(中福良) - 表木山 - (日当山) (訪問日: 2024/05/26)
肥薩線に沿って日当山駅から表木山駅に行ってみました。どちらも○○山という似た駅名ですが、郊外とは言え市街地にある日当山駅から、天降川支流の山間にある表木山駅への移動です。
国道223で天降川を遡り、人家が途切れたあたりにある新川発電所のところで県道に入り、さらに左手の尾根越えの脇道を進むと、支流の嘉例川河畔にでます。
ひっそりとした河畔に田畑が連なるちょっとした隠れ里の様な風景の、その嘉例川の向こうに表木山駅が見えます。背後の山の向こうはすぐに鹿児島空港があるはずですが、そうとは感ぜられない静けさは、頻繁に離着陸音が響いていた日当山駅とは対照的です。
県道から川を渡って踏切を過ぎると、カーブの先が表木山駅。
表木山駅はホームに接した駅舎(というより待合所の方が近い)が1棟、対向ホームにも待合所が1棟あるだけの無人駅。自動券売機、タッチ式改札機の設置は無し。飲料自販機やトイレも見あたりません。
周囲は数件の住宅があるだけで店舗などは無し。駐車場、駐輪場も見当たりませんでしたが駅舎の横に数台のスペースはあります。下の写真の左側、駅の背後にあるのが駅名になった表木山です。
待合室内には嘗ての駅の様子や、ここを走っていたであろう特別列車の写真が掲示されています。ところで下の写真の真ん中に写っている白黒ツートンカラーは、指宿駅で見た"指宿のたまて箱"に似てるけど、運行路線が違うから別の列車なのか?(こういうあたり鉄道知識が無いんですよね)
駅舎はホーム(たぶん吉松方面行)に接しています。この駅舎の形状は日南線でよく見ましたね(内海駅とか日向北方駅とか)。
こちらは対向ホーム(たぶん隼人方面)にある待合所。
ホームは相対式2面2線で、吉松駅側にある構内踏切で連絡しています。ホーム長は駅舎側が158歩、対向ホームが165歩ですが、隼人駅側の40~60歩くらいは草叢になっていて歩くのも苦労します。下の写真は吉松駅側の端からホーム全景を見たところ。その次は構内踏切と吉松駅方面、その次が隼人駅側の草叢に埋まりそうな様子。