(下祗園) - 古市橋 - (大町) (訪問日: 2016/04/16)
可部街道の国道183号(昔は国道54号)から一本奥まった旧道=県道277号にある古市橋駅。(そういえばこの県道は昔は旧国道=旧54号と言っていたはず。この半世紀で国道54号が段々と東に付け替えられ行った訳です)
昔は駅前に安川があって「古市橋」があったのですが、今では川は遊歩道になり橋もなくなった、という駅名由来が駅前の碑に書いてあります。
「「古市橋」は、安川に架かる延長約三十二メートル、幅員約八メートルのコンクリート橋であった。もとは木橋で、大正時代に架けかえられたと伝えられる。二車線の車道と、歩道が両側に設けられ、その昔、麻で栄え、そして最近では、地域の中核地として変遷を重ねる古市の町を長く見守って来た橋であった。しかし、今ではその姿はない。その「古市橋」は、昭和四十年の橋下を流れていた安川の廃川とともに、平成七年二月、その役目を静かに終えた。安川は、市民の憩いの広場「安川緑道」として再生したが、「古市橋」はJR可部線の駅として、名をとどめるのみで、その歴史をたどるのは、今ではむつかしい。」(「古市橋今昔」駅前石碑より)
周囲は住宅が建て込んでいて狭く、駐車場は3台のみ、駐輪場はあり。トイレは駅舎のホーム側、自販機は駅前広場側。
有人駅(みどりの窓口)、券売機あり(チャージ無し)、ICOCAチャージはホーム上に専用機設置。券売機は入場券も販売していたので、入場券を購入して入場。でも自動改札機はシャッター無しで、出場時の券回収口が無いタイプ。駅員回収だったんだろうか。
上り線ホームから可部方面を臨む。下り線ホームへは踏切横断で渡ります。右に見えるのは県道277。このあたりの可部線は並走する道路がほとんどなく、この道もすぐに線路から離れてしまいます。梅林あたりになるもう少し線路沿いに走りやすくなると思うんですけど。
窓口と改札口。この右側にベンチがあって待合室になっています。