tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

山陰本線:八鹿駅 (ようか)

(養父) - 八鹿 - (江原)                      (訪問日: 2022/07/31)

養父駅から円山川沿いに下って国道317と合流、養父市中心部を少し過ぎた所が八鹿駅です(養父市というから養父駅近くが中心街かと思ったけど、八鹿の方が行政とかの中心なんですね)。南から市街地に入った所が下の写真、すぐ先の交差点を右折して八鹿駅に向かいます。

駅に向かう途中、八木川を渡る所にあったバス停。このあたりのバス停はどこもきちんとした建屋になっていますが、昔はこういう屋根付きでベンチのあるバス停が全国的に多かったなと思い出しました。ツーリングで疲れたらこういうバス停で休憩してたし、ここを寝ぐらにするチャリダーもいたなあ。

国道312は八鹿駅とは反対側の川沿いになるので、旧道(だと思う)の県道を走って八鹿駅へ。駅前には何軒か売店もあり(とはいえ、さっきの市街地と比べるとちょっと閑散とした感じ)。

八鹿駅は広い駅前ロータリーを持つ平屋建ての有人駅。ロータリー反対側にはバスターミナル。駅舎左手には屋根付き駐輪場がありますが、入口とか区分けが狭いので大型二輪はちょっと無理。駐車枠は見当たりませんでしたが、駅舎右手のトイレ前に何台か送迎で停まっている車あり(と思ったら、駐車場はこの3月で廃止、という注意書きが待合室に貼ってありました)。

駅にはみどりの窓口と自動券売機、タッチ式IC改札機を設置。ただし窓口は17:30までとのこと。改札口の右手は大きな待合室ですが、もう少し椅子があっても良かないだろうか。トイレは駅舎の隣とホーム内にあり。

ホームは駅舎側が単式1面で3番ホーム、対向ホームが島式2面で1、2面ホームで、1番線の外側に側線もあり。島式ホームへは跨線橋で接続です。

下は島ホームから見た豊岡方面、次が和田山方面。

ホーム長は端が柵で封鎖されているので概算で307歩、だいたい30歩くらいの千鳥配置です。

 

おまけ:ホームに夢千代日記の里の案内看板があるのですが、これは浜坂駅でもみたような。と思ったらやっぱり浜坂近くの湯村温泉の事でした。もっと近くに城崎温泉とか他にも温泉はあると思うけど、あのドラマに縁があるのか。

 

おまけ2:跨線橋の柱に、えらくごっつい継材使われていて、Wikipediaによれば福知山駅から跨線橋が移設されたとあるのですが、その移設のための構造?

 

おまけ3:島式ホームにある書状授受箱、今でも使われているんだろうか。








 

山陰本線:養父駅 (やぶ)

(和田山) - 養父 - (八鹿)                       (訪問日: 2022/07/31)

播但線終点の和田山までツーリングしたので、そこから山陰本線沿線をたどってみました。まずは和田山駅の隣の養父駅です。(ところで瀬戸内の田舎者の感想ですけど、都に近づくと変わった読み方の地名が増えてくるように思う。田舎の難読地名は「どう読めばわからない」ですが、都の近くは「どうしてこう読むの?」という難読。なんで養父は「よぶ」じゃないんだろう。隣の八鹿駅の読み方も。)

閑話休題和田山から暫くは山陰本線、国道9号とも円山川沿いに下ってゆきますが、養父集落手前で国道9号は山越えで離れてゆくので、県道で養父駅へ。

古風な佇まいの間を通って着いた駅前が下の写真。

養父駅は木造平屋瓦葺で古風を残す有人駅。駅前は広場になっていて左手に駐車場と駐輪場。駐輪場は屋根付きで約90台分、駐車場は20台分ですが月極有料のようですので、送迎には駅前の広場を使うしかないかな。右手の駐車枠は隣の病院の駐車場です。

駅舎内は薄緑の塗装で統一された古風を残した趣き。ちょっと意外なのは日曜でも駅員( 委託かもしれない)がいる事。中国地方ではこういう古風な駅では、ほとんどが休日は無人でしたので。ただ駅員がいるのは6:30~14:30までだそうですが。 

自動券売機は無いので入場券は窓口で購入です。そして、ここは改札窓口がないタイプ。

改札からホームへは、かつての構内踏切は封鎖されていて跨線橋で渡ります。今でも踏切があるという事は業務用では使っているのか。

下写真は駅舎から跨線橋の通路。トイレはこの左端の建屋でホーム側からの利用(水洗)。(露出補正の失敗写真です)

ホームは島式1面2線で、駅舎側(和田山から見て右側)が1番線で和田山方面、反対が2番線で豊岡方面。ホーム長は205歩。下はホームから見た和田山方面。線路はY字分岐のようです。

こちらは豊岡方面の普通列車が入線した所。

 




境線: 三本松口 (さんぼんまつぐち)

(後藤) - 三本松口 - (河崎口)                       (訪問日: 2022/09/25)

境線で一カ所、行きそびれていた三本松口に行ってきました。米子方面から来ると、街路と境線が並行でなく微妙に角度がついているので、並走路が無く、少し離れた県道317から入ってくることになります。

県道から曲がった道路が境線を横切る踏切脇が三本松口駅。駅舎は無く、自動券売機(ICOCA対応)のあるプレハブとホーム上の待合室があります。改札機やトイレは無し、見ての通り住宅地の中なので駐車場は無く、駐輪場は駅西側(中海側)の空地に約40~50台分があります(いや正式に駐輪場なのかどうかは、ちょっと分かりませんけど)。周囲に店舗、売店は無いですが、200m程の県道や、その先700mくらいの国道にはロードサイド店がいくつかあります。

ホームは米子方面に向かって右側(西側)に1面、ホーム長は110歩です。下はホームから見た米子方面、その次が境港方面、ここから北はほぼ直線です。

 

 建物財産票はホーム上の待合室のもの。

おまけ:入線してきた、こなきじじい列車と砂かけばばあ列車

 

播但線:沿線-竹田城

(訪問日: 2022/07/31)

竹田駅まで来たので、近くにある日本のマチュピチュ竹田城に登ってきました。

竹田城へは結構な山登りになると聞いていたので、軟弱なバイク野郎としては、最初は近くの案内所ー山城の郷ーから眺めるだけにしようと思ってたのですが。まずは竹田駅から少し和田山に戻って、播但道のアーチ橋をくぐってから山城の郷へ登ります。

道路から見上げる案内所ー山城の郷。最初、これが城の入口かと勘違いしてましたが、違います。

麓から竹田城を見上げられる地点と言うと、今くぐった播但道のアーチ橋付近ですね。下の写真の稜線の真ん中に見えるのが城跡です。山城の郷はこの播但道より右手の山裾にあるので、竹田城に行くにはこの写真の右手奥からずっと稜線をたどる山登りになる訳です。

行ってみると山城の郷から竹田城は見えず(これは当たり前で、近くから見下ろせる場所に山城を作るはずがない)、どうしようかとブラブラしてると、駐車場整理の人に「ここまで来て城に登らないのか?」とけし掛けられて登るはめに。竹田城までの道はタクシー、バスのみで一般車通行止め。バスは9時か10時頃からで、訪問した7時半にはタクシーもいませんでしたので、城まで2.2kmの山登りです。(下の写真は戻ってきた9時過ぎなのでタクシーがいますが)

登山道は普通車なら離合できる舗装路で一方通行。下の写真は登山道の中ほどにあるタクシー駐車場とその先にある最後の駐車場、その先にある「落ちない岩」。

城の入口にある受付で観覧料を払って、竹田城へ石段を登ります。

戦国期の山城としては珍しく石垣で城壁が作られている事、それが崩れることなく残っている事(復元されているのかもしれないけど)、それが日本のマチュピチュといわれる風景を作っているんだと納得です。

頂上部から大手口方面を見下ろす風景。下に竹田駅付近が見通せます。

こういう孤立した基台(櫓跡?)というのは、他の城跡ではあまり見た事がない。なにか中米の遺跡を見ているような感じ。

石組には詳しくないですが、野面積みでの角の組み方よくわかります。

二列になった石組で石壁を作った跡か、こういう城壁の組み方があるのか。

結局、駐車場から城跡まで片道30分、城跡で30分で約1.5時間の山登りでした(ちょっとハイペース)。朝早かったので途中見かけたのは6~7人でしたが、朝霧が出る頃は夜明け前から多くの人出があるとの事。
ちなみに、よくパンフに使われている霧に浮かぶ竹田城を見るポイントは、円山川をはさんだ反対側の朝来山の展望台、そっちも竹田城と同じかそれ以上の山登りだそうです。

 

播但線:竹田駅 (たけだ)

(青倉) - 竹田 - (山陰本線:和田山)                       (訪問日: 2022/07/31)

和田山駅から山陰本線の探索に行く途中、接続する播但線の隣駅、竹田駅に行ってきました。円山川に沿って線路と並走する県道で南下します。

播但道の高架下をくぐって山城の郷へ分岐する交差点を過ぎると、竹田集落に入る所で、グッと道幅が狭まります。昔からここが郷への入口だったらしく、道端には不動尊像(と思う)と、石碑がが数基。梵字に似せたような書体でちょっと読めませんが、一つは文化十一年、もう一つは弘化二年の銘です。

天空の城で有名な竹田城がある地らしく、集落のすぐそばまで山が迫り、途中に見えた寺も急な階段の参道の上にあります。(車載カメラが広角なので、山の斜面の迫ってくる様子が映らないのがもどかしい)

古い城下町の例のように鍵手道をいくつか通って、駅に到着です。道中、古い家並に合わせた旅館・料亭がいくつがありましたが、食堂のような店舗はあまり見かけず。(単に日曜7時で朝早いだけ、という事かもしれませんが)

竹田駅長屋門を思わせる広い間口、下屋の付いた木造駅舎の有人駅。建物財産票の年号が明治39年なので開設時からの駅舎のようです。建屋の構造は勝山永平寺線勝山駅とよく似ていて、向こうが寄棟に対してこちらは切妻になっている違いくらいです。ホーム側の下屋のデザインも良く似ています(梁の太さは違うけど)。

駅前の広場には観光地らしくバス枠がありますが、送迎用の駐車枠は無し。駅舎左手と右手の駐車場は業務用のようです。駅舎右側には駐輪場が約10台分。

駅舎内は左側が観光案内所、右が待合室。自動券売機はなくタッチ式改札機を設置、ICOCAチャージ機もあり。こういうところは京阪神からの観光客対応ですかね。発券は委託らしく、営業は7:00~16:00。トイレは駅舎右手端で構外から利用します。

ホームは和田山に向かって右側(駅舎側)に単式ホーム1面1線、対向ホームが島式で駅舎側線路が廃止になった形で1線。島式ホームには待合室が1棟。ホーム間は和田山側にある跨線橋で連絡されています。島式ホームが2番線で駅舎側はたぶん1番線。

ホーム長は1番線が199歩、2番線が173歩で、千鳥配置が約53歩分。下写真は1番線の姫路側からみたホーム全景、次は和田山側から見た全景。

下は跨線橋から見た姫路方面と、次が和田山方面。

駅舎端にあるトイレ入口で、ちょっと大河ドラマの中世劇のイメージですな。

2番線ホームから見た、裏山の竹田城への登山口。駅前の案内板では駅から30分と書いてありますが、裏側の山城の郷から歩くと30分かかりますから、この急坂を30分と言うのは結構つらいような気がします。

 

 


おまけ:沿線家屋で、屋根の棟瓦に鯱が乗っているのを何軒か見かけました。播但線の姫路近くでは見なかったので、どのあたりが南限かが気になる所。但馬、播磨の境あたりなのかも。

 

山陰本線:和田山駅 (わだやま)

(梁瀬)(竹田) - 和田山 - (養父)                       (訪問日: 2022/07/31)

先日、播但線沿いを少し走ってみましたが、その続きで山陰本線との接続駅の和田山に行ってみました。ところで和田山に前夜宿泊したのですが、そこそこ大きな街にしては市街地にコンビニが無いですね。R9やR312沿いには郊外線の間隔であるのですが市街地付近には無い、23時までやっている大きなスーパーがあるので実用上は困らないのですかね。

その和田山市街地を走って和田山駅へ。兵庫県でもここまで北に来ると信号機が縦型になります。あと、下写真の酒屋のとこにある2灯式はちょっと珍しいですね。たしか黄色/赤色の2灯だったと思います。

下は和田山駅前。駅舎右手が駐車場やバス・タクシープールになっています。

駅前には「和田山駅前センター街」という商店街がありますが、来たのが7時前なのでどのくらい繁盛しているのかは不明。

和田山駅はコンクリート造り3階建ての立派な駅舎。改札、待合室は2階ですが、こういうのも橋上駅と言うの?

駅舎右手がモータープールになっていて、駐車枠は10台、その他にタクシー、バス停もここです。駐輪場は無さそうで、代わりに道路の反対側に30台くらいの屋内駐輪場がありますが、料金は不明。

駅舎2階には改札口で、自動券売機1台とみどりの券売機1台、出札窓口は無さそうで、改札にはタッチ式改札機を設置。トイレもここにあります。改札の左手には待合室。

ホームは島式2面4線、跨線橋で接続されていて手前が4,5番線で播但線、奥が1,2番線で山陰本線用です。でも改札から跨線橋まで更に階段があるけど、せっかく橋上駅にしたのなら、同じ高さには揃えられなかったんですかね。

下の2枚は跨線橋から見た福知山方面、その次が豊岡方面(窓ガラス越しなので、ぼやけているのはご容赦)

こちらは4,5番線の豊岡側からみた駅全景。その次は福知山側から見た風景。ホーム長は4,5番線が241歩、2番線は本線の標準的な長さの359歩、ホーム幅も広くて10歩くらい。

下はホーム端からみた福知山方面。

 

4,5番線の外側には昔の操車場後の様な空地が広がっていて、向こうには給水塔とレンガ造の車庫跡が残されています。車庫跡は倉庫になっているそうですが(by Wikipedia)、屋根が全部落ちている状況でどう使っているんだろう。

 

おまけ: 側線に待機中のラッセル車の除雪部分とモーターカー。

 

おまけ2:和田山駅に行く途中の市街地で何件か、屋根に鯱瓦が乗っている家を見かけました。以前に天橋立から城之崎に行く途中、久美浜の市街地で見た事があるので、丹後半島から西が鯱瓦の分布範囲の様な気がします。後は江原駅近くで1軒それらしいのが車載カメラに写ってましたね。

 

播但線:甘地駅 (あまじ)

(福崎) - 甘地 - (鶴居)                          (訪問日: 2022/07/30)

福崎駅でR317は市川の左岸に移ってしまうので、線路沿いの県道を走って次の甘地駅に到着です。駅前は整理されて広場になっていて、駅舎右手には「銀の馬車道」とかを紹介した公園、背後には市川中学の校舎です。

甘地駅は木造平屋瓦葺の有人駅。駅前広場に送迎用なら4,5台停められそうで、駅舎左手には駐車場20~30台分ありますが、これはたぶん契約者用。駐輪場は駐車場のもう一つ線路寄りにありますが、詳しく調べるのを忘れました。そういえば中国地方の駅は屋根瓦が赤とか青とかですが、播但線はいぶし銀の瓦(いぶし瓦ではなさそうだが)の駅が多い印象。

待合室には出札口とともに自動券売機1台とタッチ式改札機を設置。ただし訪れたのが18時過ぎだったので駅員不在で窓口は終了。

改札を出た所が1番ホーム、このホームにトイレがあります。

ホームは相対式で2面2線、駅舎側が1番線で対向ホームが2番線、跨線橋で連絡しています。ホーム長は1番線が239歩、2番線がカーブ外側のせいか少し長くて273歩。2番線には待合室が1棟。下の写真が2番線から見た和田山方面、その次が姫路方面。

下は跨線橋から見た和田山方面で、次が姫路方面。

 

 

播磨国風土記 神前郡(かむさきのこほり)「川辺里(かわべのさと)」
 この辺りは、奈良時代初期に編纂された播磨国風土記に神前郡川辺の里と記されており、今も伝承が残っています。
 神崎郡(かんざきぐん)の地名由来の神前山(かむさきやま)(千束山(せんぞくやま))は、伊勢と出雲を結ぶ線の中央、播磨国の中央に位置します。
         市川町・市川町観光協会

 

播但線:福崎駅 (ふくさき)

(溝口) - 福崎 - (甘地)                          (訪問日: 2022/07/30)

溝口からR312を北上し中国自動車道を過ぎて、福崎の市街地で国道から離れて細道で駅へ向かいます。市街地の道は車の離合が難しい幅員ですが、駅前は区画整理されて大きなロータリーになっています。

駅前ロータリーにはバス、タクシー乗場と駐車場枠が数台、有料駐車場は駅裏にコインパーキングがありますが、ちょっと入口で迷いそうなところです。駐輪場は探してみましたが見当たらず。で、下の写真の建物に駅名看板がついていますが、これは福崎町駅前観光交流センターで、福崎駅の駅舎はこの裏にひっそりと隠れてます。

下が福崎駅駅舎、木造スレート葺平屋の有人駅。自動券売機はみどりの券売機を含めて3台、タッチ式改札機を設置。駅舎の右半分は待合室、トイレはホーム内(1番線)にあります。

出札窓口は無いので入場券も自動券売機で購入ですが、ここのは写真の様な大判です。改札がないので入鋏、スタンプもありません。

 

ホームは駅舎に接して1番ホームが単式1線、対向の2,3番ホームが島式2線。島式ホームにも待合室がありますが、これがエアコン付きです。いえ、大きな駅ならエアコン付きの待合室は珍しくないですが、ここんとこローカル駅ばかり見てたので、ちょっと違和感が。

ホーム間は跨線橋で連絡。下の写真は1番ホームから見た姫路方面、その次が同じく和田山方面。

ホーム長は両方とも194歩、島式ホームの方は和田山側が18歩くらい柵で閉鎖。島式ホームはちょっと幅広で11歩。

下は跨線橋から見た姫路方面と和田山方面。

おまけ:1番線に入線した姫路行き列車。このあたりもワンマンカーなんだ。

おまけ2:観光交流センターの左手に駐輪場があると思ったら、レンタサイクル置き場でした。ということで駐輪場を見つけられず。

おまけ3:ホームにあった「銀の馬車道」の説明板。明治初期の生野鉱山寮馬車道が今の国道312に沿って通っていたという話。道路マニアとしてはもう少し気を付けて走ってみればよかったかな。





播但線:溝口駅 (みぞぐち)

(香呂) - 溝口 - (福崎)                        (訪問日: 2022/07/30)

香呂駅を過ぎて北上すると、西から迫る尾根を越えるために播但線が少し標高を上げます。国道は市川沿いに走っているので、下の写真のように駅へは少し丘陵を登ることになります。

坂を上りきったところが播但線の踏切ですぐ横が溝口駅。駅の西側はロータリーになっていて、駐輪場が約200台分くらい(もっとあるかも)広がっています。その代わり駐車枠は少なく数台分。周辺は住宅街+商店が散在。駅前にも雑貨屋があり。

溝口駅は木造平屋瓦葺の有人駅。めずらしく妻入造りになっています。香呂駅に続いて、ここもみどりの窓口あり。自動券売機は1台、タッチ式改札機を設置。トイレは2番線ホーム内にあります。そういえば中国地方ではすっかり見なくなった白ポスト播但線の各駅には設置してありますね。

自動券売機で買った入場券は、退場する時に一応駅員にことわって持ち帰るのですが、ここではパンチとスタンプ、どちらが良いか聞かれました。私は鉄分が無いのでどちらでもいいんですが、やはりパンチを嫌がる人が多いそうです。

ホームは相対式2面2線で、駅舎は福崎方面を見て左側(西側)にあり2番線です。ホーム間は跨線橋で接続されていますが、対向ホーム(たぶん1番線)には踏切脇から入場する改札口がついています。下の写真は踏切から見たホーム全景(姫路方向)。

下は1番線から見た姫路方面。対向ホームには待合室が1棟、トイレは1番ホームの駅舎横にあります。

下は1番ホーム南端からみたホーム全景。ホーム長は1番線が189歩(そのうち南側の柵から先が14歩)、2番線が160歩。



播但線:香呂駅 (こうろ)

(仁豊野) - 香呂 - (溝口)                          (訪問日: 2022/07/30)

仁豊野からR312で播但線に沿って北上、途中ネスレの工場の前を通ってコーヒーの香りの中、香寺で国道を左折し少し入った所が香呂駅です。

香呂駅は木造平屋スレート葺の有人駅。駅舎の待合室には椅子が無く、右手のトイレとの間が副待合室になっています。

駅前が細長い変形したロータリーになっていて、そこにタクシー用駐車枠があり、送迎用の枠がある訳ではないですが、4~5台くらいのスペースがあります。駐輪場は広くとってあり、この駅舎右手と左手に各々約100台分、更に反対側の西口に約150台分設置されています(西口の北側にも駐輪場があるので、そこも足すと西口で300台くらいかも)。下は駅舎右手の駐輪場。

こちらは駅舎左手の駐輪場。ここなら大型バイクも入れそう。

駅舎待合室には自動券売機を2台設置、みどりの窓口もありますが、窓口が開いている時間は制約あり(半分ぐらいは不在です)。改札にはタッチ式改札機。

ホームは対面式2面2線、駅舎側(姫路へ向かった左側)が1番線で、2番線とは跨線橋で連絡。ホーム長は212歩で、互いに33歩程ずらした配置になっています。下は和田山方面を見たホーム全景。

下は2番線ホーム北端からみた和田山方面。1番線が直線化されています。またホームがずれているところは足場造りで追加されているようです。

下は跨線橋から見た和田山方面のホーム全景。その次は姫路方面。

こちらは西口改札口と西側駐輪場。この北側に駐車場もありますが、一時利用可かどうかは未確認(契約者専用だった様な気がします)。こちら側は自立式の自動券売機とタッチ式改札機を設置。

おまけ:1番線に入線した姫路行き列車。夕方とはいえ、他の駅に比べて乗降客は多し。

駅舎の建物財産票は明治27年8月で、今まで見た中では尾道駅のM25年、河内駅のM27年3月に次いで古いですが、尾道は建替えたので2番目かな。