tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

播但線:竹田駅 (たけだ)

(青倉) - 竹田 - (山陰本線:和田山)                       (訪問日: 2022/07/31)

和田山駅から山陰本線の探索に行く途中、接続する播但線の隣駅、竹田駅に行ってきました。円山川に沿って線路と並走する県道で南下します。

播但道の高架下をくぐって山城の郷へ分岐する交差点を過ぎると、竹田集落に入る所で、グッと道幅が狭まります。昔からここが郷への入口だったらしく、道端には不動尊像(と思う)と、石碑がが数基。梵字に似せたような書体でちょっと読めませんが、一つは文化十一年、もう一つは弘化二年の銘です。

天空の城で有名な竹田城がある地らしく、集落のすぐそばまで山が迫り、途中に見えた寺も急な階段の参道の上にあります。(車載カメラが広角なので、山の斜面の迫ってくる様子が映らないのがもどかしい)

古い城下町の例のように鍵手道をいくつか通って、駅に到着です。道中、古い家並に合わせた旅館・料亭がいくつがありましたが、食堂のような店舗はあまり見かけず。(単に日曜7時で朝早いだけ、という事かもしれませんが)

竹田駅長屋門を思わせる広い間口、下屋の付いた木造駅舎の有人駅。建物財産票の年号が明治39年なので開設時からの駅舎のようです。建屋の構造は勝山永平寺線勝山駅とよく似ていて、向こうが寄棟に対してこちらは切妻になっている違いくらいです。ホーム側の下屋のデザインも良く似ています(梁の太さは違うけど)。

駅前の広場には観光地らしくバス枠がありますが、送迎用の駐車枠は無し。駅舎左手と右手の駐車場は業務用のようです。駅舎右側には駐輪場が約10台分。

駅舎内は左側が観光案内所、右が待合室。自動券売機はなくタッチ式改札機を設置、ICOCAチャージ機もあり。こういうところは京阪神からの観光客対応ですかね。発券は委託らしく、営業は7:00~16:00。トイレは駅舎右手端で構外から利用します。

ホームは和田山に向かって右側(駅舎側)に単式ホーム1面1線、対向ホームが島式で駅舎側線路が廃止になった形で1線。島式ホームには待合室が1棟。ホーム間は和田山側にある跨線橋で連絡されています。島式ホームが2番線で駅舎側はたぶん1番線。

ホーム長は1番線が199歩、2番線が173歩で、千鳥配置が約53歩分。下写真は1番線の姫路側からみたホーム全景、次は和田山側から見た全景。

下は跨線橋から見た姫路方面と、次が和田山方面。

駅舎端にあるトイレ入口で、ちょっと大河ドラマの中世劇のイメージですな。

2番線ホームから見た、裏山の竹田城への登山口。駅前の案内板では駅から30分と書いてありますが、裏側の山城の郷から歩くと30分かかりますから、この急坂を30分と言うのは結構つらいような気がします。

 

 


おまけ:沿線家屋で、屋根の棟瓦に鯱が乗っているのを何軒か見かけました。播但線の姫路近くでは見なかったので、どのあたりが南限かが気になる所。但馬、播磨の境あたりなのかも。