tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

島原線:島原駅 (しまばら)

(三会) - 島原 - (霊丘公園体育館)              (訪問日: 2024/04/14)

今回は島原線を島原港駅から北上しましたが、次は島原線の中心となる島原駅、国道251を挟んで島原城の正面です。ところで島原で城というと島原の乱の舞台だった原城跡ぐらいしか知識になくて、こんな立派な城があったというのは知りませんでした(写真の天守閣は戦後の復元ですが)。

島原駅は、そんな城の天守を模した白壁瓦葺きの駅舎、左手に送迎用駐車場が6台分、その他は有料(340円)です。周囲にはお土産屋や食堂などもあり。駐輪場は駅舎右手に屋根付きが2棟ですが、最初は駐輪場の場所がわからずバイクは送迎用駐車枠を使ってしまいました。

 

下は駅舎右手の駐輪場。瓦屋根の立派な屋根付きで、土曜午後ということもあり割と空いています。自動二輪禁止とは書いてなさそうなので、こちらに停めればよかったか。

駅舎中央がホームへの改札口で左手が観光案内やコンビニ、右手が駅窓口と待合室。改札横にはレンタサイクルと、海近で売り出している大三東駅の満潮時刻も掲示してありますが、ここから5kmくらいしか離れていないので干満時刻は島原と変わらないだろう、というつまらないツッコミを思いながら待合室へ。

待合室には自動券売機が設置されていますが、入場券はメニューにないので窓口で購入になります。休日で観光客も多く、列車の乗り継ぎを窓口で確認する人が多数。概して島原鉄道の窓口は丁寧な人が多く、入場券を買うだけでもなかなか順番が回って来ませんでした。ようやく買えた入場券は硬券で島原船津駅と同じ様式です。

ホームは相対式の2面2線で、南端にある駅舎改札前で構内踏切で連絡しています。駅舎のある方が1番線、ホーム長はどちらとも120歩(幅は広く見えますが、約7歩で、まあ普通)。下の写真は順に、2番線から見た1番線と駅舎、島原港駅方面と構内踏切、2番線の諫早方面の景色。

 

駅名標に書いてあるのは、去年上高地線で見た、鉄道むすめの神代みさきさんですね。島原船津駅とかは違う服装で出てくるのですが、どちらにせよ駅員制服を着ていないキャラというのは、他の路線のキャラとはちょっと違うところ。(それとは別に、神代というと個人的には山陽本線の方を思い出しますなあ)

 

 

おまけ:「日本初の蒸気機関車が走った島原鉄道

日本初の蒸気機関車が走った島原鉄道

1号機関車は、鉄道員で150形と呼ばれた機関車です。1871(明治4)年にイギリス・ランカッシャーにあるヴァルカンファンドリー社で製造、日本に輸入されました。1872(明治5)年に開業した際に使用され、1911(明治44)年島原鉄道開業の為に購入されました。1930(昭和5)年に博物館入りのため、島原鉄道を去ることになり同年7月3日には、島原駅で盛大に送別会が催行されました。その際初代社長植木元太郎は「惜別感無量」という銘板を取り付けて送り出しています。1997(平成9)年に国の重要文化財に指定され、埼玉県の鉄道博物館で大切に保存されています。

2番線ホームに掲示されているポスターの説明文ですけど、一瞥したら「日本で最初に蒸気機関車が走ったのは島原鉄道」と見えて、どういう事?、となるのですが。よく読むと、新橋-横浜間で使われた1号機関車が明治末に島原鉄道にやって来た、という事で、ちょっと引っ掛けぽいな。

 

おまけ2:駅前の黒郵便ポスト

これは、かつてこういう様式の郵便ポストがあったということだろうか。赤い円筒形ポストの前は、高札にかけるような掛け箱だったと思っていたけど。