tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

山陽本線:三原駅 (みはら)

(糸崎) - 三原 - (本郷)                       (訪問日: 2021/06/20)

三原駅尾道や糸崎と同様、山を背後にすぐ目の前が海で船着場になっているという立地。特に三原は工場や商業地も多く、山陽道ができる前は渋滞常襲地でした(今でも通勤時はラッシュがひどいですけど)。下の写真は駅から見た三原港。瀬戸内には船着場(貨物港ではなく旅客船舶が発着する港)と接する駅は多いですが、さすがに新幹線駅ではあまりありません。あとは徳山駅ぐらいかな。
f:id:tkmov:20210722184837j:plain

下は三原港の車両待機所。港ターミナルは左に見えるベージュのビルの1F、駐車場はそのビル手前に10台分くらいあります。駐輪場はこことは港の反対側(西側)にあります。
f:id:tkmov:20210722184843j:plain

f:id:tkmov:20210722184848j:plain

 

三原駅は新幹線駅なので、とりあえず何でもあり。ただ最近のコロナ禍のせいか、パン屋での軽食以外で飲食店は見当たらず。もっとも北口は見てませんが。

f:id:tkmov:20210722185416j:plain

f:id:tkmov:20210722185421j:plain

f:id:tkmov:20210722191033j:plain

f:id:tkmov:20210722185830j:plain

改札からホームへ上る階段の様子とかは、松江や出雲、鳥取とよく似ているような気がします。
f:id:tkmov:20210722185835j:plain

f:id:tkmov:20210722185841j:plain

 

ホームは高架の島式2面2線で、南側(福山から見て左側)から1~4番ホームです。ホームの両端はフェンスで仕切られていて、フェンス間で233歩。フェンスの向こうが各々目視で80歩くらいなので、本線仕様のホーム長360~400歩くらいというところでしょうか。1,2番ホーム上のうどん屋さんは閉店中。
f:id:tkmov:20210722190811j:plain

f:id:tkmov:20210722190820j:plain

f:id:tkmov:20210722190824j:plain

駐車場は駅前にTimes。駐輪場は駅舎東西のガード下にあり、下の写真は駅西側の駐輪場です。横断歩道のとこにある「P」マークの左に入口があったのでここから入りましたが、実はこれは自転車用の入口。なので自転車の中に無理やり止める格好になりましたが、本当はガードを通り抜けた右側(北側)に二輪車用の区画があります。

f:id:tkmov:20210722191133j:plain

f:id:tkmov:20210722191845j:plain

正解の二輪車用駐輪場はこちら。いずれにせよ、無料なのはありがたいです。
f:id:tkmov:20210722191143j:plain

 

f:id:tkmov:20210722192326j:plain f:id:tkmov:20210722192330j:plain

f:id:tkmov:20210722192338j:plain

 

山陽本線:糸崎駅 (いとざき)

(尾道) - 糸崎 - (三原)                         (訪問日: 2021/06/20)

改築なった尾道駅を見に行った帰り、糸崎、三原方面に行ってきました。
尾道から海岸沿いを山陽本線並走する国道2号で、まずは糸崎へ。昼の山陽本線は結構な頻度で貨物列車が走ってますが、旅客に比べると意外と低速。国道の流れに乗って制限速度ちょい遅めだったのですが、ずっとほぼ等速で並走、結局こちらの方が早かったですね。

f:id:tkmov:20210718184251j:plain

岬をまわって糸崎の街に入ったあたり、山陽本線跨線橋を越えた所で国道脇に糸崎駅があります。(下の写真は国道2号の糸崎駅前交差点) 国道を走るとわかるのですが、糸崎駅の前後が高くて駅前がちょうど窪地になっているので、よく駅構内が冠水するとの事。つい最近の大雨でも線路が冠水して山陽本線が数日運休になっていましたし。
f:id:tkmov:20210718185034j:plain

糸崎駅は木造地上駅で駅前広場に駐車枠が2~3台、左手に露天の駐輪場が約50~60台分。駅舎の右手には駐在所があるし、無茶な停め方はできません。ところで駅舎屋根上の駅名看板の文字がちょっと特徴的で、昔、大学学生寮とかのタテ看に”貫徹”とか”粉砕”と書かれていた書体と似てるような気がする。
f:id:tkmov:20210718185802j:plain

f:id:tkmov:20210718224352j:plain

f:id:tkmov:20210718214820j:plain


待合室には自動券売機(ICOCA対応)が1台、改札はタッチ式自動改札機です。出札口などは閉鎖されていてたぶん無人駅仕様ですが、構内列車の操作のために駅員の姿は多数見うけられます。駅舎内に売店・食堂はありませんが、駅前の国道にはセブンイレブンがあります。
f:id:tkmov:20210718220124j:plain

f:id:tkmov:20210718220135j:plain

f:id:tkmov:20210718220140j:plain

 改札から出た所に乗場は無く、ホームへは跨線橋で連絡します。このレール路盤と同レベルの改札は、身延線南甲府駅や花輪駅を思い出します。昔はここから構内踏切でホームに入っていたのかも。
f:id:tkmov:20210718220825j:plain

f:id:tkmov:20210718221107j:plain

 

 ホームは島式2面4線、駅舎側が1,2番ホームで上り線、向こうが3,4番ホームで下り線です。
f:id:tkmov:20210718223131j:plain

下の写真は跨線橋から見た三原方面、その次は尾道方面。ホームは両端がだいたい50歩分くらいフェンスで閉鎖されています。
f:id:tkmov:20210718223132j:plain

f:id:tkmov:20210718223142j:plain

ホームは本線仕様なのか幅広。ホーム長はフェンスの内側で289歩、両端のフェンスの向こうは目測で各々50歩くらいなので、本来の長さは本線で標準的な360~380歩です。

f:id:tkmov:20210718223936j:plain

f:id:tkmov:20210718223942j:plain

f:id:tkmov:20210718224643j:plain f:id:tkmov:20210718224644j:plain



おまけ:

ホーム構内のトイレの操作が変に複雑。なんでこんな仕組みにしたのやら。

f:id:tkmov:20210718225849j:plain



 

津山線:佐良山駅 (さらやま)

(亀甲) - 佐良山 - (津山口)                          (訪問日: 2021/04/30)

北上してきた津山線もそろそろ終わり、国道53号と並走しながら津山盆地へ降りてゆきます。

f:id:tkmov:20210703174217j:plain

佐良山駅へは津山盆地に出てきたところ、吉備中央町からの国道429号と合流点(ローソンのすぐ脇)から旧道に分かれて入ります。本当はもっと手前から旧道に入れば分かりやすかったんですけど、駅近くでは線路を渡る道がみあたらず、結構右往左往してしまいました。

f:id:tkmov:20210703175023j:plain

佐良山駅は待合室1棟だけの無人駅。自動券売機、改札機、トイレ、自販機のいずれも無し。道路から駅に入る通路横に駐輪場(屋根付き)が10台分、待合室横の空地に駐車枠が2台分(でも業務用と書いてあるので停められないか)。建物財産票は確認できず。(Wikipediaにはブロック造りの津山口駅の様な待合所の写真(2009年)が載ってますが、それ以降に建替えられたという事ですね)
f:id:tkmov:20210703175153j:plain

f:id:tkmov:20210703175159j:plain

駅入り口通路左側の民家は昔は売店だったのでしょうかね。
f:id:tkmov:20210703175205j:plain

 

f:id:tkmov:20210703181454j:plain

f:id:tkmov:20210703181459j:plain

ホームは1面1線で津山から見て左側がホーム。ホーム長は169歩で意外に長い。線路の反対側は資材会社の社屋があり、ちょっと圧迫感あり。駅向きのフェンスに「祝日には日章旗を掲げましょう」と掲げてあるのは、創業者の主義なのかな。

f:id:tkmov:20210703181733j:plain

f:id:tkmov:20210703181738j:plain

f:id:tkmov:20210703183554j:plain

 

追記:明治期の地図では「皿山」と書いてあり、近くの川も「皿川」なので、「佐良山」という表記は近年になってからのものかも。昭和19年の国有化時の駅名が今の表記なのでその頃から?

 

津山線:亀甲駅 (かめのこう)

(小原) - 亀甲 - (佐良山)                         (訪問日: 2021/04/30)

津山線で北上して津山市に入る一歩手前、美咲町の中心部にある亀甲駅です。駅自体はは美咲町市街地の中心にあるのですが、国道53が市街地の外をバイパスしているので、国道から入るにはちょっと込入った脇道を通ってゆくことになります。

亀甲駅は、亀甲模様の屋根から亀の首が飛び出したちょっと変わった駅舎に図書館、食堂もある有人駅。駐車場は駅舎横に20台くらい、駐輪場は未確認、トイレは駅舎右手の別棟です。自動券売機と改札機は無く、対面販売・改札です。駅業務は委託販売なので、列車が来ないときは事務所不在の時もあるようです。

f:id:tkmov:20210627223530j:plain

f:id:tkmov:20210627224135j:plain

f:id:tkmov:20210627224140j:plain

f:id:tkmov:20210627230100j:plain

ところで駅のある場所の地名は原田だし、ちょっと変わった駅名だなと思ったら、駅舎正面に由来の説明板があり。由来の亀甲岩は駅の近くにあるらしいですが、ちょっと見つけられませんでした。

f:id:tkmov:20210627224910j:plainf:id:tkmov:20210627224916j:plain

久米郡ロマンス企画
三、「亀」にあやかり子宝に恵まれ、長寿を願う(中央地区)
 『亀甲岩(かめのこういわ)伝説』
 昔、ここで生き倒れた旅の巡礼者がいました。
その人を哀れに思った村人が、この地に巡礼者を葬り、ねんごろに供養しました。すると、月の青い夜、巡礼者を埋葬した辺りから大きな岩が弘法大師の尊像を載せてせり上がりました。
この岩の形が亀に似ていたことから、その岩を亀甲岩と呼ぶようになりました。
地名には「亀甲(かめのこう)」の名前はありませんが、明治三十一年に開通した中國鉄道(現在のJR津山線)の駅名に亀甲(かめのこう)の駅名が付けられました。
 この地では「亀甲岩」を地域のシンボルとして、平成七年の亀甲駅舎などの改築の際に駅舎を亀の形にしたり、様々な場所に亀をモチーフにしたモニュメントを設置するなどしたまちづくりを行っています。
 久米郡ロマンス企画では、三番目の訪問地として「亀」にあやかり、子宝に恵まれ、長寿を願う地とします。

 

ホームは相対式の単式2面2線でホーム長は153歩、跨線橋で連絡、駅舎の横に引込線もあります。下は跨線橋から見た岡山方面と、その次が津山方面。 f:id:tkmov:20210627230126j:plain

f:id:tkmov:20210627230131j:plain

f:id:tkmov:20210627230136j:plain

f:id:tkmov:20210627230142j:plain 

対向ホームにある待合所。
f:id:tkmov:20210627230903j:plain

 

f:id:tkmov:20210627231132j:plainf:id:tkmov:20210627231137j:plain

f:id:tkmov:20210627231147j:plain

 

おまけ:亀甲駅から北上して国道53号と合流するとこの倉庫にあった瓶コーラのカートン。こんだけまとまった瓶コーラを見たのは何十年ぶりだろう。
f:id:tkmov:20210627231437j:plain

 

山陽本線:尾道駅 (おのみち) 再訪

(訪問日: 2021/06/20)

建替えられた尾道駅を再訪。2階建てのお洒落な駅舎になりましたが、コロナ禍のせいか人影はまばら、自転車に乗った観光客もあまり見かけませんでした。そういえば背後の山上にあったお城はいつの間にか取り壊されているし、この数年で風景が変わってしまいました。

f:id:tkmov:20210718170059j:plain

とはいえ、その他の景色はあまり変わらず、対岸への向島渡船や駅前の稲荷神社ー蘇和神社は同じ風景です。ただ、駅前のラーメン屋が営業時間短縮で入れなかったのは残念。

f:id:tkmov:20210718170323j:plain

f:id:tkmov:20210718170333j:plain

f:id:tkmov:20210718170344j:plain

 

山陽本線:尾道駅 (おのみち) (追記あり) - tkmov(バイクとローカル線と)

 

津山線:小原駅 (おばら)

(誕生寺) - 小原 - (亀甲)                         (訪問日: 2021/04/30)

津山線は岡山から旭川と支流の誕生寺川に沿って北上しますが、誕生寺駅の北で峠を越えて吉備高原の上、吉井川水系に出ます。

小原駅は国道53号から少し脇道に入ったところ、農地と民家に囲まれた無人駅。野々口駅から北では久しぶりに、駅舎の無いホームだけの駅です。駅前の脇道には駐輪場(屋根付き)が15台分、駐車場は無く、ホームへは待合所横の階段で。下の写真のとおり付近に店舗・食堂も、飲料自販機もありません。

f:id:tkmov:20210516210956j:plain

f:id:tkmov:20210516211000j:plain

f:id:tkmov:20210516211003j:plain

待合所はホームから張り出した形で設置されたものが1棟、自動券売機や改札機はありません。ホームは単式1面1線でホーム長は115歩、津山方面に向かって左側(西側)にあります。
f:id:tkmov:20210516211555j:plain

f:id:tkmov:20210516211602j:plain

f:id:tkmov:20210516211606j:plain

おまけ:岡山方面へ通過するコンテナ貨物列車(かな?)

f:id:tkmov:20210516212903j:plain

f:id:tkmov:20210516212910j:plain

建物財産票は確認できず。

津山線:沿線-誕生寺・北庄棚田

誕生寺駅の駅名由来になっている誕生寺、駅から北西へ約700m、バイクで数分ですので行ってみました。お寺の前には参拝用の大きな駐車場あり。山門の正面に本堂、左に観音堂、本堂の前には法然上人由来の大公孫樹。

f:id:tkmov:20210515222720j:plain

f:id:tkmov:20210515222726j:plain

境内の大イチョウは「逆さの公孫樹」と言われているそうですが、確かに普通のイチョウとは違うこの枝ぶりを見れば、根と枝が逆さになっていると見えますね。那岐の菩提寺にもある大イチョウから、法然上人が杖として持ってきたのが根付いたとの事ですので、次は奈義の菩提寺にも行ってみなければ。
f:id:tkmov:20210515222729j:plain

熊谷直実の寄進で創建されてから約900年の古刹との事。不覚にも浄土宗法然の生誕が美作だったというも知らなかったし、そこに、平家物語 平敦盛の段で有名な熊谷直実が関係しているのも、意外な発見でした。

f:id:tkmov:20210515222858j:plain

誕生寺
栃社山誕生寺は、建久四年(1193)法力房蓮生(熊谷直実)が、浄土門念仏元祖法然上人誕生(1133年)の地に、師法然上人の御徳を仰ぎ上人誕生の旧邸を寺院に改めたものです。また、蓮生は、この寺でなき上人のご両親の追善供養のため、五年間の常行念仏を修したといわれています。
以来八百数拾年の星霜を経て、境内には法然上人のゆかりの公孫樹、片目川、産湯の井戸などがあり、また法然上人二十五霊場第一番札所となっています。両幡の天下ります椋の木は世々に朽ちせぬ法の師の跡(熊谷入道詠)

 

f:id:tkmov:20210515223606j:plain

誕生寺七不思議
〇逆木の公孫樹(境内)
 銀杏の大木が逆さに伸びたという
 法然上人十五才の旅立ちの時、那岐の菩提寺から杖にされた銀杏を地に挿された所、根が逆さに伸び、枝は本来、根っこであるといわれる。
〇御影堂の宝珠(境内)
 御影堂屋根の玉は何? 人生究極のお宝!
 参拝者が御影堂(本堂)を拝する時、棟の中央に置かれている「宝珠」は、まさに西方浄土の位置。人生で求めるべきところの真の宝であります「極楽浄土」の象徴と言える。
秦氏君・御鏡(宝物館)
 母、秦氏の涙あとが残る手鏡
 我が子、勢至丸(法然上人)との別れを悲しまれた母の涙のあとが残っている秦氏君・手慣れの銅鏡。
〇石仏大師(本堂脇壇)
 法難を予告した石仏
 天正六年、住職、深誉上人は片目川より御本尊のお姿に似た大師(法然上人)の石像を発見、手にしたところ、頭の下がったその姿に当時に何か異変が起こると感じ、御本尊を産湯の井戸に沈め隠された。その直後、浮田一門の襲撃により御影堂は破壊されたが、幸い御本尊は助かった。
〇黒こげの頭(本堂脇壇)
 法然上人のお顔だけは焼けなかった文楽人形
 浪花の文楽座の大火で、総て焼失した中で不思議にも法然上人の人形の顔の部分だけが焼ける事なく神々しく残っていた。
〇無垢の御影(客殿)
 法然上人の御影跡が残る無垢の真木
 法然上人ご誕生の際、二つの白幡飛び来て椋の枝にかかった。その初代の椋が枯れた時、真木より上人のお姿が昇天したと云う。その跡影。
〇人肌のれん木(客殿)
 法然上人の肌の暖かさを保ちつづけているれん木
 十五才の勢至丸、比叡山に旅立つ際、身体を暖めるために母に与えた、孝養の銀杏れん木。法然上人自らの肌の温かさを保っていると云う。

 

さて、誕生寺から更に西の山中にあるのが、北庄の棚田、棚田100選だそう。県道で谷沿いの急坂を登った先の稜線で少し道幅が広がって、眺望が開けます。

f:id:tkmov:20210515224331j:plain

訪ねたときは、まだ田起こしをしたばかりで、田植えまでは間がありそうでした。

f:id:tkmov:20210515224523j:plain

下の写真は国道53号へと稜線を下っているところ、高原の平坦地から川谷へと降りてゆきます。こうしてみると、吉備高原の端の浸食崖に棚田が作られているのが実感できます。
f:id:tkmov:20210515224525j:plain

 

津山線:誕生寺駅(たんじょうじ)

(弓削) - 誕生寺 - (小原)                       (訪問日: 2021/04/30)

弓削駅から、津山線と並走して久米南町の中心部を抜けて国道53号で北上、約3kmで誕生寺駅へ行ってきました。国道から分かれた旧道から少し脇に入った所が駅ですが、駅への案内などは無いので、初見ではちょっと分かりにくい。下の写真は駅前を通り過ぎてしまって、駅入り口を北から見たところ。その次は脇道からみた誕生寺駅前。

f:id:tkmov:20210513230251j:plain

f:id:tkmov:20210513230257j:plain

誕生寺駅は、軒の深い古民家風の木造平屋の駅舎を持つ無人駅。この軒先の深さは玉柏駅法界院駅弓削駅と同じデザインに見えます。駅前はちょっとした広場になっていて、駅舎左手に駐車場(約3台分)、右手が屋根付き駐輪場で15台分。広場の向かいには見世駅前集会所。

f:id:tkmov:20210513230812j:plain

f:id:tkmov:20210513231214j:plain

f:id:tkmov:20210513230818j:plain

 

駅舎は最近改築されたらしく、駅事務所や窓口は無くトイレが設置されています。自動券売機、改札機は無く、飲料自販機もなし。売店なども近くには無さそうです。

f:id:tkmov:20210513231725j:plain

f:id:tkmov:20210513231730j:plain

f:id:tkmov:20210513232003j:plain

プラットホームは単式1面1線ですが、フェンスの向こうには昔の相対式ホームの跡が残っています。ホーム長は165歩、対向のホーム跡は約70歩。

f:id:tkmov:20210513232021j:plain

誕生寺駅久米南町美咲町の境にあり、津山盆地への峠の途中ですので、駅の前後は結構な勾配になっているのが見て取れます。

f:id:tkmov:20210513232025j:plain

f:id:tkmov:20210513232026j:plain

f:id:tkmov:20210513233813j:plain f:id:tkmov:20210513233817j:plain

駅名の由来になった誕生寺、法然上人の生誕地は駅の北西約700mです。

ところで福渡駅からこの誕生寺駅までの沿線の川は誕生寺川、この少し北の大きなため池は誕生寺池と、このお寺にちなんだ地名が多いのですが、明治21年の地図には誕生寺をつけた地名は見当たらず、川も弓削川となっています。廃仏毀釈の後、津山線開通の明治31年までの間に寺勢が盛り返してきた、という事なんでしょうかね。




 

 

宇部線:岩鼻駅 (いわはな)

(居能) - 岩鼻 - (宇部)                        (訪問日: 2021/05/08)

宇部駅山陽本線から分岐して宇部線岩鼻駅へ。宇部線は街路と無関係に走るので、少し離れた県道29で厚東川の向こうの岩鼻駅へ走ります。地図で見た琴川橋を渡ろうとすると通行止め。

f:id:tkmov:20210509180310j:plain
この時はしようがないので南の厚東川大橋を通りましたが、すぐ上流に新琴川橋が宇部線のすぐそばに出来てました。下は帰りに撮った新琴川橋と新川方面へ行く列車。いずれにせよ、古い地図を使ってはいけませんな。
f:id:tkmov:20210509180609j:plain

で、南側の宇部市街地から寄っていくと、こういう狭い道しかないという。

f:id:tkmov:20210509181259j:plain

岩鼻駅は山沿いの住宅地にあり、線路も道路からは見えにくいので、入口が分かりません。行きつ戻りつして最初に見たのは階段で登ってゆく道(下の写真の自転車が停めてあるところを入って、白い手すりの階段を上った所が駅)。駅舎がまた、普通の民家にしか見えない。
f:id:tkmov:20210509181927j:plain

下の写真が、たぶん普通の入口。
f:id:tkmov:20210509182136j:plain

で、もう一つ南側にある入口にバイクを入れたんですが、これが完全に裏道の生活道で、これ以上入れないので歩いて駅に行くことになってしまいました。勘で走っているので、いつもこんな調子。それと、住宅街の裏の生活道の奥にあるアプローチの感じは、山田線の山岸駅に似てます。
f:id:tkmov:20210509182738j:plain

f:id:tkmov:20210509183140j:plain

岩鼻駅は斜面上に線路に隣接して木造駅舎が建つ無人駅。駐車場は無く、駅への斜道脇は一列の駐輪場でタイヤ止め整備(約50台分)。なので自動二輪車を停めるスペースがありません。仮にタイヤ止めの隙間に入れたとしても、この向き(坂上に対して前輪を右に振った停め方)は、左サイドスタンドのバイクにとってはかなり不安定で、この向きには停めたくないものです。

f:id:tkmov:20210509183435j:plain

f:id:tkmov:20210509183308j:plain

駅舎は木造トタン葺きで待合室には券売機(ICOCA非対応)を設置、改札機はなし。時節柄、3密防止のポスターもあります。トイレは駅舎とは別棟でホーム内に設置。
f:id:tkmov:20210509184842j:plain

f:id:tkmov:20210509184846j:plain

f:id:tkmov:20210509185219j:plain


ホームは相対式で2面2線、駅舎の部分が1段低くなっていますが、それも含めて128歩。対向ホームとは跨線橋で連絡されています。

下の写真は順に、跨線橋から見た宇部方面、居能方面、ホームから見た宇部方面、居能方面。
f:id:tkmov:20210509185658j:plain

f:id:tkmov:20210509185704j:plain

f:id:tkmov:20210509185709j:plain

f:id:tkmov:20210509185714j:plain

 

f:id:tkmov:20210509190111j:plain f:id:tkmov:20210509190115j:plain

f:id:tkmov:20210509190119j:plain f:id:tkmov:20210509190122j:plain

 

山陽本線:宇部駅 (うべ)

(厚東)(岩鼻) - 宇部 - (小野田)                         (訪問日: 2021/05/08)

このところ、宇部線小野田線を中心に訪ねていたら宇部駅に行きそびれていたので再訪問。厚東駅から山陽本線ぞいに国道2号で宇部に向かいます。市街地路線の宇部線とかと違って、こういう主要道沿いの線路というのは久しぶりです。
f:id:tkmov:20210509154919j:plain

そうこうしているうちに宇部駅の入口に至るのですが、宇部市の中心は厚東川左岸の新川駅の方にあるので、どうしても西宇部宇部駅のほうは寂しい感じが否めません。
f:id:tkmov:20210509154925j:plain

宇部駅は駅前ロータリーを備えたコンクリート造平屋駅舎のある有人駅。ロータリーにはタクシー常駐、駐車場は16台(そのうち業務用枠が2台)。ロータリーに隣接してコインパーキングもあります。駐輪場は駅舎右手ですが、現在改装中なので左手の空地が仮駐輪場です。
f:id:tkmov:20210509155727j:plain

f:id:tkmov:20210509172929j:plain

仮駐輪場は改装中の駐輪場よりかなり広く、今ここに溢れかえっている自転車は、本設駐輪場に収まるんだろうかと、心配になります。
f:id:tkmov:20210509172937j:plain


駅舎入口はブロックガラスの明りとりで、待合室は明るい雰囲気。みどりの券売機プラスと在来線券売機を設置。売店は無いけど待合室奥で、うどん屋が営業中です。(そばも売ってるけど、何人か注文するのを見てたけど皆うどんでしたね)
f:id:tkmov:20210509161719j:plain

f:id:tkmov:20210509161725j:plain

改札は窓口からの対面改札。でも入場券で入るときに改札は無かったし、ちょっとそういう点はJRは鷹揚ですよね。乗場は駅舎側の0,1番が宇部線跨線橋の向こうの3~6番が山陽本線です。その跨線橋はエレベータ付きの新設。
f:id:tkmov:20210509162309j:plain

f:id:tkmov:20210509162316j:plain

f:id:tkmov:20210509162726j:plain

プラットホームは単式1面(一部切欠きで0番線と1番)、島式2面(3~6番)の6線。その他に側線多数。下は跨線橋から見た小野田方面。
f:id:tkmov:20210509162903j:plain

こちらは厚東駅方面。構内投光用の照明棟を久しぶりに見たような気がします。
f:id:tkmov:20210509162909j:plain

下は5番線から見た小野田方面、1番線には新山口行き(たぶん宇部線経由)。ホームの両端はフェンスで閉鎖されていて、ここのホームの閉鎖区間内は212歩で、小野田側の閉鎖部分は約70歩、厚東側が約65歩(構外から見た目視ですけど)。単式ホームは跨線橋から西は閉鎖されていて190歩。詳しくは別図として、閉鎖部分も入れると約350歩で山陽本線としては標準的な長さ。

f:id:tkmov:20210509163246j:plain

下は0番線に入ってきた宇部線からの到着便。
f:id:tkmov:20210509163254j:plain

f:id:tkmov:20210509173253j:plain

 

f:id:tkmov:20210509173319j:plainf:id:tkmov:20210509173323j:plain

f:id:tkmov:20210509173331j:plain