(新見) - 布原 - (備中神代) (訪問日:2016/05/07)
阿哲峡の記事で書いたように数㎞の山道を経て、隠れ里のような集落と布原駅に出ます。もともと予備知識なしで来てしまったのですが、どうやら布原駅は秘境駅で有名らしい。確かにあの山道(あれでも県道8号ですが)を数㎞経た後で、こんな駅があれば秘境駅といわれるのは已むを得ないという事でしょう。あるいは特急やくもが、行き違いのためにこの駅に停まる事があるので、乗客の印象にも残るのかも。
ただ、周囲に結構な戸数があることも意外といえば意外です。
駅の外観。手前の建屋は待合室ではなく管理設備。この駅には待合所の屋根もありません。
ホームを新見方向を望む。列車行き違いのためにホームは2面で段違い配置。
秘境駅という事に気づいたのはこのノート。人数は数えませんでしたが(たぶん10数人以上)、この駅をわざわざ訪ねて九州や関西からも来る人がいるようです。
ここは伯備線のはずなのに、止まるのが芸備線行きの列車しかないので時刻表は芸備線扱いらしいです。
という事で、布原駅は私の中では大志田駅に次ぐ秘境度です。(大昔に行った深名線 朱鞠内湖付近の臨時駅は別格として)
また布原駅にお出かけの際は是非、備中神代駅側からアプローチしてみてください。渓谷の谷底から響く、見えない列車の音を聞きながら山道をたどるのは、なかなかおつなものです。