tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

宇部線:居能駅 (いのう)

(宇部新川) - 居能 - (岩鼻)(妻崎)                        (訪問日: 2021/03/27)

宇部線小野田線の分岐駅、居能駅です。宇部線は街路と並行しているのですが、小野田線は田畑の中を通って、厚東川も鉄道橋に沿う道路橋は無いので、妻崎駅方面から来ると結局R190を走って大回りすることになります。(って、バイクで来ようとするせいです)

居能駅は駅前の道路から直ぐに駅舎が建っているいて駐車場は無く、駐輪場は駅舎右手スロープ状に40~50台分程度。
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コンクリート製駅舎は窓口は閉まっており、たぶん無人駅。待合室には自動券売機(ICOCA非対応)を設置、自動改札機は無し。昔は貨物業務あったとの事で駅舎は大きく待合室も広い。道端に飲料自販機はあるものの、売店・食堂は駅近在にも無さそうです。
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ホームは単式1面1線+島式1面2線+側線多数。駅舎がある東側の単式ホームが4番線で、島式ホームが2,3番線、西側に並ぶ何線かの1つが1番線だと思います。で、2番線もフェンスで閉鎖されているので、結局、相対式の単式ホーム2面2線としか使われてない様子(4番が宇部新川方面、3番が宇部・小野田方面)。島式ホーム長は106歩(小野田側の閉鎖部分も含むと123歩)、単式ホームとは約30歩の千鳥配置です。
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下は駅舎前から見た4番線の宇部駅方面
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下は宇部新川方面。
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2番線がフェンスで閉鎖されている上に、裏手の工場からホームまで作業用通路らしきものを設置中(恒久的な道路なら側溝とか地盤工事を先行するだろうと思う)で、レールも切られています。これはそのうち、側線を撤去するということかな。
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建物財産票は確認できず。
 

小野田線:妻崎駅 (つまざき)

(居能) - 妻崎 - (長門長沢)                        (訪問日: 2021/03/27)

長門長沢駅から居能駅にかけての小野田線は並走する道路が無くなるので、集落の中をウロウロしながら妻崎駅にたどりつきます。

妻崎駅は木造平屋の駅舎の残る無人駅。駅前は少し狭いので写真は広角で撮っています。駅前に駐輪枠が約10台分、駐車場枠は無し(送迎のために停めようと思えば2~3台は可能)。向かい側には(開いているかどうかは不明ながら)お約束の理容院もありますが、その他の店舗・食堂などは見当たらず。

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構内の分岐ポイントから曲がることなく、駅前広場のすぐ横まで伸びてきている側線。
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駅舎内は出札窓口などは塞がれてすっきりと改装されており、絵やかつての写真等が展示。自動券売機、自動改札機の設置は無し。飲料自販機もなく、トイレは別棟でホーム内/外の両方で使用可。
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ホームは島式1面2線で、ホーム端(長門長沢駅側)の構内踏切から入ります。ホーム長は88歩。

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下は駅端から見た居能駅方面。
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小野田線:長門長沢駅 (ながとながさわ)

(妻崎) - 長門長沢 - (雀田)                       (訪問日: 2021/03/27)

雀田駅から小野田線に沿って宇部へ向かって旧道を走り、県道6号(宇部湾岸道路)と交差するところに長沢駅があります。駐車場・駐輪場はありませんが、県道から一段低い所にある駅前には少し広場になっており、駐車や駐輪は可能です。
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長門長沢駅はホーム横の待合所が1棟だけの無人駅。券売機、自動改札機などの設備は無し。トイレ、飲料自販機もありません。周囲は住宅街なので店舗・食堂も見当たりません。
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ホームは1面1線で小野田から見て右側、ホーム長は94歩。下の写真はホームからみた雀田駅方面。
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ところで、ホーム前後のレールには変な屈曲があり、かつてはもう1線が分岐していた様に見えます。
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小野田支線:沿線-本山岬

(長門本山) - 本山岬

小野田線の終点、長門本山駅の先へ行くと、周防灘に突き出した本山岬があります。小野田、宇部、徳山と多くの素材系工業地帯があるせいか、岬の先端からみる周防灘にはタンカー、貨物船が並んでいます。(といっても遠すぎて写真では、うまく映ってないですが)

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岬の上の広場にある金毘羅宮は明治に勧請されたもの。

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由緒
抑も金毘羅大権現は天竺箸闍崛の山神にして仏法を守護し衆生を済度し給ふことは金毘羅天童子大宝積経等に徴しても明かなり。且つ常に普天卒土の人民に無量の福徳を与え、水火風の禍難を救ひ給ひたるその霊験の著しきこと、声の響に応ずるが如きわ普く人の知る所である。
讃岐国那珂郡琴平町象頭山松尾寺は、舊金光院の脇坊即ち師迹相続の先師金剛坊大僧正によってまつられし神霊なり。
時明治二十六年当地村人信仰者の集りにより、象頭山松尾寺より金毘羅大権現の御尊像を勧請せられ、堂内には金毘羅大権現本地仏大聖不動明王を安置し、徴に法灯を捧げて金毘羅大権現の神慮を慰め、処方諸難を救ひ給えと祈り、善男善女の恭敬禮拝するものの左右を離れず影の形に随ふが如く諸人の難を救い給ふ。
  例祭日 四月十日、十月十日
          本山岬金毘羅院 執事

蛇神様
 蛇神様はハミの神様、寛政七(一七九五)年に建立された。本山の南側水田一帯(今は石油タンクが立ち並ぶ)には蛇が多く、蛇谷と言われる地があった。蛇神様を祀ってから、本山町の人でハミにかまれた人はいないということだ。
 蛇神様は八王子様ともいう。高千帆中学校の近くに八王子神社がある。神殿と鳥居のある立派なお宮だ。このあたりも蛇害に悩まされ、ハミよけの神として建てられた。つまり本山と同じ御祭神を祀るお宮である。
 この神々は天照大神須佐之男命の誓約(ウケイ)において生まれた五人の男神と三人の女神をさす。このうち三女神は宗像三女神として海上交通を守護する神になるが、五男神は大蛇を退治した須佐之男命の子であるから蛇に強かろうということで、蛇害除去の神として祀られるようになったと思われる。
 本山の蛇神様は少しなまって「はっちょうじ様」とも呼ばれている。なお、左側の祠は観音様である。
   郷土史家  河本寅雄
   本山ふるさとづくり協議会 

本山岬のビュースポットは砂岩に開いた、くぐり岩ですが、波も荒く遠くから眺めるだけにしました。近くで見ると、砂岩に入った節理にそって浸食がすすんで穴が開いているような感じですね。

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本山岬
 本山岬周辺では、原料となる粘土、燃料となる松、穴窯(あながま)を構築するのに適した斜面、船による製品搬出に適した港に近い立地などの良い条件が揃っていたことから、6世紀末頃須恵器が生産されました。当時作られたイイダコ漁用のタコツボは、今でも時々岬の浜辺で打ち上げられ、1400年前とのつながりにロマンを感じることができます。
 地質は砂岩層や礫岩層のため、風波などの浸食で歳月と共に少しずつ形を変えてきました。昭和初期の頃までは岬とつながっていたくぐり岩ですが、昭和10年頃崩れ落ち、今の岬とくぐり岩の形になりました。
 またくぐり岩手前にウミガメに似た亀岩があるほか、砂浜に琥珀が打ち上ることもあり、様々な魅力で楽しませてくれます。

本山岬公園「くぐり岩」
 本山岬は、市の最南端にある岬で、周防灘に突出するように海に面しています。約4000万年前の地層が露出し、浸食や風化を繰り返しながら、長い歳月をかけ形成された奇岩がそびえ立ち、中でも干潮時にしか近づくことができない「くぐり岩」を望む風景は訪れる人に感動を与えてくれます。
 潮の満ち引きや朝夕の光によってその表情を変える奇岩はどこか幻想的で、悠久の時の流れに思いを馳せながら、静かに奇岩を眺めるのも趣があります。 

 

小野田支線:長門本山駅 (ながともとやま)

(浜河内) - 長門本山                         (訪問日: 2021/03/27)

浜河内駅から更に線路沿いに南下して、終点の長門本山駅へ。家の並ぶ旧道で海際まで出ると、県道354に合流した所が駅への入口です。
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長門本山駅はホームに隣接した待合所が一棟だけの無人駅。自動券売機、自動改札機は非設置、飲料自販機もトイレもありません。県道からの入口が広場になっていて、駐車スペースは1~2台分、駐輪場は特にありませんが広場入口に数台駐輪中。

ホームから見返した線路が丘陵を緩やかに蛇行しながら下ってくるのが、なかなか良い味を出し、周りには何にもなく駅だけポツンとした様子、ほんとに"終着駅"という雰囲気です。
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ホームは1面1線で浜河内駅から見て左側(東側)がホーム、ホーム長は49歩。
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浜河内駅でも確認したけど、列車は1日3往復。朝7時半に乗ってきたら、帰るのは11時間後。う~ん。

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下は駅前広場にあった観光マップ。わざわざ3km弱の支線を作って、岬の先の何にもない所に駅を建てたんだろうかと疑問だったんですが、ここの書いてあるように、この少し先に炭鉱があったんですね。書いてある事に気づかずに、本山岬へ行くときに通り過ぎてしまいました。(でも坑口跡のあるあたり、完全に住宅街ですね)

旧本山炭鉱斜坑坑口跡

本山地区の石炭の発見は江戸時代の嘉永年(1848~1853年)に遡り、沖合400m付近に石炭の露頭がある事が知られ、小舟で採取したことに始まりました。明治30年に会社が設立され、一時中断再開されたが昭和38年閉山しました。斜坑坑口跡は大正6年に新設されたものです。この遺跡は平成10年に市指定文化財に指定されました。

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小野田線支線:浜河内駅 (はまごうち)

(雀田) - 浜河内 - (長門本山)                         (訪問日: 2021/03/27)

雀田駅から本山岬へ向かう支線沿いに南下し、浜河内駅に行ってみました。浜河内の集落に入って簡易郵便局の信号の角を曲がって踏切横が駅になります。

下の写真は線路沿いに本山岬まで続く道路。浜河内という地名は明治初期の地図にも出てくるので、この道も、角の郵便局もその頃からあるものかもしれません。
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郵便局の角を曲がって、下の写真の先に見える踏切脇が浜河内駅
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浜河内駅はホーム上に待合所が一棟の無人駅、待合所には踏切脇の敷石の道から入ります。御覧のように駐輪場、駐車場は無く、二輪車なら1台が何とか停められます。待合所の駅名看板は退色していてかろうじて読める程度。自動券売機、改札機、トイレの設置は無し。飲料自販機や売店、飲食店は近所にもなさそうです。
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ホームは1面1線で長門本山駅に向かって左側がホームです。ホーム長は62歩。

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小野田支線は朝2往復、夕方1往復だけです。

 

小野田線:雀田駅 (すずめだ)

(長門長沢) - 雀田 - (小野田港)(浜河内)                       (訪問日: 2021/03/27)

小野田港駅から南下して、本山岬の隘路を回り込んで宇部側に出てきたところ、本山支線との分岐駅が雀田駅。下のパノラマ写真の中央が雀田駅、左が小野田港駅からきた小野田線の踏切、右が本山支線の踏切です。(ちょっと左側の踏切が分かりにくいですけど)
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雀田駅小野田線本山支線の間に挟まれた木造平屋の駅舎を持つ無人駅。道路からの通路には駐輪場が約30台分、駐車場はありません(駅前に空地があるので、送迎用なら停車できそうです)。Wikipediaの写真(2015年)当時からは改装されていて、トタン屋根はオレンジ色に塗装されています。
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駅舎左の小屋も改装の際に塗装されたようですが、とするとこの外装のオレンジは山口東京理科大のシンボルカラーなのか? あるいは単に山口県のシンボルカラーかも(ガードレールの色もオレンジですから)。ところでこの小屋は建物財産票がついていて便所跡ですが閉鎖されてます。
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駅舎待合室は窓口などは塞がれて、カウンター、椅子などを設置。券売機、自動改札機などは無し。店舗・売店は駅にも周辺にもありません。すぐ近くの大学の最寄り駅なんですけど、あまり通学に使う学生はいないのかな。
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ホームはY字型で駅舎は両側のホームに挟まれた部分にあります。下の写真の右側が小野田線小野田港駅方面、ホームとして柵で囲まれた部分の長さは31歩。左側が本山支線浜河内駅方面でホームとしての直線部分が32歩、撮影者が立っているホーム端から本山支線ホームまでは46歩です。
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小野田線ホームから見る長沢駅方面。
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下の写真2枚は、本山支線ホームから見た長沢駅方面と浜河内駅方面ですが、線路がクランク状に曲がっていてホーム側に寄せられた様に見えます。
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小野田線の中で、南中川駅雀田駅駅名標は朱色でデザインも他とは少し違います。駅名標を架け替えている途中なのか?

小野田線:小野田港駅 (おのだこう)

(雀田) - 小野田港 - (南小野田)                     (訪問日: 2021/03/27)

南小野田駅から県道で小野田線と一緒に小野田港にそって南下し、1kmで小野田港駅に着きます。でも道路沿いの駅舎は今年(2021年)1月から閉鎖中で、駅舎右側から直接ホームに入ります。

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駅舎右手のホーム入口、駐輪場もここに約20台分、駐車枠は駅舎前に2台分。*1
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跨線橋から見た駅舎。駅舎が閉鎖されているので、自動券売機、自動改札機はもちろん、トイレや待合所等の施設は何もありません。時刻表や掲示物も駐輪場前の駅舎の壁に雨ざらしのまま貼り付けてある始末。ある意味、路線の中で一番さみしい駅かもしれません。
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ホームは2面2線の相対式で駅舎横の跨線橋で連絡、ホーム長は87歩。駅舎と反対側のホーム(西側)にはスレート葺の待合所が一棟あります。番線が描いてないので何番ホームかはわからず。下の写真は対向ホームから見た南小野田駅方面と、雀田方面。<b/r>f:id:tkmov:20210410185548j:plain

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こちらは跨線橋から見た風景。
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おまけ:跨線橋から北に見える、旧小野田セメント竪窯。小野田駅地下道でも紹介されていた「徳利窯」ですね。

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小野田セメント製造株式会社竪窯は,小野田港に面する太平洋セメント小野田工場敷地の南東隅に位置する。明治16年に建設されたセメント焼成用の竪窯の一つで,明治30年頃に焼成容量増加を目的として,一部改造された。
 焼成部分と煙突部分からなる煉瓦構造物で,高さは焚き口底部より約18mである。
 旧小野田セメント製造株式会社竪窯は,わが国に完存する唯一のセメント焼成用竪窯として,近代窯業史上,高い価値がある。
 また,西日本における建設事業の近代化を支えた旧小野田セメント製造株式会社の中心的施設として重要である。  (文化庁 国指定文化財等データベース より)

 

おまけ2:小野田港駅前の県道を南下して、戸田工業工場まえで小野田線を渡る踏切。ここから先はまた、線路沿いに走れなくなります。
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*1:下の写真は2枚を合成したもの

小野田線:南小野田駅 (みなみおのだ)

(小野田港) - 南小野田 - (南中川)                        (訪問日: 2021/03/27)

南中川駅から市街地を抜けて南小野田駅へ。しかし小野田線は南北の道路に並行に南下するのに、線路に沿った道路は無く、結局は大通りの県道223を走ることになります。下の写真は県道から分かれてセメント町の南小野田駅まで来たところ(ホーム北端の踏切です)
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南小野田駅
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駅前の駐輪場
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南小野田駅はホームに隣接した駅舎1棟の無人駅(駅舎と言ってもほぼ待合所としか使われてないけど)。駅舎はホーム中央東側に設置、自動券売機、自動改札機は設置無し。事務所だったらしい部屋やトイレは閉鎖中。駅の東側には40~50台分の駐輪場がありますが、駐車場は無し。市街地なので店舗、飲食店は近隣にありそう。

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ホームは1面1線で、線路の東側、小野田から見て左側にあります。ホーム長は112歩。下はホームから見た小野田方面で、小野田行列車が去ってゆくところ。
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そういえばここまでの小野田線は、どの駅でもよく待合客を見ます。市街地なので当たり前とは言え、山間のローカル線の誰もいない無人駅を見慣れた目ではちょっと意外。この駅でも宇部から遊びに来たという人と、ひとしきり駅の話をしてゆきました。
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宇部小野田線で開催のスタンプラリー。この路線の駅はあらかた訪れたのですが、県内在住者ではないので私には参加資格がありません。
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小野田線:南中川駅 (みなみなかがわ)

(南小野田) - 南中川 - (目出)                       (訪問日: 2021/03/27)

有帆川沿いの目出駅を出た小野田線は山際に沿って南下しますが、駅前の生活道は川沿いに小野田市街地に向かって、線路沿いには走れません。地図で見るとR190がちょうど線路と並走してますが、盛土上のバイパスで生活道から入る道が無いし、たぶん線路は見えないと割り切って、県道223で市街地を通って次の南中川駅へ。小野田郵便局の次の次の信号を左折して駅に向かいます。

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ですが、盛土上のホームは見つかるのに駅への入口が分からない。線路下を引き返してみると盛土を斜に上る入口を発見(と云う程のものか)。街側来ると、この斜道が見えないんですよね。

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下写真が南中川駅の入口斜道。
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南中川駅はホームに隣接する待合所が1棟あるだけの無人駅。駐車場は待合所前に1枠、駐輪場は入口斜面に10台程度。もし普通車で登ってきて、上の広場に先客がいて入れなかったら切替して戻るのも難しそうで、ちょっと入りづらいですね。トランザルプでもこの狭い斜面でのターンには気を使います。

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駅舎(待合所?)には自動券売機、自動改札、トイレは設置無し。飲料自販機もなかったと思います。見ての通り売店もありませんが、すぐ近くの市街地バス通りまで行けば店舗はいろいろあります。
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ホームは1面1線、小野田駅から見ると右側(北側)にあり、ホーム長は102歩。(このうち一段高くなっている盛土上部分ーーたぶん実際に使っている部分ーーは67歩)

下は待合所から見た小野田駅方面。
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こちらは南小野田駅方面。線路はこの先で90°ターンして南に向かいます。
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なぜかここだけ駅名標は赤色。建物財産票は確認できず。