tkmov(バイクとローカル線と)

バイクでローカル線を巡るという、少し変なブログ。訪問駅のリストは、カテゴリ「事務連絡」の中の「駅名リストのリスト」から辿る事が出来ます。

北松江線:大津町駅 (おおつまち)

(出雲科学館パークタウン前) - 大津町 - (武志)             (訪問日: 2017/05/01)

バタデンの北松江線出雲科学館パークタウン前駅から山陰本線と分かれ、おおむね斐伊川に沿って宍道湖北岸に向かいます。線路が斐伊川手前で北へカーブするところ、古い街並みの中に大津町駅があります。

f:id:tkmov:20170503234151j:plain 大津町付近の街道筋

 

大津町駅無人駅、券売機あり。トイレは駅舎奥にあり。売店、食堂はなし。付近は基本的に住宅が主なので売店を見つけるのは難しそう。北側のR184に出れば何かあるか? 駐輪場は屋根付きで約50台分、駐車場は駅舎南に20台分の区画がありますが、駅舎北と線路の向こう西側も駐車場になっている様子。

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f:id:tkmov:20170503234253j:plain ホームは2面で踏切で連絡。写真は出雲市駅方向をのぞむ。

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北松江線:出雲科学館パークタウン前駅 (いずもかがくかんぱーくたうんまえ)

(電鉄出雲市) - 出雲科学館パークタウン前 - (大津町)             (訪問日: 2017/05/01)

北の大津町駅から来た松江北線が西にカーブして、丘陵をかすめて今市の平地へ高架で出るところにあるのが、出雲科学館パークタウン前駅。(一畑電鉄の駅名は長い)

線路わきの歩道との間の壁に引戸つきの入口があり、すぐにホームに入れます。無人駅、券売機なし、飲料自販機有り、トイレと駐輪場(約40~50台)は出雲市駅よりの高架下になります。駐車場は駅様には見当たらず(もしかしたら高架下のどこかにあるのかも)

ホームへの入口(改名前の駅名ー大和紡前ーも併記)。線路の向こうは出雲科学館 f:id:tkmov:20170503225300j:plain

f:id:tkmov:20170503225303j:plain ホームから出雲市駅方向

f:id:tkmov:20170503225256j:plain 北松江線の南側には山陰本線。のぼりの特急が通過中。

f:id:tkmov:20170503225258j:plain 出雲市駅行きが入線するところ。

f:id:tkmov:20170503230107j:plain アルファベット表記が、変に英語が混じっているのが何とも妙な感じ。

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山陰本線:出雲市駅 (いずもし)

(直江) - 出雲市 - (西出雲)             (訪問日: 2017/05/01)

直江駅から国道184号で斐伊川を越えたところで国道から分かれ、北松江線大津町駅の横から掘割に沿った旧街道を通れば、今市市街とその奥にある出雲市駅に出ます。

出雲市駅に向かう途中の掘割と街道筋

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ところで、なんで駅名に「市」がつくのか、Yahoo知恵袋には「出雲大社の最寄駅と勘違いさせないため」という説明がありましたが、どちらかというと「出雲××」という国名冠駅名が多いからじゃないかと思います。もともとの出雲今市駅から駅名を変える際に「出雲」という行政地名を外せないし、かといって「出雲駅」だと出雲大東、出雲八川とかたくさんある「出雲××駅」と紛らわしい。そういえば旧国名をそのまま使った駅名を思いつかないから、命名規則で避けていたのではなかろうか。(まあ本当の所は分かりませんが、鉄道ファンの間では常識なんでしょうね)

 出雲市駅の正面には出雲大社を模した立派な玄関、駅舎内にはコンビニ、食堂、土産物店もあります。当然有人駅で券売機も自動改札機(扉式)も設置(昨年末にICOCAエリアに入ったはずなので、改札機が付いたのはその時期なのかも)。駐車場、駐輪場は電鉄出雲市駅と同様に高架下にあり、こちらは駅西側が使えます。

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f:id:tkmov:20170503200420j:plain 駅舎1F、待合室から改札口をのぞむ

f:id:tkmov:20170503200426j:plain 高架上のホームから松江方面

 

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 周囲の伝統的風景にそぐわない(失礼!)高架と、高架下の駐車場にはさまれた駅舎、改札前のコンビニという風景が、茶屋町駅(宇野線)と似た印象を受けます。

 

山陰本線:直江駅 (なおえ)

(荘原) - 直江 - (出雲市)             (訪問日: 2017/05/01)

斐伊川の東側、少し丘陵が張り出して線路が迂回して回り込んでいるところに直江駅があります。駅前には出雲に続く旧道が通っていますが、食堂とかの店舗はあまり見当たりません。

街道から少し入った広場の奥に昭和17年建設の駅舎が見えますが、実はこの駅舎は閉鎖中。駅舎右側にある陸橋から、さらに駅構内の跨線橋への入口があり、券売機(チャージ機能付)とICOCAタッチ式改札があります。こういうのも橋上駅というんでしょうか。

駅前に駐車場18台分(半分は月極)、駐輪場は約60台分。飲料自販機有り、トイレは駅舎左側に設置。対向のホーム上には待合室あり。

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陸橋から跨線橋に入る改札口f:id:tkmov:20170503114916j:plain

 

跨線橋からホームと松江方向をのぞむ f:id:tkmov:20170503175721j:plain

ホームから米子方向をのぞむ f:id:tkmov:20170503175722j:plain

 

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左は駅舎の、右は待合室の建物財産標。駅舎の方が建替えで新しいですね。

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ここも山陰本線に多いJRマークの瓦が葺かれています。f:id:tkmov:20170503180705j:plain

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おまけ:直江駅の隣にあるアパートが、グラデーションと微妙な回転がついていて面白いことになっています。手前3軒は道路に正面を向けてますが、向こう4軒は少しずつ回転しながら壁色も薄くなっています。道路と線路の間の敷地が楔形になっていて、それに合わせて建物を回転させたんだと思います。

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f:id:tkmov:20170503181303j:plain パノラマ写真を撮ってみましたが、こっちからの視線ではちょっと分かり難い。

 

 

北松江線:出雲市駅 (いずもし)

電鉄出雲市 - (出雲科学館パークタウン前)            (訪問日: 2017/05/01)

GWになっても少々肌寒い天気の中、出雲方面に出発。出雲といえば出雲大社がメジャーですが、今回は一畑電車の名前の由来となった一畑薬師を目指します。(あ~、まだ若桜線の記事もアップしていないというのに)

まずは北松江線の始点、電鉄出雲市駅です。(でも確か鉄道を運営しているのは「一畑電車」という名前だったはず。それとも一畑電鉄時代につけられた駅名なんですかね。あと、なんで出雲市駅と「市」がつくのか。昔はJRと電鉄を区別するためかと思ってたんですけど、両方とも「市」が付くんですよね)

出雲市駅の改札と窓口は地上に、ホームは高架上にある橋上駅。券売機はありますが入場券は窓口での購入になります(硬券です。入鋏するかどうかも確認してくれます)。駅舎には売店・食堂はありませんが、隣接して駅ビルがあるのでそちらを利用できます(そもそも一畑百貨店ですし)。高架下が駐車場、駐輪場になっていて、平日昼間とは言えキャパには余裕があるように見えます。ちなみに二輪車は1時間以内なら無料です。

 

電鉄出雲市駅を北側駐車場から見たところ。でも入口はこちら側には無くて西側のJR駅につながる通路から入ります。

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電鉄出雲市駅入口。JRと比べると、少々ひっそりとしています。そういえば駅舎内を撮るのを忘れました。(きっと鉄道ファンの方がたくさんネットにあげているでしょう)

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 北松江線は隣の出雲科学館パークタウン前駅までの間が高架になっており、ホームは高架上。高架化が2000年頃のせいか、高架下は駅隣接地も含めてほぼ駐車場になっています。もっと昔であれば店舗が入っているんだと思いますね。

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電鉄駅の右側に見えるホテルの向こう側がJR駅です。

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北松江線 駅名

一畑電鉄 北松江線の駅名リスト

(電鉄出雲市) - (出雲科学館パークタウン前) - (大津町) - (武志) - (川跡)
(大寺) - (美談) - (旅伏) - (雲州平田) - (布崎)
(湖遊館新駅) - (園) - (一畑口) - (伊野灘) - (津ノ森)
(高ノ宮) - (松江フォーゲルパーク) - (秋鹿町) - (長江) - (朝日ヶ丘)
(松江イングリッシュガーデン前) - (松江しんじ湖温泉)
 

その他の記事

北松江線:沿線 一畑薬師 - tkmov(バイクとローカル線と)

北松江線:沿線 屋根瓦 - tkmov(バイクとローカル線と)

 

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因美線:知和駅 (ちわ)

(美作河井) - 知和 - (美作加茂)            (訪問日: 2017/04/16)

加茂町の盆地から県境へ向けて川沿いに進む中、県道から川を渡った先が知和駅です。訪れた日はちょうど町内マラソン大会の日で、知和駅前も選手運搬車(自動車学校の練習車ですけど)の待機場になっているし、桜を写真に撮る人も居て結構な人手です。

知和駅は木造平屋の無人駅で券売機、飲料自販機はなし。売店も周囲にはありません。駅前広場に4~5台程度の駐車スペースあり、駐輪場は屋根付きで約10台分、トイレは駐輪場横。

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単線ホームから智頭方向を臨む。

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建物財産標はたぶん建設時のままの金属製。 ここには鉄道七十年の記念碑はありませんが、因美線開通の経緯を書いた説明板が掲示されています。これは那岐駅にあったものと同じ、やはり因美線全通というのは記憶すべきイベントだったのですね。

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因美線:美作加茂駅 (みまさかかも)

(知和) - 美作加茂 - (三浦)            (訪問日: 2017/04/16)

 津山から加茂川沿いに因幡に抜ける街道の途中、旧加茂町の中心地にある美濃加茂駅です。県道6号から分かれた旧道沿いに駅舎があります。

駅舎は待合室の上に六角形の小ドームがついた木造平屋で、10年余前(2003年)に建て替えられたもの。財産票は未確認です。駅員は日曜以外の朝と夕方のみ勤務(ということは委託業務?)。券売機はなし、飲料自販機は待合室に設置、駐車場は駅前旧道沿いに5~6台分のスペースはありますが特に区画は無し、駐輪場は屋根付きで約40台程度。トイレあり。

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駅舎内待合室

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対向ホームより智頭方面を臨む。ホーム上には待合室あります。f:id:tkmov:20170430221644j:plain

対向ホームへ渡る踏切りから、津山方面を臨むf:id:tkmov:20170430221647j:plain

 

ここにも鉄道七十年記念碑(昭和17年10月)があります。昭和17年といえば因美線全通から10年で、鉄道開業=明治維新70年に合わせて祝ったのかもしれませんね。

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訪れた日はちょうど加茂町のマラソン大会の日で、駅前にも応援や運営の人が集まっていました。

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因美線:三浦駅 (みうら)

(美作加茂) - 三浦 - (美作滝尾)            (訪問日: 2017/04/16)

 

津山盆地と加茂町の集落の間、加茂川に両側から山が迫る隘路に三浦駅があります。山際なので線路は県道から一段高い集落の中にあり、県道から分かれた旧道で一度斜面を登り、坂を下った先にホームへの入口があります。

駅舎は無くホーム上に待合室とその隣にトイレ、駅建設記念碑があります。駐車場はホーム盛土の下に10台程度(ただし契約車用のようです)、駐輪場は無し。券売機、自販機、食堂・売店などもなし。

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三浦駅ホーム脇には桜が並木に植えてあり、ちょうど桜吹雪となって散り始めた時期でした。

f:id:tkmov:20170424005502j:plain 津山方面の眺め

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f:id:tkmov:20170424005505j:plain こちらは鳥取方向

 

三浦駅は昭和38年に地元要請で設置された駅。待合室裏手にはその時の記念碑がたっています。今の県道6号沿いの集落の中で見ると特段大きな集落とは見えないのですが(失礼)、ここは日本原へ抜ける道との分岐点だし、その先には県境にかけて奥まで林道が入っているようですし、やはり林業の中継地か何かだったのですかね。そういう目で現場を見れば何か発見があったかも、と後から地図を眺めながら思うのでありました。

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昭和三年因美線の開通以来町内一致団結以而
関係方面に長期間請願愈々昭和三十八年四月
大願成就し当三浦駅は開通した此の歓びを記
念して茲に記念碑を建て後世に伝える
 昭和四十一年十月
   三浦町内会一同建之

 

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因美線:美作滝尾駅 (みまさかたきお)

(三浦) - 美作滝尾 - (高野)            (訪問日: 2017/04/16)

高尾駅を過ぎると因美線はR53から離れて加茂川に沿って北上し、物見峠を目指します。そして津山盆地がきれて加茂川が山を刻む直前に、美作滝尾駅があります。

滝尾駅は昔の風情を良く残した無人駅で、登録有形文化財です。(この先の若桜線の駅も多くが登録有形文化財に指定されています) 多くの無人駅では発券窓口がふさがれて事務室が見えない駅が多いのですが、滝尾駅では窓口も開いていて有人駅の時代の雰囲気が分かります。寅さんのロケ地にもなるのもむべなるかな、というところです。

券売機はなく、トイレは駅舎から少し離れて設置。自販機も駅舎には無く、広場の反対側においてあります。駐車場、駐輪場の区画は無いですが、駅前広場に車なら10台位、自転車も数十台程度なら停められそうです。

どうも駅舎の昭和前半期の風情を残すため、現代を連想させる自販機や車両等を駅舎から離すようにしているのでしょう。結果として下の写真の様に、駅舎だけ広場の中にポツンと佇むように建っていますが、なんか映画のセットのような感じで、果たして駅として良いことなんだろうか。線路と駅を訪ね歩いていると、確かに古風な駅に出会うのが楽しみではありますが、古風を保つためにこういう孤立した風景になっているとすると、少し違うような気がします。まあ、もしかしたら昔からこういう風景だったのかもしれませんが。 塩屋駅備後矢野駅、亀嵩駅のように生活に密着したままでも風情があると思うんですけどね。

 

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 ホームから鳥取方面を臨みます。ホームの先で線路がクランク上に曲がっているので、昔は対面ホームにもう1本線路があったのだと分かります。この日はホームから写生する人あり。

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因美線の駅にはいくつか、鉄道開業70年(S17)の記念碑の立っています。

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滝尾駅には木製の建物財産標が残っていました(木製を見たのは4つめですが、書式は亀嵩駅とおなじです)。このタイプは皆(亀嵩駅三保三隅駅も)、ホーム側の駅舎軒下についています(備中神代はたぶん移築されている車寄せに付いているので例外)。

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