(訪問日: 2022/07/31)
竹田駅まで来たので、近くにある日本のマチュピチュ・竹田城に登ってきました。
竹田城へは結構な山登りになると聞いていたので、軟弱なバイク野郎としては、最初は近くの案内所ー山城の郷ーから眺めるだけにしようと思ってたのですが。まずは竹田駅から少し和田山に戻って、播但道のアーチ橋をくぐってから山城の郷へ登ります。
道路から見上げる案内所ー山城の郷。最初、これが城の入口かと勘違いしてましたが、違います。
麓から竹田城を見上げられる地点と言うと、今くぐった播但道のアーチ橋付近ですね。下の写真の稜線の真ん中に見えるのが城跡です。山城の郷はこの播但道より右手の山裾にあるので、竹田城に行くにはこの写真の右手奥からずっと稜線をたどる山登りになる訳です。
行ってみると山城の郷から竹田城は見えず(これは当たり前で、近くから見下ろせる場所に山城を作るはずがない)、どうしようかとブラブラしてると、駐車場整理の人に「ここまで来て城に登らないのか?」とけし掛けられて登るはめに。竹田城までの道はタクシー、バスのみで一般車通行止め。バスは9時か10時頃からで、訪問した7時半にはタクシーもいませんでしたので、城まで2.2kmの山登りです。(下の写真は戻ってきた9時過ぎなのでタクシーがいますが)
登山道は普通車なら離合できる舗装路で一方通行。下の写真は登山道の中ほどにあるタクシー駐車場とその先にある最後の駐車場、その先にある「落ちない岩」。
城の入口にある受付で観覧料を払って、竹田城へ石段を登ります。
戦国期の山城としては珍しく石垣で城壁が作られている事、それが崩れることなく残っている事(復元されているのかもしれないけど)、それが日本のマチュピチュといわれる風景を作っているんだと納得です。
頂上部から大手口方面を見下ろす風景。下に竹田駅付近が見通せます。
こういう孤立した基台(櫓跡?)というのは、他の城跡ではあまり見た事がない。なにか中米の遺跡を見ているような感じ。
石組には詳しくないですが、野面積みでの角の組み方よくわかります。
二列になった石組で石壁を作った跡か、こういう城壁の組み方があるのか。
結局、駐車場から城跡まで片道30分、城跡で30分で約1.5時間の山登りでした(ちょっとハイペース)。朝早かったので途中見かけたのは6~7人でしたが、朝霧が出る頃は夜明け前から多くの人出があるとの事。
ちなみに、よくパンフに使われている霧に浮かぶ竹田城を見るポイントは、円山川をはさんだ反対側の朝来山の展望台、そっちも竹田城と同じかそれ以上の山登りだそうです。