tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

越美北線:越前東郷駅 (えちぜんとうごう)

(足羽) - 越前東郷 - (一乗谷)                          (訪問日: 2019/10/04)

足羽駅までの田園地帯から市街地に入ったなと思ったら東郷の街、かつては一乗谷の出城にあたる槇山城のあった所との事。街中の通りには掘割が通っていて、そういう昔の風情を残しています。

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越前東郷駅はブロック造りスレートぶきの無人駅。駅前広場から南側の県道にかけてはJAや店舗が並んでます。駐輪場は駅舎左手に屋根付きで約180台分、駐車場の区分は無いけど駅前や駐輪場の脇に何台かの駐車スペースがあります。トイレも駐輪場脇にあり。

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待合室は窓口とかが塞がれていて完全に無人化されています。券売機や改札機は無し。待合室にはSL写真がかけてありますが、日本各地の路線の写真なので、そういう趣味の人が居るんでしょうね。
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駅舎は線路の南側、福井から見て右側にあり、ホームへは構内踏切で渡ります。ホームは島式1面2線、と思いきや、駅舎側の線路は福井側で切られて側線にされているので、1面1線ですね。ホーム長は90歩。

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槇山城略記
文明三年(1471)朝倉敏景一乗谷城を築くや、その関門として東郷に槇山城を築きその一族東郷正景を城主として更に堅固したのが始まりである。朝倉氏は五代の義景が織田信長に亡ぼされて後、豊臣秀吉の世となり長谷川秀一(東郷侍従)を城主とし知行十五万石で天正十二年(1584)入国した。文禄三年(1594)朝鮮にて病死して後、長谷川家は四散し越前当地の中心は去り城下町の繁栄ぶりは札町観音町鍛冶屋町後町福田等の地名が残るのみ。その規模は石段築きの本丸二の丸と要所に石垣を巡らしたが今残るのは五カ所の石垣土畳、一乗谷に通ずる間道物見櫓台地貯水池等で、千畳敷は駐車場・遊園地・展望所となった。又本丸には秀一の記念碑と忠魂碑が建立され石垣を礎石として積まれた。大手口は三社神社の横にあって今も谷川に笏谷石の切石が見える。遺物は朝倉時代の石仏約六百体と多数の庚申石猿そして笏谷石の鉄砲瓦がある。居舘跡には御膳水の地名もある。槇山城は、海抜百米の山城で東北西は険しいが戦うことなくして亡びた。札町から千畳敷には自動車道が通じ更に稜線には遊歩道が百五十基の御茸山に通じて四粁、足羽川を経てて四百基の篠尾古墳群を前にして朝倉氏遺跡に至り、越前五山の中の文殊、日野、越知三山遠望の古代採索道である。

駅前の案内板、ちょっと意味が分かりづらいところが有るのですが、そのまま文字おこししています。