tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

姫新線:丹治部駅 (たじべ)

(刑部) - 丹治部 - (岩山)                   (訪問日: 2018/06/17)

新見から姫新線沿線に入る時、少しガソリン残量が気になっていたのですが、一応線路沿いの県道だからGSがあるだろうと思ったら、全然その気配が無い。仕方がないので丹治部駅手前にある中国自動車道の大佐SAへETCゲートから入って、SAのGSで給油してみたところ、ETCで入って出るだけなら料金が発生しないらしい。次から買物とかで使えるTIPSですな。ーー閑話休題ーー

姫新線中国自動車道と別れて、大佐山山麓に向かう所に丹治部駅があります。駅舎は大佐公民館田治部分館という表札がかかり、公民館併設というか公民館に間借りした無人駅。券売機、飲料自販機はなし。トイレは駅舎内にあります。駅の左手に駐車場12台分、駐輪場は屋根付きで15台分。構内・周辺に売店はなし。駅前に郵便局有り。

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駅舎は外観だけでなく内部もペンション風で、待合室の吹抜けにはステンドグラス。

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ホームは単式1面1線で駅舎からそのままホームに出ます。ホーム長は約147歩で、下は新見方向の線路。
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こちらは津山方向
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ホーム端から見た駅舎とその横の駐車場を振り返った所。駐車場からはこっちの方が近い?
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駅舎横の駐車場の前にある植栽。築山みたいになっているのは昔の駅舎にあった庭の跡なのでしょうかね。
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下の資産標は駅舎横の設備建屋のものです。
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こちらは駅近くの旧道入口にあった説明板。普通は神社とか史跡とか特定の物を説明するものですが、ここの地区の風習を説明したものです。最初はすぐ近くの国司神社の解説かと思ったら、それよりも古い風習だそうです。

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大佐町指定重要文化財 大山神祭
       指定 平成六年六月一日
 大佐町大字田治部国司地内に祀られている「大山の神様」の祭、「大山神祭」は別名「一升飯祭」とも呼ばれ、昔から十二名(ミョウ)と名付けられる十二戸の人々が順番に祭りの大当番を引き受け、さらに、大官、小官、給仕人等の役割を決めて行われるもので、祭祀団、祭日の決め方、人の神格化、祭祀形態等異色な特色を持ち、現在の地縁集団の氏神としての国司神社より先行する祭神の祭と考えられ、しかも、「野まつり」、「大山古墳」等古代史とのかかわりの中で、さまざまな歴史のうなりを秘めている貴重なものである。
       大佐町教育委員会

 

で、説明の中に出て来た氏神様の国司神社。社殿脇にも小さな祠が沢山ありますが、その周りの大きな切り株からすると、昔は深い鎮守森だったのでは、と思います。ちょうどこの裏山の先は県道バイパスで開削されているので、道路開通の時に整理されてしまったのかもしれません。

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