(安田) - 北条 - (越後広田) (訪問日: 2018/10/14)
柏崎から只見線小出駅への移動中、国道291号線沿いで見かけた北条駅です。駅舎は和風木造平屋の瓦葺で無人駅です。平成3年築で今は無人駅ですが、出札窓口や駅事務所スペースがあるので、出来た時は有人業務だったのかな。
駅前広場には駐車場8台分、屋根付き駐輪場が約25台分、周辺には特に食堂・売店は無し。飲料自販機もなさそう。待合室には自動券売機を設置、信越線の他の無人駅にもあった様な乗車証明書が発行できるタイプです(ただし始発便がくると乗車証明書は出ませんけど)。3駅先の柏崎駅はSuica対応の自動改札になっているのに、ここには改札機は無し。JR東はJR西に比べてシステマティックなイメージがありますが(あくまで個人的感想です)、こういう所はチグハグですね。山陰線の各駅で一斉にICOCA自動改札機を設置したJR西とは対照的です。
ホームは2面2線で対向ホームへは跨線橋で連絡。この跨線橋は鉄骨にコンクリートスレート囲いと言うちょっと変わった構造です。ホーム長は215歩で幹線の駅としては少し短め。トイレは駅舎の事務所棟ホーム側にあります。
下はホームから見た長岡方面。見え難いけど、対向ホームの跨線橋出口には小さな屋根の付いた待合所があります。
こちらは柏崎方面の様子。丁度、通勤通学時間帯なので滞在中の数分間で上下線の普通列車が発着、その合間を縫ってJRLの貨物列車が通過してゆきます。
駅舎側ホームにある現在の駅名標と、跨線橋側面に残されている昔の駅名標。
建物財産票にある許容積雪量70cmというのは、柿崎駅や土底浜駅の140cmに比べるとちょっと弱いけど、同じ木造の犀潟駅が70㎝だから木造だとこのくらいが限界という事かも。あっでも二本木駅は木造でも250㎝だったから、このあたりの積雪量予測がこの程度ということでしょうね。
ちなみに駅舎の壁面は白壁に格子板張りというデザインですが、周辺には同じような格子板張りの家が多く、このあたりの造りを反映した様ですね。ただし駅舎が瓦葺なのに対して、民家の屋根は基本的にトタン葺き、ここから会津までずっとそうです。