tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

日豊本線:日出駅 (ひじ)

(大神) - 日出 - (暘谷)               (訪問日: 2024/05/10)

日豊本線大神駅を出ると丘陵地帯を超えて海岸まで降りてゆくので、国道213で少し分かれて並走することになります。下は大神駅から西に1km程で線路と分かれるあたりの跨線橋からの写真。大神駅ホームから見た線路が複線に見えたのですが、このあたりはまだ単線ですね。国道的にはこの先もう少し高台を進むのですが、線路はここから海岸への下りになるのかな。

国道213は大分空港道になっている新道が合流して車線も増え、日出町の中心に近づくので周囲も店舗住宅がふえてきます。日出駅へは、そういう住宅の隙間の路地を曲がり、丘を超える感じで下ってゆきます。下の写真はその曲がり角。

今回は国道213から入ったのでこんな畑の間を抜ける感じですが、普通はもう少し先で海側に出て、駅の南口に着くルートを通るもんだと思う。で、たどり着いた日出駅の北側は、業務用駐車場が数台分とその右手に駐輪場とホームへ入る地下通路への階段があります。駐輪場は入口の段差が強くて奥行きがないので、大型二輪を入れるのにはちょっと無理があります。

この連絡通路が昭和62年開通だそうで、やはり正面は南側なんだろうと思い、次は南側から見てみました。

日出駅は県道から一段高くなった築堤上にホーム、駅舎をもつ無人駅。築堤下のスペースに駐車場が約20台分ありますが、おそらくは契約者用。駐輪場はその右手にありますが平日昼間のせいかほぼ一杯です。手前の県道は日出町中心街に続く道なので、道路沿いには相応に店舗は有り。

駅舎内に待合室はなく、改札通路に自動券売機とICカードチャージ機を設置、改札にはタッチ式自動改札機があります。訪問した1ヶ月前から窓口閉鎖したせいか、手書きのちょっと慌ただしい説明書きで窓口を塞いでいます。そのうちカーテンや板で封鎖することになるのかな。トイレは改札を通ったすぐ横にあります。

 

駅舎はホームの大分側端に接するように建てられていて、改札を出るとすぐにホームです。島式1面2線で小倉方向から見て左側(海側)が1番、右側(山側)が2番ホーム、ホーム長は特急停車駅なみに262歩です。ホーム上には待合所が1棟あり、下の写真は2番線から小倉方面を、その次は1番線から大分方面を見たところ。

ホーム端から見ると、小倉側は単線からのY分岐(下の写真)、大分側は複線(その次の写真)になっているので、この駅から南が複線区間ということでよいのかな。

ホーム長は長いけど、短編成の列車しか止まらないせいか、駅舎と反対側の端はご覧の通りの草叢。隣の大神駅のほうが利用客が少なそうな割にはホームの除草がしっかりしていたのと対象的ですが、こういうのは作業の順番を見ているだけなのか? どうも乗降客数と無関係に、除草している/していない駅というのがあるような気がするのですが。

そういう草叢の向うから、佐伯行の折り返し列車を撮影。平日昼過ぎでも割と乗降客がいる様子(普段見ている駅が、少ない場所ばかりというのもありますが)

おまけ:駅北側で見かけたお墓。九州の墓は家ごとに基壇を作ってその中に一基を建てる様式だと思ってましたが、これは本州の開拓地でよく見るような集合墓地に見えます。あるいはこの墓地自体が一家族のための基壇なんだろうか。