tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

小野田支線:長門本山駅 (ながともとやま)

(浜河内) - 長門本山                         (訪問日: 2021/03/27)

浜河内駅から更に線路沿いに南下して、終点の長門本山駅へ。家の並ぶ旧道で海際まで出ると、県道354に合流した所が駅への入口です。
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長門本山駅はホームに隣接した待合所が一棟だけの無人駅。自動券売機、自動改札機は非設置、飲料自販機もトイレもありません。県道からの入口が広場になっていて、駐車スペースは1~2台分、駐輪場は特にありませんが広場入口に数台駐輪中。

ホームから見返した線路が丘陵を緩やかに蛇行しながら下ってくるのが、なかなか良い味を出し、周りには何にもなく駅だけポツンとした様子、ほんとに"終着駅"という雰囲気です。
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ホームは1面1線で浜河内駅から見て左側(東側)がホーム、ホーム長は49歩。
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浜河内駅でも確認したけど、列車は1日3往復。朝7時半に乗ってきたら、帰るのは11時間後。う~ん。

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下は駅前広場にあった観光マップ。わざわざ3km弱の支線を作って、岬の先の何にもない所に駅を建てたんだろうかと疑問だったんですが、ここの書いてあるように、この少し先に炭鉱があったんですね。書いてある事に気づかずに、本山岬へ行くときに通り過ぎてしまいました。(でも坑口跡のあるあたり、完全に住宅街ですね)

旧本山炭鉱斜坑坑口跡

本山地区の石炭の発見は江戸時代の嘉永年(1848~1853年)に遡り、沖合400m付近に石炭の露頭がある事が知られ、小舟で採取したことに始まりました。明治30年に会社が設立され、一時中断再開されたが昭和38年閉山しました。斜坑坑口跡は大正6年に新設されたものです。この遺跡は平成10年に市指定文化財に指定されました。

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