tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

磐越西線:三川駅 (みかわ)

(津川) - 三川 - (五十島)                      (訪問日: 2023/06/15)

新潟県新発田駅から会津に抜けるため、県道14(新発田津川線、ツーリングマップルだと"会津通り"と書いていある)を使って峠を越え、阿賀野川に出ました。下の写真は新発田市の平野から加治川沿いの山道に入る所、その下は名もない峠を越えて阿賀町側に下って来るとこ。峠を越えてもまだ新潟県ですが、新発田の田園地帯から山間地に景色が切り替わるので、感覚的には会津側に来たという印象があります。阿賀町のある東蒲原郡律令制的には越後ですが、鎌倉時代から会津の影響圏にあったというのも、そういう地勢のせいかもしれません。

阿賀野川に出て国道49との交差点に道の駅があると地図に書いてあったけど、どうも見つけられず、そのまま国道を会津方向に進んでしまったのですが、下の写真の交差点の新潟側(右側)の角にあったらしい。ちょっと右を見たら気づいたはずなんですが、正面に見える店が道の駅で閉店中と勘違いしてしまって、思い込みというのは度し難い。

そんなこんなで国道49を会津方向に走って、駅前交差点を左折すると三川駅です。

三川駅はコンクリート製二階建ての無人駅。駅前広場は広く、駐車スペースはありそう(送迎用かどうかはわかりませんが、車の出入りはあります)。駐輪場は確認できず。店舗は国道脇にヤマザキがあります。

駅舎の左半分(二階建て部分)は公民館みたいで、平日朝にしては結構な人の出入りがあります。そこにいる人に「時々写真を撮りに来る人が居るけど、何かで有名な駅なのかね」と聞かれますが、単に通り道の駅を片端から写真に撮ってるだけなので、答えに窮してしまいます。かわりに公民館で何かのイベントでも?、と聞くと、ここは公民館ではなく、ひまわりの家とかいう福祉施設の作業所で毎日通ってくる人が居るとの事、親子連れの人を何人か見たのはそう言う訳らしい。 最初の人の質問に戻れば、特に有名なことが無くてもその場を見ることで、ここに通う人がいるということを知ることが出来るし、三川駅の記事を書く時の調べで、この付近が会津藩領から新潟県編入された事とかを知れるし、意味があると思うのですよ。

駅舎右手の1階部分が待合室になっており、自動券売機、改札機は無し、出札窓口はすっかり塞がれています。トイレはホーム外にあり。

ホームは単式1面1線で、駅舎改札を出た所からホーム端に入る格好です。ホームの形状からすると昔は駅舎との間にも線路があって、島式ホームだったんじゃないかと思えます。ホーム長は212歩で、幅は11歩あり結構広めです。ホーム上には待合所が1棟と屋根がついています。

建物財産票は新潟支社の形式で、許容積雪量250cmはさすがです。

 

 

下は駅舎前にあるバス停を模した案内板。伏字になっているところは何が書いてあったのか。

三川駅
東蒲原郡の北西に位置するこの村には、村の中を縫うように流れる大河阿賀野川と、そこへ流れ込む新谷川と中ノ沢川がありました。この三つの川があることから三川と呼ばれるようになったと言われています。古くは会津領に属していましたが明治19年(1886年)に新潟県編入。昭和30年(1955年)に三川村、楊川村、下条村の一部が合併し〇〇〇〇三川村になり〇〇〇〇