付けられそうですが、そうすると対岸のはわい温泉が黙ってなかったのでしょうかね) 温泉街が近いためか、駅前通りや広場には喫茶店売店がいくつかあります。
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松崎駅は木造平屋トタン葺駅舎のある無人駅。駅前広場には送迎用駐車場が10台分の他に、左手に月極駐車場有り、駐輪場は広場隅に適当に約20台分です。

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駅舎右手に観光案内所がありますが、なんだかやって無さそうな感じでした。その右手がトイレ。
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待合室は青谷駅浜村駅などよりは広く、自動券売機(自立型、チャージ機能なし)を設置、改札機はありません。ここや浜村駅無人駅ですが、一方で駅前は温泉街として他の有人駅よりは店舗や人通りがあるように見えるので、ちょっとそのギャップが気になります。
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ホームは単式1面1線+島式1面2線、駅舎は単式ホームに隣接で、島式ホームとは跨線橋で連絡です。島式ホームの上屋の中にはプレハブ造りの待合室付き。島式ホーム長は269歩。
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下写真は島式ホームを鳥取側端から見た様子。山側の線路は保線用の側線?
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倉吉側ホーム端から見た風景。(単式ホームの方は50歩くらい長そうです)
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島式ホームのこちら側はすでに草叢化しているのを見ると、単式相対ホームといってもよいのか?
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メモ:終着駅

終着駅にもいろいろあって、見て来た終着駅を独断で分類してみました。*1 終着駅を訪問する都度、随時追記します。

 

物理的な終着駅:駅の先にもう線路が引けない場所で、頭端式ホームになっている所。終着としてみれば、もうこの先には行けないぞ、とすこし寂しく思いますが、始発側で考えれば今から出発する高揚感も感じられます。

  • 境港駅:駅の向こうはすぐにフェリー乗り場ですから、もうこの先には進めません。でも駅がフェリーターミナルと連結一体化しているので、乗換駅といってもいいかもしれない。

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  • あき亀山駅可部線廃線部分を一部復活させた駅ですが、頭端式で造られているということは「この先にはもう復帰させないよ」というJRの意思ですね。

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  • 一畑電車 出雲大社前駅:地形的な終点ではないですが、この駅の向こう側は出雲大社参道ですから、ここが目的地で終点です。

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  •  宇野駅宇高連絡船が廃止になったので「終着駅になってしまった駅」ともいえるかもしれませんが、駅構造は頭端式ホームを備え、海側に駅舎がある立派な終着駅です。

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  • 小野田支線 長門本山駅:小野田から別れて本山岬へ伸びている小野田支線の先端にある長門本山駅、この先は周防灘なのでここが終着駅です。丘陵を緩やかに蛇行しながら下ってきて海ぎわで途切れる線路、廻りに何もない、待合所だけの無人駅。今まで見た中でベストオブ終着駅です。(2021/5/3 追記)

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終着駅になってしまった駅:ここから先の線路建設が中止されたとか、廃線になったため終着駅になってしまった駅は結構あります。要するに盲腸線の数だけあるという事ですよね。

  • 錦川清流線 錦町駅:岩日北線が開業しなかったので、残された岩日南線の最後の駅が終着駅になってしまったパターン。実際は岩日北線の路盤は完成していて、ここから電気自動車の観光バスが数キロ先の温泉まで運転しているので(線路路盤は公園扱いらしい)、線路の終端と言う感じよりは車両基地という印象です。(この後の車両基地型にしても良いかも)

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    錦川清流線の先のバス路線の終点が「隻津峡温泉駅」です。
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  • 樽見線 樽見駅:越前までの連絡線として計画されていたのが、紆余曲折があって樽見駅まで敷設された終着駅。駅の先まで少し路盤がありますが、はっきりした終端はよく分かりませんでした。

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  • えちぜん鉄道 勝山駅大野市駅への路線が廃線になったので終点となった駅です。かつてあった線路は無情にも工場建屋で塞がれて終わってます。

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  • 越美北線 九頭竜湖駅樽見線垂水駅とは逆に、越前側から敷設していってここで力尽きた格好、あくまで途中駅の構造なので終点側の車止めも簡易です。側線の先が駐車場になっていたりするとこは、勝山駅と似てるかも。駅では「到着証明書」を発行したりして、終着点を強調した駅ではあります。

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  • 上高地線 新島々駅:隣の島々駅が廃止になったので終着駅になった駅。そういう意味で線路の途中で唐突に停められているような終点ですが、駅自体は上高地や飛騨方面のバスターミナルになっているので、終着というより中継駅の雰囲気で寂しくは無いですね。観光シーズンならば乗降客も多いですし。

何となしに終着駅:何かまだ先がありそうに見えて、実は終着駅というタイプ

  • 山陰本線 仙崎駅:港への連絡線なので物理的な終着駅なのですが、それにしては線路の終端処理があっさりしすぎ。枕木3本と立木だけで、その先はすぐに住宅と道路というのは、なにか絵本の1シーンみたいです。

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  • 美濃赤坂美濃赤坂駅:旅客駅としてはここが終点ですが、貨物船としてはまだ先があるので*2、側線、機回し線や貨物ホームがあり、結構広い構内になっています。ある意味、仙崎駅とは逆の意味で「まだ先がありそうな終着駅」です。でもそれらの構内施設は今は使われている気配はなく、霧の早朝、閑散とした中を木造駅の前に入線する列車を見ると、なかなか終着駅らしい寂寥感を感じます。

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  • 高浜線 高浜駅:たいていの終着駅は 延伸予定が中断したり廃線になったりして終着駅になるのですが、この高浜駅はその逆。もともと高浜港への連絡駅で終着駅だったのが、その先に出来た松山観光港に延伸するかどうかを悩んでる状態で、終端処理も仙崎駅並みに簡素です。(下の写真を撮っている場所は、もう住宅地の生活道ですから)

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  • 城端線 城端駅:ここは開業当時から終着駅として計画されていて、地形的にも山田川河岸段丘に突き当たるような格好なのですが、終点の感じは九頭竜駅のように結構簡素で、何となく終着駅という印象です。 (2023/09/29 追記)

     

 車両基地となっている終着駅

 

 終着駅みたいな駅

  • 北松江線 一畑口駅:ここはダイヤ的には途中駅なんですが、東西からくる線路が嘗てあった一畑駅へ向かって合流する形のスイッチバック地点に駅があり、その合流点から先が廃止になったので、ホームの景観が終着駅の様に見える駅です。(説明下手なので地図で見てください) まあこういう構造の駅というのならスイッチバックのある二本木駅出雲坂根駅とか、列車が折り返すなら秋田新幹線でも同じか?という気もしますが。でもホームから見える、車止めもなく草叢に消えてゆく廃線路というのが、終着駅のような雰囲気なんですよね。

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 オーソドックスな終着駅

  • 郡中線郡中港駅:市街地の真ん中にある頭端式ホームのある、オーソドックスな終着駅。予讃線伊予市駅の近くまで郡中線を伸ばすために延伸された路線の端なので、地形的な制約でもなく最初から終着駅として作られたら、こういう格好になるんだと思います。そういう意味では、あき亀山駅も同じようなカテゴリーですかね。 (2023/10/13追記)

 

*1:支線が第3セクターとかに移管されると分岐駅が形式上終着駅になりますが、とりあえずここには含めないことにします。智頭急行上郡駅とか嵯峨観光線のトロッコ嵯峨駅とか乗換駅という感じですし、盛岡駅東北本線の終着駅というのは何か変な感じだし

*2:ここの訪問が2016年だったのですが、今はこの先の貨物線も廃止になっているらしい