(安浦) - 安登 - (安芸川尻) (訪問日: 2021/10/30)
昨年の秋、呉線沿線を走った時の記録です。
安芸川尻駅から東進して川尻市街を抜け、出し抜けに表れる神田造船のクレーン群を横目に小さな峠を過ぎると、安登の集落と安登駅があります。
下はR185をはさんで駅と反対側にある旧道からみた安登駅付近。この真ん中の、国道から駅までの道は一番短い県道だと、どこかで聞いたような。
安登駅はコンクリート製平屋の無人駅。何処にでもありそうな、といって同じものを探すとすぐには思いつかない、平凡なのかどうかわからない格好の駅舎(変な感想ですね)。思いつくとすれば信越本線の上下浜駅かな。
駅前広場にはバス用停車枠が3台分、一時的な駐車なら4~5台分のスペースがあります。駅前雑貨屋は日曜日だからか閉店中、その奥には美容院(駅前店舗の定番)。
駅舎の右手には2階建ての立派な駐輪場があり。立派なのは見かけだけでなく、2階には休憩所と図書館、イベントコーナーまであります。1階の駐輪スペースは柵で区切られていて綺麗に整理されてますが、自動二輪ではかえって取り回しに苦労しそう。というか、ここにバイクを入れてはだめなんでしょうね。
駅舎には自動券売機(ICOCA対応)とタッチ式改札機、飲料自販機を設置。片方の壁にはかつての窓口跡の様な扉がありますが、あるいは最初から無人駅仕様だったのかも。トイレは駅舎横のホーム側についていて、簡易水洗汲み取り式。
ホームは2面2線の対面式で、駅舎は登り方面(三原へ向かって左側)に建っています。ホーム間は跨線橋で連絡、対向ホームにも待合所が1棟。ホーム長は344歩で本線並みの長さです。
下は行違いをする三原行きと(たぶん)広行き列車。ホームが長いせいか、先頭車両を接するように停車するのですね。
ところで対向ホームの待合所にあったゴミ箱には、11月にゴミ箱撤去の貼紙が。ゴミ箱清掃が巡回業務にそれほど負担になっているのか、それともよほどゴミ捨てマナーがひどいのか。今見る限りは綺麗なものなので、理由は前者なんでしょう。