越前下山駅で九頭竜線と別れて、中部縦貫自動車道の工事トラックと共に九頭竜川沿いに国道158を遡ると、旧和泉村にある九頭竜湖駅です。駅前には送迎用に5~6台の駐車枠あり、併設された道の駅にも駐車場があります。駐輪場は未確認。
駅周辺は意外に街中で(失礼!)、銀行、JA、スーパーなどがあります。駅の隣にある和泉ふれいあい会館も、他の駅とは違ってファミマと併設できちんと空いてます。もしかして自動車道の工事のおかげなんだろうか。
駅舎の右手には道の駅が併設、その前には恐竜がお出迎え(ここの恐竜も吠えます。うるさいぐらいです)。出発駅の福井駅で恐竜に始まり、終着点で恐竜で終わるという趣向ですか。
九頭竜湖駅はロッジ風造りで内装も山小屋風。自動券売機や改札機は無し。駅員(たぶん委託販売)は居ますが、列車発着時にしか窓口が開かないので、それ以外の時間は入場券も買えません。ここに付いた時もちょうど発車時だったのですが、列車を見送ったらすぐに窓口閉まってしまいました。
ホームは1面1線でホーム長は95歩。下の写真はホームから見た大野方面。
こちらは終点方向。
もともとは岐阜県まで延伸する計画だったせいか、車止めもかなり簡易。側線の方なんか、そのまま駐車場の縁石につながっている感じで、仙崎駅の終点と同じくらいの素っ気なさです。
下は駅舎の中にあった「青葉の笛」の案内。源義平ゆかりの伝説ですが、平治物語で義平は美濃の青墓宿に逃れたとされているので、そこに因んだ笛の名なのでしょうか。このあたりは美濃の影響が濃いというし、ここの隣の石徹白村は昭和30年代に福井県から岐阜県に越境合併しているところを見ると、義平の美濃への逃避行というのは、このあたりも含まれると考えられていたんでしょうね。
九頭竜川流域ではマイタケが名物との事で、道の駅で買ったお土産です。