(木次) - 日登 - (下久野) (訪問日: 2016/06/11)
下久野駅から久野川沿いに斐伊川までの県道45沿いに少し脇道にはいったところに日登駅があります。駐車場の区画は無いが駅前広場に数台駐車可能、駐輪場は屋根付きで向かって右側に約20台。駅前には雑貨屋(衣料品、たばこ販売)。トイレは駅舎横のホーム側に設置、自販機あり。駅舎の向かって左半分は建設会社の事務所か倉庫になっている様子。車寄せにある看板は、Wikipediaの写真(2005年)から架け替えられたようです。
ホームから下久野方面を望む
待合室には「JR西乗車券販売所」とあるけど駅員はおらず委託販売ということか。券売窓口から事務所内を除くと今でも使っている様子で、もしかしたら委託先の本業の事務所になっているのかも。(タクシー会社の事務所になっている駅も、多いですし) そういえば窓口のデザインは下久野駅と共通になっています。待合室に公衆電話というのは意外とめずらしい。
窓口の上にある電燈が、ますむらひろしの銀河鉄道の夜に出てきそうな雰囲気です(電球はついていないけど) でも考えてみれば、宮沢賢治が銀河鉄道の夜を書いたのは大正末から昭和の初めで、この駅ができる前。我々はこの駅の造作や銀河鉄道の世界を「古い、時を経たもの」とみているけど、賢治は「新奇のデザイン」と見ていたんだろうと思うと、こういう駅を見る目も少し変わってくる。
駅舎の財産票は、おそらく建設時の金属板のまま。かろうじて設置年の「昭和7年」だけが読み取れます。