tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

山口線:地福駅 (じふく)

(名草) - 地福 - (鍋倉)                   (訪問日: 2017/07/16)

地福の集落に入ったところで県道311からも離れて、踏切りを渡って地福駅へ。下の写真は地福集落の駅への道。

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下の写真の奥に映っているのが地福駅
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木造平屋瓦葺の無人駅、券売機、改札機はなし。トイレは駅舎右手に構外向きで設置。駐車場は駅前広場に約10台分、屋根付き駐輪場に約25台分。駅前に売店らしきはありますが日曜日のせいか営業しているのかどうかは不明。駅舎の事務所は公民館的に展示室に改装されています。

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ホームは島式1面2線(?)、ホーム上に待合所無し。下は山口方面、その下は津和野方面。
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駅に散歩に来ていた村松利文さん似のおじいさんに拠れば、駅舎前のクマ木像は近在(たぶん渡川駅の近く)のチェーンソー・アーティストが寄贈との事。このおじいさんから聞けたエピソードのいくつか。

  • ここの地名の読みは「ぢふく」と書いたはずだと思っていたが、駅名表示はいつのまにか「じふく」に変わってしまった。(これは文科省が濁音表現を「じ」に統一するよう指導しているせいと思います。それにとらわれない、観光用の駅名標は「ぢ」のままですから)
  • 数年前の大雨で地福駅の先の鉄橋が落ちた時、ここがSLやまぐち号の終点になった。無人駅なのは変わらないが、SL終点のために滞在客がたくさん来てKIOSK臨時店もできて、一時的だがかつての賑わいが戻ったとの事。*1
  • 中学時代、山口までSLで通っていたが、仁保から篠目の間の急勾配トンネルで止まってしまったことがあった。そういう時、乗客は客車から出て線路脇で休んでいるのだが、津和野から別の機関車が来るとそういう乗客を車掌が一生懸命集めて回っていて大変だった。(たしかにあんな山奥に置いてゆかれては大変です)

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この駅の建物財産標は、改装した壁面の上に貼り直してあります。篠目駅みたいに壁板で隠されたり塗りつぶされたりするところも多い中、貴重(?)
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*1:地福駅には転車台が無いけど、機関車の方向転換はどうしたんだろう。単に私が気づかなかっただけ? それとも仮設の転車台を作ったとか、まさかバックで山口まで戻ったわけでもないと思うけど。