tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

樽見線:木知原駅 (こちぼら)

(織部) - 木知原 - (谷汲口)             (訪問日: 2016/10/02)

樽見線を南からたどってきましたが、ちょっと時間が無かったので本巣中心部をパスして濃尾平野の北端、木知原駅まで移動。ところで「こちぼら」は初見では読めないなあ。

本巣は富有柿発祥の地との事で沿道にこのような看板が多数あり。お土産売店もあります。(写真がけぶっているのは、雨で車載カメラに水滴がついているせい)

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濃尾平野が尽きるところにある道の駅:織部の里です。この駅の裏には織部駅も併設されていたらしいのですが、見つけられず。駐車場の南端にある大きな山門を通ると行けるのかとも思ったけど単なる装飾。後でGoogleMapでみたら、道の駅の手前を入るのだった様子。

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濃尾平野から山間部に入った川沿いにある木知原駅。ホーム上の待合室1棟、無人駅。国道と川に挟まれた立地で駐車場、駐輪場は無し。券売機、自動販売機、トイレもなし。

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f:id:tkmov:20161127000408j:plain 待合所にある各駅の市民駅長の紹介写真

f:id:tkmov:20161127000926j:plain 駅横の土手に咲く彼岸花(彼岸は少し過ぎてますが)

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樽見線:北方真桑駅 (きたがたまくわ)

(美江寺) - 北方真桑 - (モレラ岐阜)            (訪問日: 2016/10/02)

瑞穂市の美江寺駅を過ぎて北方真桑駅へ行くと、そこは本巣市の真桑。マクワウリの名前がここからとられたというのは知りませんでした。でも沿道で目に付くのは「富有柿の里」という案内ばかりですけど。 駅名が連名になっている事からわかるように北方町もすぐ近く。

大垣駅を出てからここまで、樽見線は地上の地割や道路を全く無視して直進するので、「沿道」というものがありませんでしたが、ようやく北方真桑駅の前後数百メートルだけ国道157が並走します。そしてまたすぐに国道を離れて、織部駅まで直進です。いかに山を越え川をかわすかに苦労している中国山地から見ると、地図の上で線を引いたまんまに線路を敷ける濃尾平野は羨ましいと思えるのです。

北方真桑駅はホーム横に木造(?)駅舎の半有人駅。自動券売機はあるけど故障中で、張り紙によると「火金曜日の15~18時のみ営業」という事なので、ほぼ無人駅ですな。駅前に駐車場区画が5~6台分、駐輪場は約20台。駅舎前に飲料自販機。トイレは駅舎南側隣接(新しい)。待合室にはかつて走っていたであろうSL写真の展示と壁面いっぱいのポスター群。

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改札正面の踏切りを渡ってホームへ入る。下は北方向(本巣方向)を臨む。

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下の写真はホーム北端の周囲パノラマ。端に行きすぎて駅舎は写ってません。

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樽見線:美江寺駅 (みえじ)

(十九条) - 美江寺 - (北方真桑)            (訪問日: 2016/10/02)

九条駅から美江寺駅にかけて、碁盤目状の道路に並行してはしる樽見線の線路沿いに走れそうに見えながら、用水路の行き止まり等のために線路から離れて県道171まで迂回しなければならない。という点では十九条駅の付近と同じです。美江寺は東海道宿場町だった街ですが、線路は集落から少し外れているせいか、あまり街道筋という雰囲気はありません。まあ線路が東海道と直行しているせいかもしれません。

美江寺駅自体も十九条駅とよく似た格好で、ホーム1面、待合所1棟の無人駅。自動券売機、トイレは無し。飲料自販機有り。ただしかつてはホーム両側に線路があったせいか、線路の反対側(写真だと左)には大きなスペースがあり駐車場になっています。そのかわり駐輪場は無し(だったような気がする。パノラマ写真を撮り忘れたので確認できないので)

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樽見線:十九条駅 (じゅうくじょう)

(横屋) - 十九条 - (美江寺)            (訪問日: 2016/10/02)

このあたり、輪中の田の間を碁盤目状の道路が走っているので走りやすいかと思いきや、道路が用水路や堤防で途切れていたり、一方通行になっていたりと、目検討で走ると全然目的地にたどり着けません。横屋駅から十九条駅の間には犀川もあって、線路沿いに走ることはできず、西に大きく迂回してまわることになります。

f:id:tkmov:20161121001726j:plain九条駅入口。対向車のいるところ(彼岸花の咲いている所)を右に入る。

 

九条駅はホーム1面、待合所1棟の無人駅。自動券売機、トイレは無し。飲料自販機有り。駐輪場は屋根付き約15台分、その横に2~3台分の駐車スペースあり。

駅名が北海道の地名みたいですけど、由来は中世の十九条城、その後の十九条村から。とは言え、もう少し北の美江寺近くの字は十七条なので、条里制からくる地名なのかも。でもそうすると起点は本巣あたりになるけど、このあたりが干拓された時期に本巣に起点となる中心があったんだろうか。 それに中世初めには揖斐川はもっと東にあって近世にかけて西行したともいうし、輪中が確立したのは江戸初期ともいうし、歴史的な順序も気になる所。

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f:id:tkmov:20161121002010j:plain ホームから大垣方向を臨む。

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山陽本線:向洋駅 (むかいなだ)

(海田市) - 向洋 - (天神側)            (訪問日: 2016/11/20)

広島から山陽本線沿いの県道164は、自動車関連の工場がひしめく交通量の多い生活道。その工場の元締めのようなかんじでマツダ本社が建っている前の交差点を横に入ると向洋駅です。

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f:id:tkmov:20161120233130j:plain 写真左に見えるのがマツダ本社。向洋駅へは右方向になります。

f:id:tkmov:20161120233125j:plain 県道から曲がって向洋駅へ入る道。

 向洋駅は有人駅、自動券売機(チャージ付)設置、自動改札(扉式)、駅舎内にセブンイレブンと食堂あり。駅南口前のロータリーにはタクシー常駐(日曜昼下がりでも常に3~4台)、駐輪場は南口の呉寄りに屋根付きのものがあり、北口には有料駐輪場あり。その他駅事務所前のスペースには送迎用の車がとまっています。(本当は業務用駐車場かも) 駅舎財産標は確認できず。

f:id:tkmov:20161120233957j:plain 駅前(南口)

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f:id:tkmov:20161120234012j:plain ホームから広島方向を臨む

f:id:tkmov:20161120234015j:plain 北口改札口

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樽見線:横屋駅 (よこや)

(東大垣) - 横屋 - (十九条)            (訪問日; 2016/10/02)

大垣は揖斐川の西側ですが、樽見線のほとんどは揖斐川の東側なので、東大垣駅と横屋駅の間で揖斐川を越えることになります。東大垣から揖斐川を渡るには樽見線、東海道本線の南に出てから国道21号が近いのですが、樽見線の駅は線路の北か西側に向いているので、南の国道は使いにくい。

というわけで揖斐川堤防に出て北の県道156号で渡河しようとしたんですが、輪中の中から外に出られず、右往左往するはめに。下の軌跡マップの様に、まず堤防上の道路に上がれず、上がっても支流に阻まれてしまう。まあ方向音痴とい非難は受け入れるとして、スムーズに移動したいなら主要道を使った方が吉。

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f:id:tkmov:20161119230038j:plain 揖斐川支流の堤防上の道を右往左往しているところ

 

横屋駅は水田地帯に民家が散在する集落の中にあり、ホーム1面と待合室の無人駅、券売機、飲料自販機、トイレともに無し。民家の隙間に駅があるので、駐車場なし、駐輪場は屋根付きが10台分程度。周囲に店舗・食堂は無し。待合室の中には近所の方の切り絵の展示。

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ここの元の集落は、この駅から踏切りを渡った東側にあるらしく、そちらから歩いてきたご老人と立ち話。80代らしく、線路の反対側(西側)にある田は、もう手入れが面倒なので2町歩ぐらいあったけど売ってしまったとの事。昔は川舟を持っていて本巣まで川で通っていたとも言われておりました。

 

 

樽見線:東大垣駅 (ひがしおおがき)

(大垣) - 東大垣 - (横屋)             (訪問日: 2016/10/02)

樽見鉄道樽見線は大垣から北上して、国鉄時代は福井まで連絡する計画だった路線で、今は揖斐川支流根尾川に沿って、途中の樽見までを結ぶ第3セクター路線。(1)日本海側への連絡線の計画で途中までの開通、(2)ほぼ一本の川沿いの路線、(3)第3セクター、という特徴で錦川鉄道と似ています。一事業一路線というのも同じだけど、これはどこの3セクも同じ。違いといえば、路線のほぼ中央にそこそこ大きな本巣という街があることかな。

そういえば3セク事業転換時点で建設途中の未開通部分が残されていた点も同じ、錦川鉄道は岩日北線を未開通のままにし、樽見鉄道は工事再開で開通させた点が違う。(岩日北線はひと駅分で観光トロッコバスが走ってますが)

樽見線の始点は大垣ですが、沿道的にいうと路線が東海道本線から分離する東大垣駅からが樽見線という感じです。

駅舎は線路路盤と同じ高さの盛土上にあり、道路から一段上がります。駅舎の出札窓口のシャッターは閉まっており無人、自動券売機なし、飲料自販機、公衆電話あり。トイレは下の写真の後ろ側にあり。(ちょっと利用には度胸が必要か) 

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f:id:tkmov:20161119181125j:plain 無人駅ですが、駅舎事務所には機材が保管され使われている様子。

ホームで大垣行きと本巣行きの行き違い。本巣方向を臨む。

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並走する東海道本線では旅客、貨物列車が頻繁に通ります。

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 樽見線の駅名標は基本的に広告付き。駅舎の財産標はJR線のものとは違うので、3セク移管後のものか。

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樽見線 駅名

樽見線の駅名リスト

(東海道本線:大垣)
- (東大垣) - (横屋) - (十九条) - (美江寺) - (北方真桑)
- モレラ岐阜 - 糸貫 - 本巣 - 織部 - (木知原)
- (谷汲口) - 神海 - (高科) - (鍋原) - (日当)
- (高尾) - (水鳥) - (樽見)

 

その他の記事

樽見線:沿線-旧谷汲駅 - tkmov(バイクとローカル線と)

 

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- モレラ岐阜 - 糸貫 - 本巣 - 織部 -f:id:tkmov:20161127001032j:plain-

f:id:tkmov:20161231002603j:plain-神海-f:id:tkmov:20161229235849j:plain-f:id:tkmov:20161225233003j:plain-f:id:tkmov:20161224014940j:plain

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美濃赤坂線:美濃赤坂駅(みのあかさか)

(荒尾) - 美濃赤坂            (訪問日: 2016/10/02)

荒尾駅から、県道をたどってほぼ真北の美濃赤坂駅に向かいます。線路に沿った道は無く、写真のような狭い生活道を通ることになります。

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旅客としての美濃赤坂線は赤坂駅で終点ですが、貨物線がいくつか更に山側に伸びている、らしいのですが、そのうちの1本を駅近くの跨線橋の上から見ると線路がなく廃線らしい。Google mapを見ると貨物線があるんですけどねえ。

f:id:tkmov:20161119010550j:plain 赤坂駅へ向かう線路跡

f:id:tkmov:20161119010552j:plain 北の山側へ延びる線路跡

美濃赤坂駅は車寄せのある古風な木造駅舎。財産票にあるように大正8年築なのか。広い待合室にあったであろう出札口は板で塞がれ、無人駅、自動券売機なし。ただし駅事務所には駅員が居そうな感じ。トイレは駅舎前に別置、飲料自販機もあり。駅前に駐車区画が7台分、近くに約20台分の駐車場がありますが月極めの様子。駐輪場は屋根付きで約90台。

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南側のホームから駅舎を臨む。

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ホームに入線した大垣行き列車。パノラマ写真でもわかるように、旅客ホームの前には閑散とした貨物ホームと多数の引き込み線と操車場。霧にかすむ終点ホームに入線する列車と古い木造駅舎、というのも不思議な雰囲気。

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下は駅舎正面に貼られた資産標。現地では気づかなかったけども、アクリル製資産標の上に打ち付けられているのは、古い木製資産標なのかも。もう少し注意して調べればよかったと少し後悔です。

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美濃赤坂線:御首神社(みくびじんじゃ)

(荒尾) - - (美濃赤坂)            (訪問日: 2016/10/02)

荒尾駅のすぐ隣、踏切りを渡った西側に、南面して御首神社があります。たずねたのは日曜日の朝7時過ぎでしたが、常に数人の参拝者あり、高校生兄妹を連れた親子連れもいて、人気の神社なのかも。とはいえ、広島ナンバーでやって来た私が一番の珍客ですけど。

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境内の風景。右端は帽子などの奉納所、左端の外には社務所があります。

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御首神社は、平将門の首が関東に戻ろうと飛んで落ちてきたところに出来た社だそうで、首から上の病平癒を願って帽子が奉納されています。

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社務所にあった、御神砂の効能書きと神社の由来書

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 この「御神砂」は首上諸病平癒の神として古来崇敬される美濃荒尾の御首神社の御砂です。御首神社は平之将門の霊を祀る古社で、遠く昔より大神が禁厭の首太占の術をもって救護善導いたされ、首上の病気退散鎮安の霊妙な御神徳が灼然です。この「御神砂」で患部をなでたり枕の下へ入れたり皆様の魂も身も安穏に首上の諸病も不浄を清め鎮定され弥々隆昌されるよう祈念いたします。