tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

山陰本線:倉吉駅 (くらよし)

(松崎) - 倉吉 - (上北条)                        (訪問日: 2020/07/18)

松崎駅から倉吉駅まで、ほぼ線路沿いの県道を走って倉吉駅に行けます。

倉吉駅周囲は典型的な地方都市の商店街という感じ。ただ、倉吉の旧市街は川向うの奥まった盆地にあるので、山陰本線がここまでしか山側に入り込まなかったために、ここが窓口になったという感じかな。もっとも松崎駅からここまで、結構狭い谷あいに線路を通しているので、倉敷市街から県道23に沿って由良駅まで通しても同じようなルートになるので、それでもよかったのでは、とは思いますけど。*1
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松崎駅から来たので東側にあった駐車場にバイクを停めたのですが、これはバスターミナルのための駐車場のようです。駅付属の駐車場、駐輪場は駅の西側です。
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1,2番ホームから見た駅の西側。線路の南側が駐車場、駐輪場になってます。
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倉吉駅は橋上駅で、階上にみどりの窓口と通常の券売機を設置、改札は有人です。階下には土産物販売店や食堂、階上にはコンビニがあります。
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ホームは駅舎側(3番)が単式1面1線+島式(1,2番)1面2線。ホーム長は338歩で約50歩の千鳥配置です。それぞれのホームには橋上の改札から階段、エレベータで接続。
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3番線ホームにある、開業時の跨線橋橋脚と鉄路開通の碑。
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漢文素養がないので碑文をうまく読み下せませんが、風濤強く地勢隔絶のこの地に鐡道が来た事をたたえた内容です。歓呼の声が固陋の風を変えたと書いてあるので、もしかしたら旧市街への鉄道敷設をはばむ声があったのでしょうかね。まあそのおかげか、今やアニメとコラボするような状況ですけど。
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*1:倉吉線があったんだから、鉄道反対があったんではないと思いますし、あるいは盆地で水害を恐れたのか。

山陰本線:松崎駅 (まつざき)

(泊) - 松崎 - (倉吉)                          (訪問日: 2020/07/18)

山陰本線は倉吉に向けて内陸部に入り込み東郷湖(池?)の南岸をかすめて走りますが、その東郷湖沿いが下の写真。ちょっとしたはしけとか有って、穏やかな湖畔の雰囲気です。(陸と水面の差がないのは、干満や波が来ない前提なんでしょうけど、干満差の大きい瀬戸内人からみるとちょっと不安)

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東郷湖は湖底から温泉が湧くそうで、南の湖岸が東郷温泉街で松崎駅はその奥にあります。(これだけ近いと東郷温泉駅とか名付けられそうですが、そうすると対岸のはわい温泉が黙ってなかったのでしょうかね) 温泉街が近いためか、駅前通りや広場には喫茶店売店がいくつかあります。
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松崎駅は木造平屋トタン葺駅舎のある無人駅。駅前広場には送迎用駐車場が10台分の他に、左手に月極駐車場有り、駐輪場は広場隅に適当に約20台分です。

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駅舎右手に観光案内所がありますが、なんだかやって無さそうな感じでした。その右手がトイレ。
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待合室は青谷駅浜村駅などよりは広く、自動券売機(自立型、チャージ機能なし)を設置、改札機はありません。ここや浜村駅無人駅ですが、一方で駅前は温泉街として他の有人駅よりは店舗や人通りがあるように見えるので、ちょっとそのギャップが気になります。
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ホームは単式1面1線+島式1面2線、駅舎は単式ホームに隣接で、島式ホームとは跨線橋で連絡です。島式ホームの上屋の中にはプレハブ造りの待合室付き。島式ホーム長は269歩。
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下写真は島式ホームを鳥取側端から見た様子。山側の線路は保線用の側線?
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倉吉側ホーム端から見た風景。(単式ホームの方は50歩くらい長そうです)
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島式ホームのこちら側はすでに草叢化しているのを見ると、単式相対ホームといってもよいのか?
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メモ:終着駅

終着駅にもいろいろあって、見て来た終着駅を独断で分類してみました。*1 終着駅を訪問する都度、随時追記します。

 

物理的な終着駅:駅の先にもう線路が引けない場所で、頭端式ホームになっている所。終着としてみれば、もうこの先には行けないぞ、とすこし寂しく思いますが、始発側で考えれば今から出発する高揚感も感じられます。

  • 境港駅:駅の向こうはすぐにフェリー乗り場ですから、もうこの先には進めません。でも駅がフェリーターミナルと連結一体化しているので、乗換駅といってもいいかもしれない。

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  • あき亀山駅可部線廃線部分を一部復活させた駅ですが、頭端式で造られているということは「この先にはもう復帰させないよ」というJRの意思ですね。

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  • 一畑電車 出雲大社前駅:地形的な終点ではないですが、この駅の向こう側は出雲大社参道ですから、ここが目的地で終点です。

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  •  宇野駅宇高連絡船が廃止になったので「終着駅になってしまった駅」ともいえるかもしれませんが、駅構造は頭端式ホームを備え、海側に駅舎がある立派な終着駅です。

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  • 小野田支線 長門本山駅:小野田から別れて本山岬へ伸びている小野田支線の先端にある長門本山駅、この先は周防灘なのでここが終着駅です。丘陵を緩やかに蛇行しながら下ってきて海ぎわで途切れる線路、廻りに何もない、待合所だけの無人駅。今まで見た中でベストオブ終着駅です。(2021/5/3 追記)

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終着駅になってしまった駅:ここから先の線路建設が中止されたとか、廃線になったため終着駅になってしまった駅は結構あります。要するに盲腸線の数だけあるという事ですよね。

  • 錦川清流線 錦町駅:岩日北線が開業しなかったので、残された岩日南線の最後の駅が終着駅になってしまったパターン。実際は岩日北線の路盤は完成していて、ここから電気自動車の観光バスが数キロ先の温泉まで運転しているので(線路路盤は公園扱いらしい)、線路の終端と言う感じよりは車両基地という印象です。(この後の車両基地型にしても良いかも)

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    錦川清流線の先のバス路線の終点が「隻津峡温泉駅」です。
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  • 樽見線 樽見駅:越前までの連絡線として計画されていたのが、紆余曲折があって樽見駅まで敷設された終着駅。駅の先まで少し路盤がありますが、はっきりした終端はよく分かりませんでした。

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  • えちぜん鉄道 勝山駅大野市駅への路線が廃線になったので終点となった駅です。かつてあった線路は無情にも工場建屋で塞がれて終わってます。

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  • 越美北線 九頭竜湖駅樽見線垂水駅とは逆に、越前側から敷設していってここで力尽きた格好、あくまで途中駅の構造なので終点側の車止めも簡易です。側線の先が駐車場になっていたりするとこは、勝山駅と似てるかも。駅では「到着証明書」を発行したりして、終着点を強調した駅ではあります。

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  • 上高地線 新島々駅:隣の島々駅が廃止になったので終着駅になった駅。そういう意味で線路の途中で唐突に停められているような終点ですが、駅自体は上高地や飛騨方面のバスターミナルになっているので、終着というより中継駅の雰囲気で寂しくは無いですね。観光シーズンならば乗降客も多いですし。

何となしに終着駅:何かまだ先がありそうに見えて、実は終着駅というタイプ

  • 山陰本線 仙崎駅:港への連絡線なので物理的な終着駅なのですが、それにしては線路の終端処理があっさりしすぎ。枕木3本と立木だけで、その先はすぐに住宅と道路というのは、なにか絵本の1シーンみたいです。

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  • 美濃赤坂美濃赤坂駅:旅客駅としてはここが終点ですが、貨物船としてはまだ先があるので*2、側線、機回し線や貨物ホームがあり、結構広い構内になっています。ある意味、仙崎駅とは逆の意味で「まだ先がありそうな終着駅」です。でもそれらの構内施設は今は使われている気配はなく、霧の早朝、閑散とした中を木造駅の前に入線する列車を見ると、なかなか終着駅らしい寂寥感を感じます。

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  • 高浜線 高浜駅:たいていの終着駅は 延伸予定が中断したり廃線になったりして終着駅になるのですが、この高浜駅はその逆。もともと高浜港への連絡駅で終着駅だったのが、その先に出来た松山観光港に延伸するかどうかを悩んでる状態で、終端処理も仙崎駅並みに簡素です。(下の写真を撮っている場所は、もう住宅地の生活道ですから)

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  • 城端線 城端駅:ここは開業当時から終着駅として計画されていて、地形的にも山田川河岸段丘に突き当たるような格好なのですが、終点の感じは九頭竜駅のように結構簡素で、何となく終着駅という印象です。 (2023/09/29 追記)

     

 車両基地となっている終着駅

 

 終着駅みたいな駅

  • 北松江線 一畑口駅:ここはダイヤ的には途中駅なんですが、東西からくる線路が嘗てあった一畑駅へ向かって合流する形のスイッチバック地点に駅があり、その合流点から先が廃止になったので、ホームの景観が終着駅の様に見える駅です。(説明下手なので地図で見てください) まあこういう構造の駅というのならスイッチバックのある二本木駅出雲坂根駅とか、列車が折り返すなら秋田新幹線でも同じか?という気もしますが。でもホームから見える、車止めもなく草叢に消えてゆく廃線路というのが、終着駅のような雰囲気なんですよね。

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 オーソドックスな終着駅

  • 郡中線郡中港駅:市街地の真ん中にある頭端式ホームのある、オーソドックスな終着駅。予讃線伊予市駅の近くまで郡中線を伸ばすために延伸された路線の端なので、地形的な制約でもなく最初から終着駅として作られたら、こういう格好になるんだと思います。そういう意味では、あき亀山駅も同じようなカテゴリーですかね。 (2023/10/13追記)

 

*1:支線が第3セクターとかに移管されると分岐駅が形式上終着駅になりますが、とりあえずここには含めないことにします。智頭急行上郡駅とか嵯峨観光線のトロッコ嵯峨駅とか乗換駅という感じですし、盛岡駅東北本線の終着駅というのは何か変な感じだし

*2:ここの訪問が2016年だったのですが、今はこの先の貨物線も廃止になっているらしい

山陰本線:泊駅 (とまり)

(青谷) - 泊 - (松崎)                          (訪問日: 2020/07/18)

末恒駅から青谷駅まで、ほぼ海岸沿いにきた山陰本線が倉吉に向けて東郷池の南岸に大きくカーブを切る位置が、泊駅になります。国道9号バイパスの山陰道山陰本線と交差するところでもあります。*1

国道9号の泊駅前信号を入ってすぐに駅前広場(駐車場があり、その奥が泊駅舎。地図上では国道脇に売店がある事になっていますが、見た限りは営業してない様子(まあ休日だったので休みだったのかも)。 駅舎前広場に送迎用の区画が19台分、駅舎右手にはさらに有料(月極)で20台分。代わりに駐輪場は特に設定されてません。

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駅舎はプレハブ造りで待合室には飲料自販機と図書棚があり。窓口は閉まっていて無人駅ですが、自動券売機、自動改札機は設置無し。 トイレは駅舎のホーム側にあります。

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ホームは単式1面1線(たぶん1番線)+島式1面2線(2,3番線)と、鳥取側に引込線が見えます。駅舎は海側の単式ホームに接していて、島式へは跨線橋で連絡です。跨線橋は全面覆い付きで、青谷駅以東とは違って小窓は無し。
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下は海側の単式ホームから見た鳥取方面、単式ホームはホーム長が229歩ですが、倉吉側が少し(6歩分)閉鎖されてます。島式は192歩。
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こちらは倉吉方面の風景。遠景には山陰道の高架が見えます。
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島式ホームには待合所が一棟、山陰本線でよく見る一部開放されたタイプですが、両方が開放されているのは珍しい。*2
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珍しついでならば、鬼瓦に凝った翁媼の面飾りがついているのですが、なぜか媼(?)の面は目隠しをしているように見えます。なんか意味があるのだろうか?
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(建物財産票はホーム上の待合室のもので、駅舎では見つけられず)

 

*1:ところで「泊」駅は北陸本線(今はあいの風とやま鉄道)にもあったはず。国鉄/JR内で同じ駅名は作らないと思ってましたが、白石駅の例もあるし、そんなに厳格な制約ではなかったとい事なんでしょうかね

*2:とは思ったけど、郡家駅の待合所とかも同じ格好でした。

山陰本線:青谷駅 (あおや)

(浜村) - 青谷 - (泊)                       (訪問日: 2020/07/18)

獅子岩と夕日で知られる夏泊海岸を過ぎて、国道9号から少し山側に入ったところが旧青谷町。ここは弥生時代から集落があった場所*1で、青谷駅はその奥にあります。

青谷駅は木造平屋の有人駅(ただし窓口はパートタイム勤務)、駅前広場には送迎用の駐車枠が3~4台、有料枠は10台以上。駐輪場は駅舎の左右に各々40~50台、100台分(屋根付き)。トイレはホーム内にありますが、駅前広場にも鳥取市管理の結構立派な多目的トイレがあります(なんか鳥取周辺って、立派なトイレが多いような気がする)。近くに高校、中学があるためか、土曜日とはいえ学生の利用者多数です。
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待合室は浜村駅と同じ雰囲気で、こちらの方が少し小さい。自動券売機(チャージ機能なし)あり、自動改札機は無く窓口で。
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ホームは単式1面1線、島式1面2線。単式ホーム(たぶん1番線)が駅舎に接しており、島式ホームへは跨線橋で連絡、ホーム上には上屋と、ブロック造りスレートぶきの待合室が1棟。ホーム長は196歩で40歩の千鳥配置です。
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島式ホーム上の待合室の内部。これ以上は無いというくらい装飾を省いた造り。掲示物もないのは、駅舎の方に掲示されているからか。
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跨線橋山陰本線でよく見る、小窓一つのタイプ。
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跨線橋から見た倉吉方面と駅舎
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こちらは鳥取方面。
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駅舎の瓦は御来屋駅と似た赤瓦ですが、ここのはJRマーク付き。(浦安駅岩美駅も同じです)
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*1:青谷といえば初めて脳組織が発見された青谷上寺地遺跡があるのですが、今回は先を急いでいたので寄れなかったのが少し心残り

山陰本線:浜村駅 (はまむら)

(宝木) - 浜村 - (青谷)                          (訪問日: 2020/07/18)

 

宝木駅に続いて浜村でも山陰本線は海岸から奥まった集落の中を通るので、沿岸の国道9号から分かれて500mばかり南下して浜村駅です。駅前にはちょっと昭和の風情の(でも現役と感じられる)歓迎看板があったり、喫茶店が開いていたりして、こういっては何ですが生きている感じがします。

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浜村駅は木造平屋瓦葺の駅舎のある無人駅。建物財産票は無いので築年は分かりませんが、昔からの駅舎をきれいに改装して使っている感じ。駅舎横の市営駐車場に無料枠が8台、送迎用が3台分。その他に市営の契約駐車場もあります。駐輪場は屋根付きで75台分。(こういう近郊駅には鳥取市営の駐車場・駐輪場が充実しているんだから、鳥取駅にも大型車用駐輪場を作ってくれても良いのに) トイレは駅舎横、ホーム外に設置してあります。
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待合室には自動券売機(ICOCA非対応)があり、自動改札は無し。Wikipediaによると今年4月から無人駅になったとの事ですが、この時も10人前後の乗客がいて、利用者はそこそこいると思うんですけどね。
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ホームは2面2線相対式で跨線橋で連絡。そういえばここの跨線橋も、山陰でよく見る小窓がありません。ホーム長は283歩、フェンスの仕切りの内側に限れば246歩。対向ホームにも木造の待合所があります。
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下の写真は駅舎側の1番ホームからみた倉吉方面。ここに見えるのは駅裏と連絡する横断陸橋です。(Google mapでみると、この陸橋を出たとこにも駐輪場がある様子)
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こちらは鳥取方面の風景。
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おまけ:ちょうど通過していた倉吉方面の列車(因美線でも見たような気がするけど、型式も愛称も分からないのが情けない)
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おまけ2:駅前の浜村温泉の像 (ちょっとモチーフは謎)

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おまけ3:浜村駅から西へ、ようやく並走路が現れます。が、1kmもせずにまた離れてしまいますけど。

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山陰本線: 宝木駅 (ほうぎ)

(末恒) - 宝木 - (浜村)                         (訪問日: 2020/07/18)

末恒駅から宝木駅にかけて、山陰本線は海岸線から数百m離れて山間に入るので並走路がありません。なのでバイクは海岸線の国道9号で西行。9号は最近整備されていて、丘陵越える部分は登坂車線がつくようなりました。(まあ比較対象が20年前の記憶ですけどね)

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で、広い国道9号から漁村風の集落の路地を抜けるとポッカリと開けた広場があり、そこが宝木駅です。
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下の写真の道の奥に見えるのが宝木駅
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宝木駅は木造平屋瓦葺の駅舎がある有人駅(ただし平日のみ)。駅舎前に送迎用駐車枠が5台分、左手に市営無料10台+契約30台、右手にも市営無料が8台+契約枠が24台。駐輪場は屋根付きで80台分。(このあたり、各駅に鳥取市営駐車場がよく整備されています) トイレは駅舎右手ホーム外に設置。
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一応平日は有人なので、駅舎内に券売機、自動改札機は無し。
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ホームは2面3線+側線1線。下の写真のトイレと駅舎の間に貨物扱い所跡らしきスペースがあったり、側線のとこは小さな貨物ヤード跡だったりで、昔の貨物取扱の様子が残っているように思います。ホーム長は駅舎側の1番線が205歩、島式が250歩。ホーム間は跨線橋で連絡しますが、ここの跨線橋は小窓がついてないですね。
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下は島式ホーム上の待合室、倉吉方面の風景です。
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島式ホームから見た風景。右手の単式ホームの裏には側線あり、その向こうの建屋は今は生花店ですが、深い軒先の格好からすると昔は貨物倉庫だったのかも。
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駅前にあった説明板です。
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国指定重要無形民俗文化財因幡宝木の菖蒲綱引き」
菖蒲綱は、子供組によって伝承されている伝統行事である。この地方の行事の特色としては、行われる期日が五月の節句であること、綱を持って初節句、婚礼、新築等の家々を綱で地面を激しく打って回ること、綱に厄を負わせて海に流すこと、漁村地帯に多く行われていること、綱引きに見られる勝敗による年占いが見られないことなどがあげられる。こうした特色を持った因幡の菖蒲綱引きは、わが国の綱引き行事の本質、由来を考える上できわめて重要な遺産である。以前は旧暦の五月五日に行われていたが、今は、直前の日曜日に行われている。

元禄年中の名力士 大関「両国梶之助」
江戸元禄年中の名力士「両国梶之助」は寛文四年(一六六四)に宝木新町に生まれた。幼い頃から相撲が強く、鳥取藩のお抱え力士となり、最初「浮舟」次に「山ノ井」を名乗った。「両国」とは因幡伯耆二州にかなう者がいないとの意味で藩主池田光仲の命名といわれる。それまで武技であった相撲が、勧進相撲などの興行により大衆化する元禄期の京都、大阪において、有数の大力士として活躍し、八十数年後の店名年間に著された「相撲今昔物語」にも「寛永以来この方梶之介程の大力はなし」とうたわれるほど、その怪力ぶりは数々の伝説を生み今日に伝えられている。宝永五年(一七〇八)に四十五歳で没し、宝木駅の北方約三〇〇mに墓所がある。

  平成十四年度
鳥取県観光地整備総合補助事業・宝木菖蒲綱保存会
 

 

山陰本線: 末恒駅 (すえつね)

(鳥取大学前) - 末恒 - (宝木)                          (訪問日: 2020/07/18)

鳥取大学前駅と西隣の末恒駅はともに湖山池の北岸、海側を通っていて、沿線の国道9号や県道318(旧国道)を通れば5km程ですが、ちょっと寄り道して湖山池の南沿岸をまわってみました。東郷池の方は線路が池の南(山側)を通ってるので、違いを確かめるためにも。

湖山池は「池」の中では日本で一番大きな池だそうで、名前からしても湖になり切れない様子がうかがえます。東側の池岸では駐車場付きの公園が続き、岸辺で遊ぶ人とかいて、海岸と変わらない雰囲気。それが西側は山が迫って入江が多く、やはり線路は通したくない地形ですね。
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湖山池北岸の丘陵地と住宅団地を越えて、海岸に出てきたところにあるのが末恒駅。団地を抜ける道を素直にたどると線路の北側にでるので、まずは北口からアプローチ。駅舎は無く、倉庫らしき建屋の横からホームに直接入ります。たぶんこちらに昔は駅舎があったと思われ、広場が駐車場(約15台)になっています(これは月極かも)。駐輪場は屋根付きで25台分。
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そして下が団地から見た南口。こっちにはちゃんと駅名が掲示されてて、今はこっちがメインかも。駐車場は無いけど駐輪場は100台分くらいありますし。
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ホームは2面2線相対式、ホーム長は241歩で約20歩の千鳥配置、両ホーム上に待合所(コンクリ製)があります。ホーム間は跨線橋で連絡します。(駅舎がないせいか、この跨線橋には小窓がありません) 下は海側ホームから見た鳥取方面。
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下は倉吉方面。
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下は海側ホーム(1番線)上の待合所。こちら側には券売機・自動改札機はなし。
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次は南の山側(2番線)ホーム上の待合所内。こちらには自動券売機(チャージ機能なし)が設置されてます。自動改札はここもなし(ICOCA適用外だから)
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ここも、湖山駅鳥取大学前駅でも駅を見ているのは10分ぐらいなのに、必ず列車が来るのは運がいいのか?
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建物財産票は見つけられませんでした。



 

山陰本線: 鳥取大学前 (とっとりだいがくまえ)

(湖山) - 鳥取大学前 - (末恒)                         (訪問日: 2020/07/18)

 

湖山駅から西進すると湖山川の西は少し微高地になっていて、登り切った所に鳥取商業高校鳥取大学に挟まれて、鳥取大学前駅があります。
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鳥取大学前駅は、JRにしては珍しく施設名を駅名にしている新しい駅。駐車場は送迎用に4~5台分ですが、大学・高校が近いため駐輪場は多数あります(といっても土曜昼過ぎでも一杯ですけど)。高校生、大学生の利用も多く、駅には売店・食堂はありませんが、駅前の県道にはコンビニとか店舗多数あり。
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駅は有人駅のようですが、朝夕の列車の来るときにしか窓口が空いてない様子。自動券売機は通常の券売機と、みどりの券売機を設置。自動改札機はありません。トイレは待合室の隣です。
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山陰本線は微高地を削って掘割で通過しているので、ホームは駅舎から階段、スロープで下ったところにあります。下の写真は大学前の跨線橋から撮ったところ。ホームは1面1線で140歩。微高地を登るために鳥取側は10パーミル勾配です。
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ホームから見た鳥取方面(下写真)と、倉吉方面(次々写真)
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山陰本線:湖山駅 (こやま)

(鳥取) - 湖山 - (鳥取大学前)                        (訪問日: 2020/07/18)

2018年には鳥取駅から東へ走ってみたので、今年は鳥取から西へ行ってみました。去年は米子~由良間を走っているので、今回は下北条までが目標です。

鳥取駅北口から西へなるべく山陰本線沿いに行こうとすると、県道やR29を右左折しながら行くことになって、結構な時間がかかります。特に吉岡街道でR29に右折する渋滞はちょっと嫌になります。(律義に鳥取駅前から開始せずに、最初からコナン駅に行けばよかった)。

で、たしか昔は国道9号だった県道318から少し入ったところに湖山駅があります。
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湖山駅は(たぶん)木造平屋スレート葺駅舎のある有人駅(ですがパートタイム営業です)。駅前広場には駐車場枠が約20台、駐輪場は駅舎右手の露天で、土曜昼間ですが結構埋まってます。トイレは駐輪場奥のホーム外に設置。
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待合室には自動券売機と飲料自販機があり。通勤客のためか結構広い待合室です。自動改札ではないので、券売機もICOCA非対応だったと思います。
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ホームは2面2線の相対式、駅舎側が1番線 鳥取方面用です。対向ホームへは跨線橋で連絡しますが、山陰本線でよく見るように、跨線橋の駅舎が見えるところに小窓が一つ付いたタイプ。ホーム長は196歩で千鳥配置(36歩)です。
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 下は対向ホームの上屋と待合所、コンクリートブロック製で建屋というより上屋の下を囲ったような恰好です。
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跨線橋から見た倉吉方面の様子。1番線線路が直線になっているのが分かります。
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こちらは跨線橋から見た鳥取方面。対向ホームの外側には保線用留置線があります。
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下はホームから見た鳥取方面と倉吉方面。

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