(訪問日: 2018/03/17)
夕方までポッカリ時間ができたので、美祢線から山陰にかけて出動。
アプローチの中国自動車道 美祢ICから美祢市街に向かう途中、R435を走っていると、もう一本 高速道路の様な高架橋をくぐります。日本で一番長い私道、宇部興産の宇部美祢高速道路です。(工場構内道路なので一般車は進入不可ですけど)
思ったよりも交通量があり、立ち止まって見ている間でも専用トレーラーが何台も通って、向こうのセメント工場に入ってゆきます。
だいたい素材産業は鉄道とか港湾とかインフラを持っている所は多いですが、それにしても港から山中の鉱山まで30km以上の高規格道路を作ってしまうのは、かなりのものだと思います。20~30kmのバイパスを作るのにも苦労する自治体が多いのを思えばなおさら。
セメント工場の前にある、古風な外観の伊佐郵便局
で、こちらはセメント工場から美祢線に伸びている貨物線。美祢駅付近を1時間近くうろついていましたが貨物列車を見る事はなく、宇部美祢高速道路の交通量との違いは輸送手段が鉄道から道路に移ったことを象徴している様。ただ一度に運搬できる物量が違うので、鉄道列車の方が低頻度運行となるのは、ある意味必然ではありますが。(Wikipediaによると三隅発電所との石灰石・フライアッシュ輸送が廃止されているので、今では運行は無いのかもしれませんが)
下は美祢駅から東進したところにある貨物線の踏切り。(セメント工場方向をみる)
下は美祢線方向
まるでトラックでも停められそうな頑丈な遮断機。製鉄所の構内鉄道とかで見かけるタイプですが、踏切内に閉じ込められたら脱出できないんじゃなかろうか。
(再訪:2018/05/12)
上の写真を撮った2か月後、もう一度通りかかると貨物線が廃止されていて、踏切り遮断機も廃止になってました。立派な遮断機だったんですけどねえ。