(嘉川) - 本由良 - (厚東) (訪問日: 2019/02/17)
宇部線廻りで阿知須駅に行った帰りに、宇部線に並走する山陽本線の本由良駅に立ち寄り。山陽本線に並走する裏道から本由良駅に入ります。(駅がこの裏道を向いているので、この道が昔の街道筋だったのかも)
本由良駅は木造平屋スレート葺の無人駅。待合室に自動券売機(チャージ機能なし)が設置、駅舎事務所や窓口は閉鎖で自動改札機なし。トイレは駅舎左手にありますが、構外からの入口は塞がれていてホーム側からしか入れません。駅前広場に駐車場が5台分、駐輪場は駅舎左手に約30台、あと駅前道路わきに40~50台分あり。食堂・店舗などは無し。
ところで開業時(M33)の駅名は阿知須駅ですが、その直前に、駅のある場所は井関村(阿知須の街がある)から分離独立して佐山村になってたわけで、阿知須の人にとってはちょっと違和感があったのではないかな。更に大正になって宇部線が開業したときに、阿知須に出来た駅が本阿知須駅となって違和感が増したので、昭和25年に駅名を入れ替えたのでしょう。(最初から由良駅にしておけば、鳥取の由良駅と名前がダブらなかったのに、というのはいらぬお節介か)
ホームは駅舎に接した単式1面1線+島式1面2線で、ホーム間は跨線橋で連絡。島式ホームの駅舎側はフェンスで封鎖されて使用されていない様子で、隣の嘉川駅と同様です。ホーム長は駅舎側が314歩、島式のほうが少し長くて338歩。
下は島式ホームから見た宇部方面。
次は駅舎側ホームから見た宇部方面。
島式ホームから見た山口方面
下は跨線橋からみた山口方面。非電化路線なら遠くまで見通せるのですが、ちょうど架線架台が視界を遮ってしまいます。
おまけ:ホームに接するトイレ。外装は新しいですが、天井裏を見るとかなり古そう(銘板どおりならS7年築)。丁寧にホーム側半分だけ仕切っていますが、今では無人駅で改札が開放されているので仕切りの役目は終えていると思いますけど。
塗りつぶされているのは駅舎の建物財産票