tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

山口線:徳佐駅(とくさ)

(鍋倉) - 徳佐 - (船平山)                  (訪問日: 2017/07/16)

かつての阿東町の中心地、徳佐。国道9号から分かれて銀行の並ぶ駅前通りの奥が徳佐駅です。下の写真は国道から駅までの様子。

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久しぶりの有人駅の徳佐駅(券売所の女性が普段着なので委託販売かも)。自動券売機無く窓口で対面販売、駐車場は駅前に区画が10台分、その他にもスペースはあり。駐輪場は屋根付きで約20台分、駅に売店は無いけど周辺にいくつか店舗あり。

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改札を出たところがすぐにホームへの跨線橋階段になっています。
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こちらは跨線橋から見た改札口。
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ホームは1面2線。下は津和野方面の景色

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津和野から入線する列車(普通なら型式とかを書くんだろうけど、でも知らないからなあ)
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下左の財産標は駅舎のもの、下右はトイレのもの。以前に見た因幡社駅トイレの大正12年より古い。(って何を比べているのか)

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で、こちらが大正7年築のトイレ。
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駅前のお屋敷の屋根の棟飾りは鯱。瓦の飾りもさることながら、名草駅三谷駅とか、旧阿東町では、駅前に大きなお屋敷があるパターンが多い。

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山口線:鍋倉駅(なべくら)

(地福) - 鍋倉 - (徳佐)                   (訪問日: 2017/07/16)

地福駅から津和野方面の山口線は、再び旧山陰道(国道9号)沿いになり、何度か阿武川を越えながら鍋倉駅へ。

鍋倉集落から山際の県道311へ抜ける踏切脇に鍋倉駅があります(踏切脇というパターンは多いなあ)。ホーム1面1線、ホーム上の待合室のみの無人駅。自動券売機、自販機、改札機はなし。トイレはホーム入口にあり。駐車場、駐輪場は無し。建物財産標は未確認です。

駅の横はリンゴ園で、この駅から県道311にかけていくつかの観光リンゴ園があります。リンゴ生産の南限は広島県北だと聞いていましたが、ここのような温暖低地でもリンゴがとれるんですね。山口産のリンゴをあまり聞かないので、観光消費だけで市場には出ていないのかも。冬になったら販売されているリンゴを気を付けてみてみたいですね。

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綺麗なホームのマーキング。SL(5)というのは、ここもSL停車駅という事?
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鍋倉駅から県道311に出たところで、観光リンゴ園が何軒か続きます。
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山口線:地福駅 (じふく)

(名草) - 地福 - (鍋倉)                   (訪問日: 2017/07/16)

地福の集落に入ったところで県道311からも離れて、踏切りを渡って地福駅へ。下の写真は地福集落の駅への道。

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下の写真の奥に映っているのが地福駅
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木造平屋瓦葺の無人駅、券売機、改札機はなし。トイレは駅舎右手に構外向きで設置。駐車場は駅前広場に約10台分、屋根付き駐輪場に約25台分。駅前に売店らしきはありますが日曜日のせいか営業しているのかどうかは不明。駅舎の事務所は公民館的に展示室に改装されています。

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ホームは島式1面2線(?)、ホーム上に待合所無し。下は山口方面、その下は津和野方面。
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駅に散歩に来ていた村松利文さん似のおじいさんに拠れば、駅舎前のクマ木像は近在(たぶん渡川駅の近く)のチェーンソー・アーティストが寄贈との事。このおじいさんから聞けたエピソードのいくつか。

  • ここの地名の読みは「ぢふく」と書いたはずだと思っていたが、駅名表示はいつのまにか「じふく」に変わってしまった。(これは文科省が濁音表現を「じ」に統一するよう指導しているせいと思います。それにとらわれない、観光用の駅名標は「ぢ」のままですから)
  • 数年前の大雨で地福駅の先の鉄橋が落ちた時、ここがSLやまぐち号の終点になった。無人駅なのは変わらないが、SL終点のために滞在客がたくさん来てKIOSK臨時店もできて、一時的だがかつての賑わいが戻ったとの事。*1
  • 中学時代、山口までSLで通っていたが、仁保から篠目の間の急勾配トンネルで止まってしまったことがあった。そういう時、乗客は客車から出て線路脇で休んでいるのだが、津和野から別の機関車が来るとそういう乗客を車掌が一生懸命集めて回っていて大変だった。(たしかにあんな山奥に置いてゆかれては大変です)

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この駅の建物財産標は、改装した壁面の上に貼り直してあります。篠目駅みたいに壁板で隠されたり塗りつぶされたりするところも多い中、貴重(?)
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*1:地福駅には転車台が無いけど、機関車の方向転換はどうしたんだろう。単に私が気づかなかっただけ? それとも仮設の転車台を作ったとか、まさかバックで山口まで戻ったわけでもないと思うけど。

山口線:名草駅 (なぐさ)

(三谷) - 名草 - (地福)                  (訪問日: 2017/07/16)

三谷駅から県道311で山口線に並走、県道沿いの名草駅に到着。駅舎は無く踏切り脇の駐輪場のところからホームに上がります。ホーム1面1線、ホーム上に待合室1棟(一応扉付)、券売機、飲料自販機、トイレは無し。県道と田畑に囲まれているので店舗などは無く、駐車場も無し、駐輪場は屋根付きで25台分。

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駅の向かいにあるお屋敷。三谷駅と言い阿東町(阿武郡)の駅前にはこういうお屋敷があるのがお約束かな。

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山口線:三谷駅(みたに)

(渡川) - 三谷 - (名草)                  (訪問日: 2017/07/16)

渡川駅からは県道313で山口線と並走します。三谷の集落まで来て民家や商店が増えたなと思うと県道脇に三谷駅があります。

三谷駅駅舎は一度焼亡したそうで、今の待合室は再建したものですが、駅の設備ではなさそう。時刻表や連絡掲示板はわざわざ待合室の外、露天にあります。(ここが昔の駅舎のあった場所?) 露天にさらすぐらいならホーム上の待合所にいれても良いんじゃないかと思うんですけどね。

券売機なし、トイレは開業時からと思しきものがあり。駐車場は駅前に4台分の他、月極が10台分、駐輪場は屋根付きで30台。飲料自販機は無いが道路反対側のスナックにあります。その隣には旅館がありますが、やっているのかいないのか気になる。(神西駅でもこんな旅館があったような)

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露天に掲示されている時刻表
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ホームから山口方向をのぞむ。これはホーム1面2線といっていいのか?
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ホーム上の待合所、津和野方向。下の建物財産標はこの待合所の物。
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三谷駅の向こう側にみえる大きなお屋敷。このあたりの駅裏には、こういうお屋敷が付いていることが多い様です。
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山口線:渡川駅(わたりがわ)

(長門峡) - 渡川 - (三谷)                  (訪問日: 2017/07/16)

渡川駅山口線は国道9号と離れて阿武川蛇行部分の対岸に移るので、こちらも県道で迂回。川沿いの県道は下のような感じ。
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渡川の入口にある古風な公民館。
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渡川駅はホーム1面1線、ホーム上に待合所(建物財産標は未確認)があるだけで、券売機、自販機、トイレは無し。駐車場は見ての通り待合所下のスペースに停めようと思えば停められます、未舗装ですけど。駐輪場は無し。周囲は売店・食堂は無く、人家もまばらですが、見ている間にも乗客の行き来があり。

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ホームより山口方向の景色。
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山口線:長門峡駅(ちょうもんきょう)

(篠目) - 長門峡駅 - (渡川)                  (訪問日: 2017/07/16)

山口線篠目駅あたりから、阿武川沿いの盆地の中を山陰線と並走。地形的にはこの長門峡駅あたりから少しずつ上りになって、津和野手前で峠を越えることになります。阿武川はといえば、ここで日本海側に流れ出ていて、そこが長門峡というわけ。

長門峡駅はスレート葺き平屋の無人駅。出札窓口の跡があるので、昔は駅員がいたのでしょう。自動券売機、飲料自販機、トイレ無し。売店はありませんが近くの国道沿いに道の駅があります。駅舎前スペースに10台分くらいの駐車スペースあり。(駐輪場は確認忘れ)

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ホームから津和野方向をのぞむ。
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山口線の各駅に貼られている山口駅長の絵手紙
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国道9号から見た長門峡駅
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で、結局、時間の関係で長門峡へは入らず。

 

 

山口線:沿線-細野神社

(仁保) - - (篠目)                 (訪問日: 2017/07/16)

篠目駅でSLが来るまで20分くらいあると言われたので、駅から2,300m南にある細野神社に行ってみました。駅に行く途中の参道から見た本殿が、綺麗な石州赤瓦で葺いてあったのが気になったのは、神社と言えば檜皮やこけら葺き、銅葺きとかを連想していたからです。ですが、よく思い返してみれば、村社の様なところは瓦葺きの神社も多かったなあ。

とか思いながらお参り。社殿の木肌に比べて屋根が新しく見えるのは、最近葺き替えたという事か。境内もきれいで、お御籤も置いてあり、よく手入れされている様子でしたが、地図にも載っていない神社なんですね。境内入口の左右には「皇太子御成婚記念碑」あり、建立年が読めない程古く風化しているので今上陛下の時とは思えず、大正13年か、明治33年のではなかろうか。

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境内から見下ろす参道。突き当りが駅前に通じる県道です。SLの到着時間に遅れまいとあわてて帰ろうとしたせいか、トランザルプで立ちごけ。参道に乗り入れた事をお叱りなのか、しかも結局SLは来ず、あわてるものではないと反省です。

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山口線:篠目駅(しのめ)

(仁保) - 篠目 - (長門峡)                     (訪問日: 2017/07/16)

国道9号が木戸峠で分水嶺を越えて山口線と合流するところ(正確には合流点から少し手前)に篠目駅があります。

国道9号から篠目駅に入る脇道。向こうの民家の先に小集落があります。
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篠目駅は木造スレート葺き平屋の無人駅。自動券売機、改札機は無し。トイレも見当たらなかったけど、Wikipediaにはトイレ有との記述あるので、見逃したのかもしれません。駅前の雑貨屋が切符委託販売(ただし訪問した第3日曜日は休み)、飲料自販機もここにありますが、なんとこれがEdyが使える。携帯(au)の電波も届かない所なのに(失礼)。

待合室内には煙を吐いて進むSLの写真とかがいくつか展示されていますが、仁保駅からここまでの急勾配を越えて篠目駅に入ってくるSLは、きっと迫力があるんだろうと思います。が、SLやまぐち号はこの3連休はお休み。もし運転していれば丁度11:50の便を眺められたところだったのに残念です。そういう事情もしらず、この人気のない駅に、オランダからの旅行者含む5人組とスクーターライダーと私の7人が集まって、SLが来ないかと、たたずんでしまいました。

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下写真はSLが来ないかと線路を眺める観光客6人。オランダ人はこの鄙びた風景や駅前雑貨店の寂れ具合を、いたくお気に入りの様子。こういう鄙びた駅を他に知らないかと問われて、美袋駅とか滝野駅とか備後落合駅とか紹介しようかとしましたが、電波が通じないのでこのBLOGの写真をお見せできなかったのが残念。でも篠目駅の様に、山間に数件の民家、SLの補給で3線(今は2線しかないけど)を持つ広い構内と昔のままの駅舎いうのは、他にはあまりないかもしれません。

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建物財産標の左は、駅舎の補修された壁面に半分隠された状態で、たぶん設置時点の金属板。右のアクリル製はホーム待合室の物です。

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山口線:沿線-木戸峠のダート

(仁保) - - (篠目)

山口線は仁保駅-篠目駅間で分水嶺の急勾配をこえるため、山陰道(国道9号)から離れて随伴道もなくなります。普通なら仁保駅より手前の宮野から国道9号をつかって峠越えになるんですが、ツーリングマップルには仁保駅近くの仁保地峠から抜けるダートが描いてあるので、物好きにも通ってみました。(地図によるとダート5.5km、GPS記録だと約6㎞で20分)

仁保駅手前の国道376から分岐した入口。
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ダート入口はこんな感じのフラットダートで、そこそこペースも出せていたのですが....
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途中からは轍と、そこにたまった泥にタイヤを取られそうで、スタンディングから腰をおろせません。下の写真はなんとか車載カメラのシャッターを押した1枚、走行振動でブレているのはご容赦を。
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それにGarminの地図ではこのダートが載っていないらしく、途中でUターンの指示を出し続けるのが不安を煽るし。

峠を越えたあたりダートが終わり、500m余で国道9号の木戸山トンネル東側にでます。
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わずか5km余、20分のダートですが、大半をスタンディングで走ることになり足がパンパン。幸いだったのは、仁保駅側から行くとずっと緩い上り坂が続くこと。これが逆方向で、下りの泥ダートだったらちょっとダメだったかも。

この後、篠目駅近くの細野神社では谷側斜面に転倒してしまうし。当日に走っている間は何とか動けていましたが、帰ってからは足腰が痛くて動けない。もう千里浜海岸のようなきれいなダートしか走れないのかもしれません。