三江線廃止から2年目に突入したこの春。山陰に山越えするついでに尾関山駅跡と粟田駅跡に寄ってみました。(訪問日: 2019/04/20) 去年の様子はこちら。
三次駅からやってくるこの高架線はまだ健在なのは、撤去に費用がかかりそうだからでしょうか。可部線の様子からすると、下の道路整備を機会に撤去されるようですけど。
駅の様子は廃線直後の去年とあまり変わるところはなく、鉄柵やロープでホームと線路が閉鎖されてますが、ロープの部分は1年たってだいぶユルユルになってきました。
レールはまだ残っていますが、駅名標は撤去済(たぶん廃止と同時に撤去されていたと思われます)
駅舎の外観はあまり変わりませんが、屋根が少し荒れてきて、植栽も伸び放題になりつつあり、あと数年もすれば自然に帰ってゆきそうです。(例えば毛木駅のように) とはいえ三次市街や尾関山の桜並木に近いところでもあり、どこかで踏みとどまるのかもしれませんね。
そして、この一年で最も変わったのは駅前の売店が閉店してしまったことでしょう。
三次から粟屋駅跡に行く江の川沿いの県道は、去年の水害で途中通行止め。三江線が廃止になって交通の中心が対岸のR375に移ってしまったので、このまま通行止めが恒常化しなければよいですが。
粟屋駅入口の看板はまだ健在で、駅前の様子もあまり変わりませんが、待合室にあった駅名看板は撤去されてます。
まだ線路路盤に雑草はなく(もしかして除草しているのか?)、踏切の鉄柵封鎖もそのままです。ただ待合室掲示板には、廃線直後にはなかった新聞記事が掲示してあったりして、まだ人手が入っているんですね。さすがにトイレは使用禁止になっています。