(多家神社) - (安芸府中) - (海田市) (訪問日: 2017/06/17)
広島駅から向洋、海田市にかけて、山陽本線の北側に旧山陽道が通っています。広島城ができる前は、国府のあった府中を通って船越を越えて瀬野川にでるルートになります。
他家神社から南に山裾を縫うような旧道をたどり、途中新幹線の高架下で片側2車線に拡幅されてますが南東に進むと船越の峠。新幹線高架下の片道2車線道路から峠に差し掛かったとたんに、二輪でも離合に気を使う旧道に突入します。
旧山陽道の家並と道行はこんな感じ。
山陽道の家並で特徴なのは入母屋の破風飾り。街道に向かった切妻の壁面にある格子破風や紋飾りがあり、破風の周りの軒瓦が内側に傾いて丸みを作っています。破風の上の軒板も少し丸みを持っていて、いわゆる「起り破風」というものではなかろうか。(瓦の乗っている面自体が湾曲している訳ではないので、「屋根のむくり」というのとは違うのでしょうけど)