tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

津山線:野々口駅 (ののくち)

(牧山) - 野々口 - (金川)                    (訪問日: 2020/09/25)

台風のせいで暴れる秋雨前線の隙間をついて、津山線に寄って見ました。以前に行った牧山駅から旭川に沿って北上、津山線は川の蛇行部をショートカットして山中に入る部分がありますが、そこの斜面にちょっと不思議な風景が。最初見たときは牧場に集まった黒牛?、と思いましたが、近づいたら全然サイズが変。ここは滞在型農園の牧山クラインガルテンで、牛と見間違えたのは農園付属の作業小屋でした。休日ともなれば、岡山市民の憩いの場になるのでしょうか。

f:id:tkmov:20200926152552j:plain

f:id:tkmov:20200926152555j:plain

 

クラインガルテンで別れた線路が再び旭川河岸に出てきたところにある、奥の集落のために線路築堤に作られた架道橋というかトンネル通路。柏原付近の東海道本線で見た架道橋といい、北陸本線旧線のトンネルといい、煉瓦・石造りの結構立派なもので、このような地方線であっても明治頃の物は造りがしっかりしているな、と感心します。(津山線開通が明治31年北陸本線明治29年東海道本線新線が明治32年)
f:id:tkmov:20200926153953j:plain

 

この先、国道53号から旧道に入って野々村駅の入口角には、今度は道路元標(宇垣村)がお出迎えです。この駅前の道が昔は国道だったんでしょうね。(53号ではなかったと思いますけど)
f:id:tkmov:20200926154438j:plain

f:id:tkmov:20200926154443j:plain

 

野々口駅は駅舎は無く待合所だけの無人駅(google mapの航空写真(2020年)には茶色屋根の駅舎が、下の写真のバイク駐輪している箇所にあるので、駅舎取り壊しはつい最近の事らしい)。待合所は、ほぼ総ガラス張りでベンチ1脚だけの簡素な造りで、券売機、自動改札機はなし。建物財産票は確認できず、1番ホームに直結しています。
f:id:tkmov:20200926154829j:plain

f:id:tkmov:20200926154834j:plain

駅前は再開発をしたような広いスペースとロータリー、駅に向かって左手には駐輪場(屋根付き)が約45台分、乗降者用の駐車スペースが5台(スペースはもっと広いので停め放題です)+月極が4台。郵便局はありますが店舗売店は見当たりません。

f:id:tkmov:20200926160520j:plain

 

ホームは相対式2面2線で、反対側へは構内踏切で渡ります。ホーム長は150歩。下の写真は待合所側から見た津山方面と、岡山方面。レールの錆具合から見ると、2番線は普段使っていない様子。
f:id:tkmov:20200926155759j:plain

f:id:tkmov:20200926155807j:plain

待合所の中にはカバヤ工場への案内が掲示されてましたが、駅のすぐ向こうがカバヤ食品の本社です。子供番組のCMでよく見た会社ですが、こんなとこにあったんだ。
f:id:tkmov:20200926160313j:plain

f:id:tkmov:20200926161124j:plain