tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

山陰本線:浅利駅 (あさり)

(黒松) - 浅利 - (江津)                  (訪問日: 2018/03/10)

三江線に行くついでに江津から隣の浅利駅へ。(ところで江津市街はバイパスを通ると便利なんですが、旧道を使うと途端に分かり難くなるのがちょっと困りものです。)

江津-浅利間は山陰本線は海岸沿いに走り、国道9号もほぼ並走ですが浅利海岸の手前で峠越えになって浅利海岸を見下ろします。下の写真はそこから見える風力発電の風車。敬川辺りにも何基かあったし、最近増えてきました。それにしても海水浴場に風車が突っ立っているのは、なかなか豪快な景色です。

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浅利駅は国道9号から曲がってすぐ、駅前広場のある無人駅。駅舎左半分は山陰合同銀行が入っていてATMもあります。駐車場・駐輪場区画は特にないけど、車なら1~2台、自転車なら右手奥に10台くらいは駐車可能。

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券売窓口は塞がれていて券売機もなし(もちろん自動改札機もなし)。建物財産票も確認できず。トイレは汲取り式で駅舎の出雲側に設置、ホーム側が入口です。

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ホームは1面1線ですが、線路の曲がり具合からすると昔は島式1面2線だったと思われます。ホーム長は歩測で約176歩、本線の標準長に比べて約半分です。

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ホームの出雲側端、駅舎からの通路横にある謎の台。何かレールを再利用した点検台みたいなもの?
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下はホームから見た駅舎。ホームとの間の砂利部分はたぶん昔の線路跡。
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駅舎の青瓦は山陰地方でよく見るJRマーク付きですが(上写真)、ホーム待合室の屋根瓦も同じデザインで、こちらは何故か白色。(釉薬なので脱色したとは思えないけど)

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三江線:再訪 2018 3月

三江線は駅の建物財産票をあまり確認してなかったので、少し寒さが緩んだのを機に、江津本町駅~川戸駅を再訪してみました。今年度で廃線になるため川本駅とかは人が多いそうですが、訪れたのが夕方だったせいか、このあたりはあまり人はおらず、江津本町駅千金駅で一人ずつ合ったくらいでした。(川戸駅では様子を見るような車が数台ありましたが) 人がいなかったのは列車の時間と合わなかったせいかもしれません。

撮った写真は以前の記事の後ろに追記。

三江線:江津本町駅 - tkmov(バイクとローカル線と)

三江線:千金駅 - tkmov(バイクとローカル線と)

三江線:川平駅 - tkmov(バイクとローカル線と)

三江線:川戸駅 - tkmov(バイクとローカル線と)

 

呉線:沿線-仁方桟橋

仁方駅南口(駅舎と反対ホーム)から700m先にある仁方桟橋。

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戦後すぐは松山堀江港まで国鉄連絡船が出てたといいますが、仁方駅から結構離れたところにあります。桟橋から仁方駅を見たのが下の写真、ずっと先の突き当り付近です。

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宇高連絡線みたいに列車ごと船に乗らなくても良いから、宮島航路みたいに道一本渡る程度の近さなら、もう少し便利だったのでしょうが。今では豊島や蒲刈へのフェリー航路になっています。

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余談ですが、一筆書きの長距離乗車券探索では四国が除かれてしまいますが*1、仁方-堀江航路がある時期は、ここと宇高連絡船を使って四国を回るルートも採用されていたとの事。ただ、この距離を歩かされると、ちょっと騙された様な気がしたんじゃないかな。

 

*1:北海道、九州もトぽロジカルには同じですが、普通はこの二つを始点/終点にするので、途中の四国が省かれてしまうんでしょう

呉線:仁方駅 (にがた)

(安芸川尻) - 仁方 - (広)                  (訪問日: 2018/01/06)

阿賀、新広、広と市街地を過ぎて、ひと山越えた仁方港の近くにある仁方駅。国道185から一旦はなれて港方向に少し入った所が駅です。駅前広場に数台程度の送迎用スペースあり、それとは別に月極が約20台くらい。駅の反対側(南側)にも駐車場と駐輪場(露天)があります。周囲、構内に売店は無いが、駅に入る交差点にデイリーヤマザキあり。

駅は多分無人、自動券売機はチャージ非対応、自動改札機はタッチ式。トイレはホーム内にあり。

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ホームは2面2線で跨線橋で連結。下写真の左側が駅舎。
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 対向ホームにも出入口があり、この先が仁方桟橋。
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駅舎とホーム待合室の財産標
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呉線:広駅 (ひろ)

(仁方) - 広 - (新広)                  (訪問日: 2018/01/06)

新広駅から1kmしか離れていない広駅。国道185号から右折で入るときは、交通量の多い片側2車線の右側を塞いで右折待ちするので、単車ではちょっと覚悟が必要。

駅前にはタクシー、バス停有り、駐輪場も隣接(でも大型はちょっと入れない)。駅舎にはセブンイレブン(感じとしては西高屋駅に似ている)。自動改札は扉付。建物財産標は確認できず。

ここも普段は通勤客の多い都市部の駅なので、外観を撮っただけです。

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ところで、広には広警察、広消防署(正確には呉消防局東署)、広駅、広保健所とかありますが、県外から来た人に聞くと、みんな「広島〇〇」の略称だと思われているようです。だいたい広は戦争時に呉市と合併させられて戦後に分離しようという動きもあったので、「呉〇〇」と呼ばれるのを嫌う。その結果最初のような名前で、今度は「広島」という名前とバッティングしてしまうのです。

こういう感情は、逗子市と横須賀市の関係に似ているかも。あちらは分離しましたけど。

 

呉線:新広駅 (しんひろ)

(広) - 新広 - (安芸阿賀)        (訪問日: 2017/01/06)

広市街地の中心部、消防署の裏で労災病院の手前に10年少し前にできた、新広駅です。市街地の中心が1km東の広駅のあたりからこちらに移って来たので新設された、という経緯からわかるように、ローカル線というよりも都市近郊駅なので、ここも外観写真を撮っただけです。

駅前にはバス停とタクシー乗り場、みどりの窓口もあり。たしかこの向こう側にある労災病院へはいる専用で出入り口があったはず。

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呉線:安芸阿賀 (あきあが)

(新広) - 安芸阿賀 - (呉)                  (訪問日: 2018/01/06)

呉線も、海岸の岬や半島をトンネルで抜けて、入江の奥にある駅を繋いでいるので、道路を並走すると峠越えが続くことになります。特に呉駅から安芸阿賀の間の旧国道185号の呉越峠(今はただの市道)は、かつて路面電車が通っていた切通しなので、緩斜面で片側2車線の路幅、電車に合わせた緩いカーブで、高速コーナーが続きます。しかもバイパストンネルができたので交通量も無く、バイクで流すには最適。

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阿賀駅は国道185号から100mほど入ったマンションの裏にある橋上駅。ここも駅の外観だけです。

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阿賀駅と国道185号の間にある小路。呉方面から山越えをして降りてきた峠道がここにつながります。

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呉線:呉駅 (くれ)

(安芸阿賀) - 呉 - (川原石)                  (訪問日: 2018/01/06)

呉線の中心 呉駅ですが、市中心地にあって全然ローカル線ではないので、駅前の国道から外観を撮影しただけでパスです。実はこの後の阿賀から広にかけても都市近郊通勤路線なので、遠くからの撮影で済ませてしまいました。

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メモ:建物財産票の分類

JRでは駅舎、待合所には建物財産票が貼ってありますが、JR各社でそれぞれ特徴があります(といっても東、東海、西しか見てないですけど)。*1

JR東は施工者とか基礎方法、許容積雪量まで書いた詳細なもの、JR東海は建物種類コードと連番を記載したシンプルな財産標です。共通するのはどちらもアクリル製で様式が共通化され、基本的にはどの駅にも貼付けられている事。たぶん民営化した際に全部貼り直したんだと思います。

それに比べてJR西の建物財産標は様式も材質も、付いているかどうかという点でもバラバラ。国鉄時代から変えてないんだろうと思います。面白いのは平成になって建替えた駅舎の財産標で、各路線の異なる様式を踏襲して作られている事。たぶん統一しようという気が無いんでしょうね。そういうところがスタンプラリーみたいな楽しみがある訳です。(という風に説明しても、やはり変な趣味だなあ)

 

今まで見てきた財産票を分類するとこんな感じ

1. 設置年代の新旧

今まで見た中の新旧番付です。木製財産標は年号が無いので、金属/アクリル財産標で比較です。

古い方

新しい方(今まで見た中で、平成の財産標は以下だけだと思う) *2

 

2. 材質と様式

先に書いた様にJR西の建物財産標は様式、材質とも多彩なので、簡単に分類するとこんな感じ。

  • アクリル白色1:「国鉄」という名称付 (主に山口線)

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  • アクリル白色2: 白色1タイプと同じで国鉄名称が無いもの(この形式が主流)
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  • アクリル白色3: 白色2と同様に「財第xx号」が書いていないタイプ(山陰本線に多い)
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  • アクリル橙色: 白色1の形式に近く橙色。特徴は基本的に駅名が記載されている事。
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  • 金属製1: おそらくアクリル製に変わる前のタイプ。上にアクリル板をかぶせて保護しているところが多い。

    f:id:tkmov:20160618223227j:plain (岩徳線 柱野駅)

  • 金属製2: デザイン的にはアクリル製と同じもの。上の金属製1は多分真鍮製ですが、こちらは色合いからするとブリキ製。まだ伊里駅でしか見たことがありませんが(2017年現在)、アクリル製に移行するまでの過渡的なデザインか? 建物種類の記載も普通は「本屋1号」と書くところですし、ちょっと他とは違う事情があったのかも。*3

    f:id:tkmov:20180212105515j:plain (赤穂線 伊里駅)

  • 木製: まるで表札のような形で、決まって駅舎の改札内側の軒下に掲げてあります。(ただし備中神代駅のは移築した車寄せの物なので、設置時とは違う位置についているものと思われ)  今のところ見たことがあるのは、備中神代駅亀嵩駅三保三隅駅滝野駅江崎駅重安駅渋木駅の7か所のみ。(2018年追記:北上線 黒沢駅の便所にもあります。便所でこのタイプの札を見たのはここだけ)

    f:id:tkmov:20160612003328j:plain (木次線 亀嵩駅)

 

3. JR各社による違い

JR西は上の通り多様ですが、JR東とJR東海の様式は統一されています。

  •  JR東海: ご覧のとおり番号と年号しか書いていないシンプルなもの。「05」は建物種類、「3007」は連番ではなかろうか。
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  • JR東: 律儀に施工者や施工方法、面積や許容積雪量まで書いてあります(犀潟の様に古い駅では施工者欄が空白でしたが)。下の写真は二本木駅ですが、えちごトキめき鉄道に変わってもJR時代のものが残っていました(黒姫駅ではなくなっていたので、ここもそのうち取り外すのかも。あるいは所属会社の方針の違いなのか?)。
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*1:この記事初出は2018/02/03。観察結果を反映するため随時更新しています

*2:2019/2/3追記 平成時代の財産票も結構あります。まあ30年もあるんだからその間に設備更新するので、ある意味当たり前ですよね

*3:2018/02/12 追記

赤穂線:伊里駅 (いり)

(日生) - 伊里 - (備前片上)                  (訪問日: 2017/11/04)

日生を過ぎると赤穂線は片上に向かって内陸に入ります。というか、赤穂線沿線は干拓が進んでいるので、あまり海沿いに走る部分は無いですね。道路も国道250から離れて、岡山ブルーラインの下の道を北上。日生から片上まで海岸線を通すより、旧街道に近い伊里を通したかったのでしょうね。
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伊里駅に入る線路脇の道路。
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伊里駅はコンクリートブロック製の平屋無人駅。待合室隣の事務所は食堂になっています。食堂のはいっている駅舎は久しぶり。駅前ロータリーに加えて駅北側に駐車場が約10台分、屋根付き駐輪場に約100台分。自動券売機はなし。
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何か懐かしい、長円形の改札駅員用の立哨枠(正式にはどう呼ぶのだろう)。もともとある程度乗降客のいる駅にしかなかったでしょうし、そういう駅は自動改札に切り替わるので、今ではあまり見かけない。最近見たのは旧出雲駅のものぐらいです。

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ホームは1面1線、片上方面をのぞむ。
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建物財産標は金属製ですが、色合いからするとブリキ製。金属製は普通、黒地白文字なのですが、これは後のアクリル製と同じデザインという点では少し特殊。
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駅から川を渡った所にある友延集落の様子。
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