tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

大糸線:沿線-穂高神社 (ほたかじんじゃ)

(穂高)                    (訪問日: 2022/10/14)

穂高駅の駐輪場が分からなかったので駐車場をお借りした穂高神社にお参りしてきました。ところで大町大糸線は基本的に直線に敷設されているのに、穂高駅のホームはなんで、あんなにカーブしてるのかと思って地図を見たら、ちょうど穂高神社を避けるように「くの字」に線路を曲げているように見えます。あくまで想像ですけどね。

そんな事を考えながら駅から駅前通りをやってくると、お土産屋さんと大きな石鳥居、その奥に駐車場がありますが(下写真)、これは脇道で、奥穂高を遥拝するように参道正面は東側になります。

三殿方式高穂造りの本宮と、境内には神楽殿、境内右手には若宮社が鎮座。地名の元になった安曇氏が祖先を祀った神社なので、海と縁の深い穂高見命、綿津見神瓊瓊杵尊が祭神なのですが、本宮は通例の南面とは違って穂高岳を遥拝する様に東面しているし、奥宮は上高地、嶺宮が奥穂高岳山頂に鎮座、と形式だけを見れば山岳信仰に合わせている風なのが興味深い。

境内にはひと月早い七五三の参拝者も見られました。

こちらは境内の北側に座す若宮社。祭神は駐車場傍に像がある安曇比羅夫相殿神は物ぐさ太郎が出世した姿の信濃中将、なのでご利益に立身出世があるのか。物ぐさ太郎が都で認められて信濃を治めたという説話は、安曇氏の入植伝承と重なります。